整体師が教えるカラテ『達真空手』 『力禅』その1〜空(くう)〜 | 真崎明 監督ブログ

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力禅とは中国武術の站椿、ヨガ、ストレッチ、禅、基礎体力作り、そして自己整体の要素がミックスされた鍛錬方法です。

達真空手では一に力禅、二に力禅、三四がなくて五に力禅、というくらいに力禅を重要視します。これが、達真空手の基本なのです。

さて、今日はその『力禅』の中の第1番目の『空』(くう)をご紹介しましょう。

空は力禅の入り口、つまり門前に立ったようなものです。

力禅は意念(イメージ)が重要になります。

その本格的な力禅に入る前の準備力禅になるわけです。

準備とは言っても極めて重要な力禅で、骨盤の歪みを調整したり、猫背や頸椎(首の骨)の調整や呼吸法など様々な要素を持っています。

今日はこの力禅のやり方を特別に、ここで紹介します。

①まず両足を肩幅に広げて平行立ちになります。

②次に両手を重ねて腰に当てます。これが辛い人はお尻の両端に当てても構いません。

③最後に空を見るように顔を上げます。だいたい30度から45度くらい上を見上げます。この時、目を瞑っても開けていてもどちらでも構いません。

④さて、力禅は意念(イメージ)が重要になりますが、この「空」に関してのみ何もイメージはしません。つまり心を空っぽにして何も考えない、禅と同じように無になるということなのです。

静かに呼吸をしますが腹式呼吸をゆっくり行いながら何もかも忘れて空っぽにしてください。そのためにこの「空」だけは目を瞑っても良いのです。

実は無になることもまた、意念しなければ無であることは難しいことなのです。つまり、意識して何も考えないことが大切です。

雑念が入る時はその雑念が通り過ぎるのを待ちましょう。

「空」は3分から10分前後行うと良いでしょう。

全身の力を抜いてゆっくり腹式呼吸を行うわけですが、首が痛くなる時は軽めに顔を上げるようにしましょう。また、一度中断して休んでからまたやるのも良いと思います。

夜、部屋でやる時は電気を消して静かな中でやると良いでしょう。

心に平安が訪れて身体も軽くなり姿勢も良くなります。

どこか痛くなる時は力が入り過ぎだと思いますので脱力してやるように心がけてください。

さて、俳優の赤井ちあき君にモデルになってもらいました。以下の写真を参考にしてやってみてください。













真崎 明。

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