映画「“それ”がいる森」 | 肉球でポン!

映画「“それ”がいる森」

1週間ほど前のことですが、怖がりなくせにホラー好きの姪っ子からこのホラー映画を観てくれと頼まれたのです。

 

変な依頼に聞こえるかも知れませんが、このホラー映画、評価が低いので観るほどではないが気にはなるので、人に観させて感想だけ聞こうというのが姪っ子の魂胆なのです。そんな評価が低い映画を自分も観たくはないのでスルーするつもりだったのですが、たまたま時間が空いたのでその魂胆に乗ってやろうと思いNetflixで観てみたのでした。





2022年、中田秀夫監督作品。

出演は、相葉雅紀、松本穂香、上原剣心、江口のりこ、眞島秀和、宇野祥平、松浦祐也、酒向芳、野間口徹、小日向文世、他。


田舎町でひとり農家を営む男を、元妻と東京で暮らす小学生の息子が突然訪ねて来る。同じ頃、近くの森では不可解な怪奇現象が立て続けに発生し、父と子も得体の知れない"それ"を目撃し...。

(Netflixのあらすじより)




得体の知れない“それ”の正体は比較的早い段階で見当がついてしまうのでわざわざ“それ”などと隠す必要もないと思うのですが、一応作品に敬意を表してネタバレはしないでおきます。笑


それはともかく、え〜と、これってホラーなんでしょうか、全然怖くなかったんですけど…苦笑

子供たちが“それ”に襲われ行方不明になる出来事が物語の主軸なので、あくまでも子供向けのホラーってことなんでしょうか?


ストーリー展開も安直だし伏線はバレバレだし突っ込みどころ満載だし子供向けというべきか子供騙しというべきかトンデモ映画の様相で、残念ながら大人が本気で観るホラーではなかったです。ジャパニーズホラーの第一人者である中田秀夫監督の作品でありながらこの体たらくは一体どうしてしまったのでしょうか…。


あと“それ”撃退のオチが有名な古典的名作からの流用ってのも頂けないですね…。一番肝心な部分なのでオリジナルのアイディアを披露してほしかったです。


ディスってばっかりなのもあれなので唯一良かった点も述べておきますと、相葉くんの息子役の子(上原剣心)が相葉くんに似ていて親子っぽく見えたことですね。日本の作品って意外にこういう点が雑で親子に見えないとか兄弟に見えないとかってことが多いように感じるので子役のキャスティングだけは評価したいです。(←制作側にその意図はなくただの偶然という可能性もありますが…)


まあ最初から評価が低いことを前提で観たのでハードルが下がっていた、というかハードルの高さがゼロだったので、最後まで退屈しない程度には観れましたわ…。


怖いもの見たさのお子様たちが観るには丁度良いホラー映画かもしれません。ホラー慣れした大人が観る場合は別の意味で怖いもの見たさになりますがね…苦笑




最近見た映画はこれ

 

Ameba映画部