子供の頃、土曜日は本当にパラダイスだった。
午前中で授業が終わり学校から解放されるあの開放感。
そして次の日の日曜日が休みというあの自由感。
そして日曜日が来る前に
土曜日の夜の楽しみといえば『8時だョ!全員集合』か、『オレたちひょうきん族』だった。
恐らく70年代後期から80年代前半の
その当時の全国の子供や大人全員が楽しみにしてたんじゃないかなぁ。
小学校低学年の頃はドリフの『8時だョ!全員集合』が楽しみだった。
ドリフのエンディング曲『ドリフのビバノン音頭』を一緒に歌ってた。
小学校高学年から中学生くらいから『オレたちひょうきん族』が始まった。
丁度、80年代初頭だね。
そしてエンディングで流れていたのがこの曲EPOの『DOWN TOWN』だった。
やっぱり中学の時も土曜日は嬉しかったなぁ。
この曲が流れる頃は本当に一番好きな時間のMAXだった。
小学生は21:00過ぎると寝る時間になってたけど、
中学になるともっと夜の時間が長くなった。
ひょうきん族の後21:00から『池中玄太80キロ』も続けて見てたなー。
西田敏行さん演じる熱血写真家の池中玄太と子供たちの家族ものヒューマンドラマ。
面白かったなぁ。
そして夜中はラジオ。
ニッポン放送、鶴光の『オールナイトニッポン』も流行ってたね。
中学生になると夜、起きてる時間も長くなったし、興味の幅がどんどん広がったけど、
聞く音楽もグッと広がった。
だからこのEPOの曲も当時の僕にはスッとオシャレな曲としてINPUTされた。
EPOは1980年にこの『DOWN TOWN』でデビューしてる。
もちろん『DOWN TOWN』は山下達郎さんが在籍したシュガーベイブの曲。
その後もオレたちひょうきん族では『土曜の夜はパラダイス』がエンディング曲になり
当時はCM曲や曲提供でも沢山、EPOの曲がお茶の間に流れていた。
その中でこのCMソングも好きだった。
やっぱり今聞いてみてもいい曲だよな。
当時は歌謡曲と違う、ニューミュージックと言われていたけど、
現在はシティポップと呼ばれるに相応しい楽曲だしシンガーソングライター。
カーペンターズやビーチボーイズに傾倒しA&Mレコード系のアーティストの音楽に
傾倒していたようなので曲を聞いてそれがベースになってる事を納得する。
そして現在も活動されているEPOの情報はこちらでチェックしてみてね。
それにしても曲を聞いてると中学のあの頃を思い出す。
FM雑誌を買い始めたのも中学1年からだった。
当時FM STASHIONというFM雑誌でラジオ番組を邦楽洋楽全て
隈なくエアチェックしてカセットテープに録音していた。
北海道の田舎だったけど、学校の同学年でも音楽には詳しい方だったな。
そして詳しい友達とそういう開拓した音楽を貸しあったりしていた。
そういう開拓は今も変わらないんだなぁ。
今はインターネットで調べれば調べるだけ音楽が探せるし聞ける。
当時は情報がないから必死だったよね。
曲を聞くだけでそんなあの頃の記憶が色々甦ってくる。
やっぱり音楽にはそんな当時の記憶や当時の気持ちが解凍されたように
思い出させる力があるんだよね。
不思議だね。
そして改めて自分もそんな曲を作りたいな、と思うし、
そういう音楽に関われて良かったな、と思う今日この頃でした。
というわけで今週1/23(月)のおはよう854はEPOの『DOWN TOWN』をオンエアしました!
また来週もいい曲、いいアーティストをお届けしますのでよろしくね!!