拉致問題が動き出す? | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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昨日の産経新聞朝刊(大阪版)1面に掲載された『拉致解決 トランプ氏、正恩氏に迫る』との記事が目を引いた。トランプ大統領が想像以上に強くこの問題の解決を迫り、その結果、相当突っ込んだやり取りになったことが分かってきた。

トランプ氏、拉致で「顕著な進展ない」と金正恩氏追及
産経 2019.5.16 17:46

 ベトナムのハノイで2月下旬に行われた2回目の米朝首脳会談の席上、米国のトランプ大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に対し、拉致問題への取り組みについて「顕著な進展を見せていない」と迫り、金委員長が言い逃れを繰り返すなど緊迫した場面があったことが16日、分かった。米側は「拉致」を核・生物・化学兵器放棄と同水準の問題と位置づけ、厳しく対応を求めたという。

 トランプ政権高官が日本側関係者に明らかにした。

 金氏は、日朝間の課題として「拉致問題」があるとの認識を示し、安倍晋三首相と「会う用意がある」と表明したが、米側の妥協しない姿勢が金氏の態度変化を引き出したとみられる。

 米高官によると、会談初日の2月27日、拉致問題を切り出したトランプ氏に対し金氏は話をそらし続けたという。初日の会談後、部内の検討会でトランプ氏は金氏が終始、拉致の話題から逃げたことに触れ、「これでは(中身のある回答を約束した)安倍首相に伝えることがない」との認識を示し、米側は2日目も拉致問題への対応を強く求める方針を確認した。

 米側は28日の会談で、金氏に(1)核・生物・化学兵器と弾道ミサイルの完全放棄(2)深刻な人権問題の解決-の2点を実行する代わりに「経済的繁栄」が得られる「ビッグディール」案を提示。この際、拉致問題を「人権」領域の中核的課題に据えて譲らず、金氏は「拉致」をめぐる「実質的な討議」(米高官)に追い込まれる形に至ったとみられる。

 会談同席者は金氏の様子を「これ以上、拉致問題を回避するのは不可能だと感じたようだった」と受け止めたという。

(以下略)
https://www.sankei.com/world/news/190516/wor1905160036-n2.html


この情報の出所はトランプ政権高官となっているが、トランプ大統領の関係を考えれば、安倍総理はとっくの昔に詳細を知っていたはずだ。
だから、このタイミングでマスコミに流したのにはもちろん意図がある

そして、この情報からはトランプ大統領が拉致問題を非常に重要視していることが分かる。
一回目の会談時にも、この問題での進展を強く促していたからこそ、二回目の会談で「顕著な進展を見せていない」と迫ることになったのだろう。

しかも、話の中身はかなり具体的なものだったことも伺える。
金委員長は米側が北の核開発の実態を自分の認識よりはるかに詳細に北の核開発の実態を把握していて驚いたと言われているが、拉致問題についても同様に感じたのではないか。

金委員長は会談前にはトランプ大統領がこの問題をこれほど重視しているとは知らなかったようだ。

非核化だけではなく、この件までトランプ大統領からこれほど厳しく追及されるとは思わなかったのではないか。
彼は、非核化の問題と同様に、拉致問題についても甘い見通しを持っていたのである。

つまり、金委員長は会談前に正確な情報を掴めていなかったということだが、それに関連して、月刊Hanad6月号の『朝鮮半島通信』で重村智計氏は次のようなことを書いている。


 公安関係者によると、北朝鮮工作機関につながる在日の組織が、平壌に「安倍はいつでも動かせる。我々の思うままだ。安倍が膝をかがめ、日朝首脳会談を我々にお願いしてきた」と嘘の報告を送ったという。

 だが、金委員長は総連からの情報を信用せず、「総連は主席と総書記にウソ報告ばかりしてきた」と述べている。総連の嘘がばれているということは、本当の情報を握っていることになる。そのため、官邸周辺に北朝鮮工作機関の手先がいるのではないか、と危惧する声も出ている
(同書 207ページ)


これを読んだときは、官邸周辺にも北の手先がいるのかと驚いた
しかし、今回の産経記事で金委員長に正しい情報を与えていたのは、総連でも文政権でもなく、米国だったことが分かった。

もちろん、安倍総理とトランプ大統領は情報を共有していることは金委員長も知っている
つまり、官邸周辺の工作員というのは安倍総理だったことになる(笑)

冗談はともかく、金委員長は総連や文大統領から甘い見通しを聞かされていたことは間違いない

その結果、安倍総理から詳しい説明と要望を受けていたトランプ大統領から想定以上の厳しい迫り方をされたのである。

いまや、金委員長は、下から上がってくる情報、総連や文政権からの情報より、安倍官邸やホワイトハウスの発表やトランプ大統領のツイッターのほうが信頼できるのではないか。

だから、産経の記事はそんな金委員長へのメッセージの一つとも考えられる。

金委員長は総連も韓国も交渉担当者もだれも信用できなくなっているのなら、安倍総理と直接話し合えばいいのだ。
そのために、安倍総理は「前提条件をつけずに」と手を広げて待っている
北の明るい未来を描くための提案を用意でき、誠実で約束を守る安倍総理に相談すればいいのである。

(以上)
 

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