リニア・鉄道館に展示される100系 | コントレイル

続いて100系。

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123形-1、俗に言えば100系0番台です。量産1次車として1986年に製造されました。

123形-1は"暫定G編成"として2階建て2両と平屋2両を除く12両編成で落成し、こだまで運用を開始しました。


なんか久々にオリジナルの100系を見たな~。

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その後2次車として落成した2階建てを含む4両を加えた上でX2編成へ改編し、

いよいよ花形の博多ひかりとして運用を開始。東京~博多往復という1日2,000kmを超える運用が続きました。

もっとも連日の過酷な運用の為か、新幹線車両としては比較的短命な車両でもありましたね。

このX編成は東海道0系の引退の翌月に段階的に廃車が始まったそうです。

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後方には168形-9001が連結されています。

この車両は100系の先行量産型のX0編成として1985年に製造されました。

その後X0編成は量産型化改造が施行されX1編成に改編され、1999年まで運用。

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車内は公開に合わせて入念に清掃・リフレッシュが施されたのか、新車のようにピカピカでした。

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とても四半世紀前の車両とは思えないくらい、機能的にデザインされた普通車腰掛。

当時としては3列回転可能な油圧フリーストップリクライニングシートは、非常に画期的な設備だったのでしょう。


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現役を退いた1999年当時の状態がほぼ維持されています。

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続いて食堂車へ行ってみます。

X編成は1998年には早々とひかり運用を300系に明け渡し、廃車までの1年間はこだまとして運用されました。

食堂車非営業のままこだまとして東京~新大阪を往復する姿は、どことなく哀愁が漂っていたのを覚えてます。

(当時中学生でした)

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という訳で食堂車です。X編成の食堂車は初めて入りました。

(V編成の食堂車は利用した記憶があります)

今まで写真だけでしか見たことなかったので、感激です。


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食堂車壁面の化粧板には、東海道本線を走り抜けた代表列車のエッチングが装飾されています。

100系はまさにその東海道の伝統を正当に受け継ぐべく登場した車両で、

日本を代表し、そして世界に誇れる車両であったことは、間違いないでしょう。