映画「ケース39」 | 肉球でポン!

映画「ケース39」

Netflixで配信されていてちょっと気になったこの映画、先日観ました。

 

 

 

2009年、クリスチャン・アルバート監督作品。

出演は、レニー・ゼルウィガー、ジョデル・フェルランド、ブラッドリー・クーパー、イアン・マクシェーン、他。

 

心優しく一所懸命なソーシャルワーカーが、両親から虐待を受けた10歳の女の子を引き取ることに。ところが被害者に見えた少女には恐ろしい秘密があった。

(Netflixのあらすじより)

 

 

子供に "恐ろしい秘密" があって…という展開は、以前に観たホラー映画「エスター」と同じような感じかなと思って観てみたのですが、だいたい大枠では同じタイプの映画でした。

 

「エスター」の詳細まで覚えていないのであまり細かい比較もできないのですが、「ケース39」は全然ホラーぽくない雰囲気から始まって最初映画の内容を勘違いしていたのかと思うほどでした。そこから次第に保護された少女の秘密が明らかになる展開がやや雑に思えるくらいに駆け足で、テンポが良いと言ってしまえばそれまでですが、あれよあれよと話が進んでしまうので一歩立ち止まって怖さを感じるようなところ(間で感じる恐怖みたいなの)が少なかったのはちょっと物足りなく感じました。

 

それと、恐ろしい子供の能力や正体がイマイチはっきりしないのもモヤモヤしますね。

 

子供がキーとなる映画は子役が達者でないと興ざめなのですが、どちらの映画もその点は問題なく映画の世界観を構築していたと思います。「エスター」ではいかにも何かありそうな雰囲気の女の子でしたが、「ケース39」では全然普通に見える女の子なのでその見た目のギャップが逆に恐ろしく感じられる点は意外性があって良かったかも!

 

上にも書いたように駆け足で話が進むので、むしろ数話のドラマにした方が丁寧に描けて面白くなったような気もしますね。

 

「エスター」の方が全体的に良くできていたような気がしますが、本作もそれなりに面白いので両方観て比較してみるのも面白いかもしれません。