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政府が推奨する新型コロナウイルス感染症対策を要約すると次の3つだ。
①「3つの密(密閉・密集・密接)」の回避
②正しい手洗いと洗っていない手で目、鼻、口などを触らないこと
③咳エチケットの励行
(イラスト:官邸HPの『一人ひとりができる新型コロナウイルス感染症対策は?』より)
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html
特に、日本人なら当たり前になったマスクの着用はこのすべての項目に大きな効果があるようだ。
多くの人がマスクを着用し、手洗いや消毒を励行し、ソーシャルディスタンスを意識してきたから、わが国は世界から称賛されるほど犠牲者を少なく抑えることができている。
そして、国民の多くは、これらの対策をきちんと行えば感染リスクを低くできることをとっくに知っている。マスコミの煽りや不正確な情報に戸惑いながらも様々な知識を得るとともに、自粛期間や解除後の「新しい日常」の中でどんな行動がリスクが高いかを体得してきた。
3つの密の中でも『密接』が接触感染や飛沫感染の可能性が特に高く、満員電車のように会話がほとんどない環境での感染は案外少ないことも分かってきた。
私は結構混んでいるスーパーマーケットでどのような行動をとればいいのかも分かる気がしている。
だから、ちゃんと3密対策をしていると思えるレストランなら家族と食事に行くし、秋にはGoToトラベルキャンペーンを活用した旅行を予約した。
飛行機も新幹線も十分な対策をしているそうだし、上記の対策をするつもりだから不安は感じない。
ただ、緊急事態宣言が出ているころに息子が近くに来たから寄ると言ってきた時は、会いたいけど今回はやめておこうと断った。
彼は多少感染リスクの高い仕事をしているからだ。
そういう観点からは、GoToトラベルより帰省のほうが当然リスクが高く注意点も多い。
だから、西村大臣は次のように注意を喚起した。
“家族で観光”と“祖父母に会う”では事情変わる 西村大臣
NHK 2020年8月3日 19時06分
西村経済再生担当大臣は、記者会見で「家族で観光地に行き、感染防止策を講じて過ごす分には、何か問題があるわけではないが、家族で、おじいちゃん、おばあちゃんと会う、あるいは一緒に過ごすとなると事情が変わってくる。感染防止策を徹底してもらうとしても、皆で食事をすると飛まつが飛ぶことになるので、十分注意してもらわなければならない」と述べました。
そして、今週中にも専門家による分科会を開くとしたうえで「分科会のメンバーの鳥取県の平井知事からも問題提起がされているので、分科会で議論してもらい、政府として方針を示せればと考えている」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200803/k10012548721000.html
しかし、これに対してこんな的外れの批判をするアレな連中がいる。
西村氏は規制はダメとはひと言も言っておらず、「行動を控えるのではなく、逆に感染防止策をしっかり講じてください」と訴えている。
旅行が観光か帰省かに関わらず、道中や訪問先でとるべき感染防止策は上記のとおりなのである。
しかし、帰省で普段は離れているおじいちゃんやおばあちゃんと食事などで話が弾むのと、一つ屋根の下で暮らしている家族が一緒に食事をするのではリスクの程度が違う。
政府が推奨する感染防止策は「その場に自分も含めて感染者がいる」という前提のものだ。
その観点なら、おじいちゃんやおばあちゃんは久しぶりに会った孫を抱きしめて頬ずりしたいだろうが、それは控えたほうがいい。一緒に暮らしている孫とは違うのだ。
大臣はまた、帰省の際の注意点や対策などに関して専門家の意見を聞くとも述べており、具体的な対処法が示されるだろう。それを見て、今年の帰省をあきらめる家族、あるいは大丈夫だと考えて出かける家族もいるだろうし、それとは関係なく自分たちの判断ですでに決めている人もいるだろう。
日本人の民度なら、それぞれの基準で自分で判断すればきっとうまくいく。
感染者数はなかなか減少に転じないが、爆発的な増加からは程遠いし重症者や死亡者数も同様だ。経済活動と感染防止のバランスは結構うまくいっているのである。
(以上)
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