とうほうTVをプロデュースしはじめてから約半年、随分久しぶりに自分で制作する毎日です。

 勿論、周辺スタッフの養成もしているのですが、今はわたしと地元の人がまずは恊働し番組づくりの楽しさや面白さを「撮られることから」はじめてもらっています。住民ディレクターのずーーっと前段階の方々にテレビ番組を作ったり見たりすることがいかに楽しく地域づくりになっていくかを多くの普通の村民の皆さんに味わっていただくことを最優先しています。

 今までの住民ディレクター活動はとりあえず皆さんが撮る、編集するでした、そのサポートを15年間全国でしてきました。が、東峰村では私は住んでいるので基本的には毎日が一緒に制作する機会になりますから撮る、編集するのまだ前の段階の「撮られる人」と出会える機会がいっぱいあるわけです。わたしが撮る場合は編集しながら撮っているのでスピードは超速です。

 しかもディレクションも同時にやってますので完全オールインワン制作です。なおかつ地域づくりということが最優先で取材や編集をしてますから同時に6つのことを一気にやっています。2時間のテープは早回しで15分も見ればどこを使うか直観的にわかるので恐らく普通の人の30倍ぐらい速いはずです。勿論構成や総合的な完成度で判断して。

 一般の映像プロでもプロデューサーからディレクター、カメラマン、編集、司会、そして一番大事な地域づくりを含めて全部できる人はほとんど?いないのでひとつの企画をプロデュースから放送まで、そして地域づくり、なおかつ営業までというトータルの速さは恐らくダントツです。

 このすべてのプロセスの同時進行オールインワン制作のノウハウをこれから「とうほうTV」を応用して全国の皆さんに研修や大好きなOJT(現場で実戦をしながら身につける)を通してお伝えしていこうと計画しています。さらにはICTといわれる情報通信技術の簡単プラットフォームも同時に活用しながらです。

 東日本の復興にもお役に立てるようにこれまでの列島行脚で習得して来た地域づくりと情報受発信が一体となったダイナミックな動きをはじめます。