久しぶりに大分にお邪魔した。大分はこれまでに何回も書いているように若い頃鍛えられた土地だ。ハイパーネットワーク社会研究所というCANフォーラムにもご縁がある機関の講演会だった。大分は今年国体があるのでくまもと未来国体の話もしたがすでにあれから10年がたっている。国体の時は国体終了後のまちづくりに、2年間で鍛えた住民ディレクターの企画力を生かしてもらおうと考えた。前年から住民ディレクター講座をし、国体年はFMラジオ局を県庁内に作り1日13時間生放送、民放のニュース番組も毎週金曜日に25分という独自放送をしていた。その後、私が理事長になり作ったNPOくまもと未来がこのときの皆さんの基地となって今も続いている。まさに10年後、20年後をイメージして動いていたのだ。規模はずっと小さいしNPOそのものの活動も小さいが、メンバーが自分の地域や団体で活躍する場面は確実に広がっている。起業家も出た。大分は近いので何かお手伝いができればと思う。
  大分の老舗のトキハデパート(写真)も縁あって昔はCMを作らせていただいたこともある。全くローカルな話だがおひな祭りが終わった今はすでに5月人形のCMコンテが上がっていて撮影も終わり、編集仕上げだ。しかしデパートのCM作りは大変だった。その頃まだ私はサラリーマンの経験もなく、武者修行中の身だったから、デパートでサラリーマン組織の硬さを学んだようなものだった。今日は宿泊したホテルが近かったのでトキハデパートに寄ってみたが、もしかしたらTOSテレビ大分にはすでに五月人形のCMが流れているのかもしれない。昨日も技術者お二人が来てくれていたがTOSテレビ大分とは日テレ系列でお仲間もいた。そうそう大分は不思議なことに行政に型破りな方が多い。というか、そういう人と出会うのか?昨日も県庁のIT関係課の山戸課長さんはその匂いがぷんぷんした。こういう人とはすぐに気が合う。次々とアイデアや課題が出るが、こちらも解決策が浮かぶ。となるとやってみたくなる。アイデアだけというのは私の商品にはなくて、出たアイデアは実戦で証明するというのが仕事だ。行政マンとはいっぱい付き合ってきたが、実戦型の人は住民ディレクターの発想が身体でわかっていただける。話していても相手の身体が反応するのだ。すでに動いている。今月は佐賀にも行くので少し九州に通う??ことが増えるかもしれない。何しろ熊本にはまだ今年は3日しか戻ってないので・・・。