前回の続き。
今回はさらにスピリチュアルにも絡めたお話です。
さて、
「スピリチュアル」かつ「ノンセク」
な方って一体どれほどいらっしゃるのでしょう。
昨日、ツイッターでそんな稀少な同士を発見し、
小躍りするほど嬉しいゆかりんです☺️🙌
わ〜〜初めて同じセクシュアリティの人と
やりとりしちゃった😊きゃっ的な、
忘れかけていた青春時代のような
甘酸っぱい感情がこみ上げましたw
それはさておき。
わたしはスピリチュアルに
足を突っ込んでからというもの、
頭のどこかでずっと劣等感のような
モヤモヤを抱えていました。
というのも、いわゆる
「性を解放して目覚める」
系の情報が結構な比率で溢れている
からです。
圧倒的多数を誇る通常の感覚の人にとっては、
腑に落とせる表現なのでしょうが、
ノンセクの立場からすれば、
「貴様のような非性愛者は
スピリチュアル劣等生だ!」
と烙印を押されるとともに、
オンナの悦びとキラキラの圧力の前に
なすすべもなくひれ伏すしかなく。
当時はそんな情報に触れる機会があるたび、
被害妄想全開でささくれて
いました
自分の中から力がごっそり奪われていくような、
もしくは存在を丸ごと否定されたような無力感。
この頃はまだ、自分にとって
非性愛という属性は隠すものでしかなく、
自ら多様性を狭めてしまっていたのです。
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さて、スピの情報に触れたことのある方だったら
性=生命、喜び、豊かさ、美しさ
のような定義(解釈)を、
一度は目にしたことがあると思います。
では狭義の性、いわゆる性行為
に対して閉じている我々ノンセク民は
生命力がなければ喜びも豊かさもなく、
醜くあるのかといえば、
全然そんなことはありません。
わたし自身の性自認は女性で、
かつおしゃれが大好き
ですが、自身を美しく飾ることは
自分のためであり、
決して男性の目を惹くためではありません。
スピリチュアルでいわれる「性」とは、
すなわち第二チャクラの司る
・創造
・生殖
・無から有を生み出すエネルギー
のことと置き換えるとピンとくる気がします。
だから素直に
性行為や生殖本能から肉体の喜びとともに
第二チャクラのエネルギーを
解放出来る人もいれば、
何らかの創造(自分の得意なこと)から
第二チャクラのエネルギーを
解放する人だっている。
クリエイターに性的マイノリティの方が
結構多いように感じるのは、
そのせいなのではないでしょうか。
ただ、人は肉体をまとう存在な分、
性行為のもたらす快楽や
胎内に子を宿すという
インパクトはとても大きい。
それに生殖は、生物である以上
自然に行われること。
そこが、性を重点的に取り扱って
語られる由縁なんだと思います。
わたしは個人的に絵や音楽、
人と人との繋がりや、ご縁のある人たちで
何かひとつのものを創り出すことと、
男女が交わり子を成すことは、
何ら変わりのないエネルギーのように
感じます。
無から有を生み出すことを、
人は誰しも無意識に実行しているのです。
ただ何が得意で、何が不得意か。
違いはそこだけ。
異性愛者が圧倒的マジョリティのため
世界の常識のように扱われているけれど、
非性愛者は「性行為」が極端に苦手なだけ。
他のセクシュアリティにしろ、
現在一般基準とされていることが
極端に苦手なだけ。
本当に、ただそれだけのことだと思います。
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今までは、
皆が同じ価値観であることが尊ばれたので
マイノリティの価値観自体
否定されがちでしたが、
これからは多様性の時代。
皆同じが当たり前の価値観で
塗り固められた窮屈な世界から、
「子どものことはうちに任せて!
でも代わりにあなたの得意なことを
お任せするからよろしくね」
というような、多様性溢れる自由な世界に
徐々に移り変わっていくのだと思います。
みんな違って当たり前。
何が得意で、何が不得意なのか、
そこに優劣をつけるから
おかしなことになる。
持っていない能力や属性は
生まれる時に自分が選んで
この世に持って来なかったもの。
それを欲しがらなくていいし、
無理して周りに
合わせなくていい。
あなたはあなた。
ただ1人だけの、
尊い存在なのですから。
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とはいえ、ノンセクシャルは
まだまだ今の世の中では
人から理解されにくいのも事実。
わたしも最初にカミングアウトした友人から
「心底惚れた人に出会ってないからだよ〜」
こんなニュアンスの言葉を
差し向けられたことがあるのですが、
今の世間と自分の価値観の違いを
彼女という鏡を通して
伝えてもらってるのかもなぁと
漠然と感じました。
他意がないのは承知の上ですが、
わたしがまだこの個性を受け入れて
あげられていなかった時の話なので、
意気消沈したこともまた事実です。笑
突き詰めれば、自らの内側に
ノンセクシュアルであることについて
どこか納得出来ていない部分があるからこそ、
こういう現象が起こったのでしょう。
あとは完全にあるがままの事実を認め、
自ら決めて生まれてきた要素なのだと
腑に落とし、少しの違和感もなく
統合していくだけです。
もしマイノリティであるあなたの周りに
否定的な発言をする人がいるならば、
おそらく自分の意識のどこかで、
マイノリティであることに劣等感を
抱いているからなのかも知れません。
ですが、ただそれだけのことです。
この地球上において、
ノンセクシュアルという
稀少な属性を含め、
そんな自分を丸ごと肯定して
愛していこうじゃありませんか
(肯定って打ちたいのにこのOSときたら
毎度エンペラーの方に変換してくるのは
何の呪いか😂
打ってて噴いてしまったことを白状します)
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「あなたはひとりじゃない」
前回お話した、
とあるノンセクの方のブログにあった
たった一言で、
自分の脚で立つ決心がつきました。
ノンセクシュアルであることに
うしろめたさを感じていたのは、
自分自身がそれを
否定してしまっていたから。
もし侮辱されるようなことが起きたら、
「あ〜、まだこんな重たい周波数が
自分の中にあったんだな〜(鼻ホジ)」
くらいの感覚で、
ユルりとブロック解除をし、
軽やかになってまいりましょう
この世は内側の意識を反映するマトリックス。
何か好まざることが起きた時、
意識を向けるべきは周りじゃなく
自分です。
いつも自分の内面に気を配り
平穏にしていきたいものですね🤗