
このブログにしろ、八百万人紀行http://www.yaoyorozu-hito.jp/
にしろ耳慣れない(目慣れない?)ことばが次々と出てきています。今回の「一筆描きCM」もそうですね。プロのテレビ局や制作会社がつくるCMとは明らかに違うのですが、発想としてはCMなのでこのあたりの表現をどうするか、を考えてまずはこういう表現にしたものです。
簡単に説明すると商店街の(商店主)住民ディレクターが自分の店、もしくは他店にカメラを持って入り、約1分間で店の特徴や売りをインタビューしながら商品や店、そして一番大事な店主の人柄を一気に撮る、というものです。失敗や取り直しが基本的にはないので「一筆描き」といい、凝ったCMではないのですが、人柄で店や商品を見せていくのでコマーシャルではあるのです。
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のトップ動画でお見せしているのは手作りパン屋さんですが、CM自体には顔が出ていません。5時間ライブで店主が出演しているので顔がわかりますし、1分CMだけではなく全体的な店主の個性と人柄、「乳化剤の使い方自体を知らない」という話しっぷりで自然派商品ということもその本音の会話でみえてきます。
いかがでしょう?このCMは簡単にできるようで実はそれなりのノウハウが必要です。住民ディレクターの核になっているお付き合い取材が大きくものをいっているのです。杉並TVの代表高橋明子さんがこの2年ほどかけて商店街の方々とじっくりお付き合いしてきたからこそ可能になったCMです。
ライブもそれとまったく同じでお付き合いという基本があるので5時間という時間があっという間に楽しく紹介できるノウハウになっています。