
必要があってここのところ毎日のようにパソコンを触っています。勿論日頃も触るのですが、メールやネット情報を調べるぐらいのことがほとんどです。今回はちょっと長い番組制作をしているので、パソコンでの編集が主なところです。しかし、日々の付き合いぐらいなら気にならない関係も本格的に編集したり、DVDにしたりすると結構付き合いも大変です。
5分ものぐらいの編集は短いだけに構成などの決めが大変ですが、物理的な作業は短いなりに手間は少なくてすみます。しかし、VTRの長さが30分以上にもなるとパソコンも思うように動いてくれません。特に最近はいろんなソフトを入れてしまったので、どうも編集ソフトに影響しているらしく、まっとうに動いてくれません。こうなると膨大な時間を使うことになってしまいます。技術はあまり得意じゃないので、ちょっとしたことでひっかかってしまうと動けません。パソコンも動きません。
編集は基本は構成力、構想力の勝負でここが決まれば物理的作業は早いはずなのですが、機械がヘソを曲げると早いはずの作業が遅々として進みません。今回はこの1週間ほどこれに随分振り回されました。実は今日もまだ続きをやっていて、いつもなら技術者にさっさと任せて次に行くのですが、どうも不思議と今度のは自分でやろうとしています。なぜなのか?内容にこだわりがあるからか?と、いうとそういうものではなく、逆にこのパソコンと挌闘することを選んでしまったようです。昨日もさっさと勝負をつけようと量販店で必要な部品や機械は全部買ってきたのですが、うまく動いてくれません。
だんだん嫌になってはいるのですが幸いこの仕事のヤマは越えているので、少しこだわっています。なんというか、ここで抜けられると、多くの機械苦手な住民ディレクターの皆さんに何か役立ちそうなことがあるような気がしているのです。結果が出ないとわかりませんが、そういうわけで、赤坂見附のお堀の水や心地よい緑に励まされ、パソコンとの格闘を続ける日々です。