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月刊Hanada7月号を早速購入したが、今月号も読みどころ満載だ。特に、有名ブロガーの藤原かずえさんの名が長谷川幸広、小川榮太郎、阿比留瑠比といったおなじみの論客と一緒に表紙に並んでいるのはなんとなくうれしい。

藤原さんの『バカ野党の象徴、柚木道義議員』はツイッターやブログをフォローしている人には既知の内容かもしれないが、改めて読んでも面白い。多くの読者にとってこれまでにない切り口が新鮮で興味深いのではないか。


月刊Hanada2018年7月号

氏は先月号にも『望月衣塑子は記者失格』を寄稿されているが、今月号の「読者から」に早速69歳の読者からの反響が届いている。独自の手法で、狂乱状態のマスコミや野党のねつ造や印象操作を冷静かつ的確に分析し、暴く新しいタイプの論客の登場である。

ただ、表紙に出てくる名前を見ると、藤原かずえさん以外はおなじみの顔ぶれが多い。しかも、月刊Hanadaと並んでいるWILLや正論にもおなじみの名前が並んでいる。また、ここ何ヶ月かの各誌を見比べても、出てくる名前は結構限られている感じなのだ。

つまり、強大な権力であるマスコミの異常な報道を検証し告発する言論人が少ない。圧倒的な情報量でウソを本当らしく印象づけられるマスコミの巨大さに比べてあまりにも少ないのである。今月号の小川榮太郎さんはこの点について次のように述べておられる。


 森友・加計以来の安倍叩きが、事実に基づかぬ報道側のスキャンダラスな倒閣運動だという最も基本的かつ客観的な事実を告発し続けているのは、「月刊Hanada」をはじめとする保守系の月刊数誌のみだ。他の媒体では夕刊フジ、櫻井よしこ氏の「言論テレビ」、「虎ノ門ニュース」など若干のネットメディアに過ぎず、しかもそれらで発信を続けている言論人は、おそらくせいぜい二十人前後である。
(月刊Hanada 7月号 P48)
 

小川氏が言う二十人前後が誰を指すのかは不明だが、このごく限られた発信場所ですら同じ人が掛け持ちしなければいけないほどきちんとした論説が書ける言論人が少ないことはたしかだ。藤原さんのような新しい論客がもっと増えないと企画も大変ではと余計な心配もしたくなる。

最近は朝日新聞OBなども仲間に加わりつつあるが、現在の異常なマスコミ界の中からの告発はほとんどない。マスコミで報道や言論活動をしている記者は一部の例外を除いて、ほとんどが口をつぐんでいるか、何も感じないでいるのだ。

そんな実情を小川さんは次のように指摘する。


 だが、朝日が潰れるかどうかは問題のごく一部でしかない。この新聞社の狂乱の最中、他のマスコミや圧倒的多数の言論人たちは一体何をしていたのか。そしていまなお、いったい何をしているのか。

 産経新聞を除く大手マスコミが、朝日新聞の「疑惑の捏造」に対して疑問視し、独自に検証し、厳しく窘(たしな)めた例を私は寡聞(かぶん)にして知らない。

 そしてまた、有識者、言論人と称する無数の物書き諸氏もこの土俵に乗ってしまい、土俵そのものの異常さを告発する声は僅(わずか)だ。 
 これは極めて危険な事態ではないか。



 だから私は言いたいのである、他の言論人たちは一体何をやっているのですか、と。

 世論への強大な影響力のある「嘘」に対して、「それは『嘘』だ」と言い続けることが、なぜ日本の言論人たちにはこんなにもできないのか。


 民主主義の基盤を破壊し続けている巨大な構造物であるマスコミを、ほとんどの言論人が容認し、その偽りの構図に乗ってしたり顔、の論評をする人たちばかりが、主流はメディアに登場する。

 朝日が狂気というより、この構図が狂気なのである。

(同 P49)


同様の危機感を感じる人は多いのではないか。

これだけ、報道が歪んでいるのに内部からは何も聞こえてこない。
東京新聞の中で異色を放っていた長谷川幸広さんなどは例外中の例外で、この異常な言論空間の中で声を挙げる記者やスタッフは見たことがないのである。

テレビでは局の意を受けた芸能人やコメンテーターが幅を利かし、番組のひずんだ意図に合わせたコメントを吐く。ジャーナリストまがいのMCや解説者がそれを引き取って根拠なくお墨付きを与えるから視聴者はそれを信じる。そうして、台本通りに印象操作が進むのである。

それが、一部の番組なら批判が殺到する内容でも、あちこちの番組で似たようなことを言い続けるから影響力は非常に大きい。残念ながら、月刊Hanadaなど保守系のメディアが一時より勢いがでてきたといっても、テレビや新聞の圧倒的な発信力にはとてもかなわないのである。

だから、小川氏は現状に疑問を感じているマスコミの中の人や、コメンテーター評論家などに呼びかけているのである。

長谷川氏が結局は東京新聞をやめることになったように、記者が内部から声を挙げ、社論と異なる記事を書くのは決して容易なことではないだろう。社論や上司に逆らう記事は掲載してもらえないし、出世どころか干されてやめざるを得なくなるかもしれない。

しかし、いきなりそれが無理でも、ペンネームで雑誌やネットの言論サイト、ツイッターなどのSNSなど、異論を発表する場はたくさんあるではないか。沈みゆく泥船にしがみついているより、小川さんの呼びかけに応えて「歪められた報道」を糺すべきである。

小川さんのいう「偽りの構図」にすでにどっぷりとつかっている言論人は手遅れかもしれないが、若い記者や放送スタッフならやる気になればできるのではないか。
狂気の構図に疑問を感じている心あるジャーナリストが声を挙げることを強く望む。

(以上)
 

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