とうほうTVの事業の整理時期なので少し集中して編集していますが最近ドキュメンタリー番組の本質がわかってきました。テレビ局で知らず知らず学んだ手法のいかにごまかしが多いことか!?とうほうTVで作るドキュメンタリーは人々の息づかいに溢れています。

 ナレーションがいらないのです。コレはずっと持論ではありましたが実際にとうほうTVはナレーションがいらないドキュメンタリーのオンパレードです。テレビ局時代につくっていたものは今はハッキリとドキュメンタリーではなくフィクションをベースにしたドラマのようなものだとわかります。ドラマの手法まではいきませんがフィクションに満ち満ちたドキュメンタリー風番組とでも言いましょうか。

 あまりにも作り込んでいました。日本で最初の放送評論家志賀信夫さんが世界初のドキュメンタリーは郵便夫さんの一日を追ったものだったといわれていました。当時はなるほど!と手を打ったものでしたが今振り返ればまだまだわかっていませんでした。とうほうTVはそういう意味では「郵便夫の一日」に満ちています。

 要はその人のある時間の正確なダイジェスト版とでもいうようなものです。地元の住民ディレクターのみなさんがだんだん制作する番組が増えてくるに連れてそこが見えて来ました。面白くワクワクする毎日です。