万年野党の三ツ星議員 | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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最近はあまり盛んではないかもしれないが、昔は提案制度を採用している会社が多かった。
ちょっとした思い付きでも提案用紙に書いて出せば最低でも100円の報奨金がでるからブログ主も若いころはせっせと書いて出した時期がある。

その提案が採用されて大きな改善や新製品誕生につながるケースはまれだが、この制度の狙いは問題意識や改善意欲を高めることだからそれでいいのである。
ただ、次々と上がってくる膨大な量の提案を審査するのは結構大変だ。

ブログ主も審査する側に回った時期があるが、その膨大な量をすべて読み、講評と評価をつけて送り返すのはかなりの労力なのである。こちらから見て素人の願望レベルと思っても、書いた方はすごいアイディアだと思っているかもしれないから、おろそかにはできない。

本来の業務の他にそれをやるのは結構大変だったが、できるだけ丁寧に対応するように心がけたものである。しかし、その膨大な量の提案への回答がすべて経営会議の決裁を受けなければならないとすれば、本来の仕事などどこかに吹っ飛んでしまう。

いま、野党議員の『セクハラ罪という罪に関する質問主意書』が話題になっているが、この質問主意書の実態はもう少し知られた方がいいと思う。

特にこれを提出した逢坂氏など一部の議員が連発しているものは、行政に無駄な労力を使わせるという点で非常に悪質だ。

ただ、誤解のないように先に言っておくと、中には例えば次のような意味のあるいい質問主意書もある。


竹島問題に関する質問主意書
提出者  亀井亜紀子

http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a196059.htm


このように真面目で有意義な質問書を提出している議員もいることはいるのである。

『セクハラ罪という罪に関する質問主意書』については、SNSでも多くの人が取り上げているので内容にはふれない。ただ、どんなアホな質問でも関連する官庁が質問項目すべてに答える答弁書を作成し、閣議決定までする必要があることは指摘しておきたい。

この質問主意書が話題になったのは、このルールを知らない朝日新聞記者が立憲民主党の公式ツイッタが勘違いして「こんなことまで閣議決定か・・」のように反応したからだ。
もっとも、当の逢坂氏にすれば、それを狙ったのだから”してやったり”かもしれないが。

これはメガブログ『パチンコ屋の倒産を応援するブログ』さんの記事で知ったのだが、質問主意書の提出回数は野党議員の勲章になるらしい。そして逢坂氏は、あの田原総一郎が主宰するNPO「万年野党」から『三ツ星議員』の一人として選ばれているというのだ。


パチンコ屋の倒産を応援するブログ『改めて整理するとやっぱアイツらいない方が良い』
https://ttensan.exblog.jp/26803514/


その「万年野党」のホームページに掲載されている第195国会(昨年11月1日~12月9日)での三ツ星議員とその選定方法は下記のとおりだ。
老害、田原総一郎はこんなところでも政権運営妨害に加担しているのである。






このメンバーの中でいい意味で異質なのが維新の足立氏や浅田氏だ。彼らは質問主意書の件数ではなく国会質問などで点数が高いのだろう。一方、逢坂、玉城、山井の各氏は質問主意書の件数が異常に多く、特に逢坂氏は今国会(1月22日召集)でも断トツに多い。

例えば召集日の1月22日付だけで5件、翌23日に3件、24日に1件、25日は1件、29日4件と立て続けに出している。1月は衆議院だけで40件の質問主意書が出ているが、そのうちのなんと14件(35%)が逢坂氏なのである。


質問主意書・答弁書一覧(第196国会 衆議院)
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/menu_m.htm


質問主意書は5月17日現在で305件も出ており、そのうちの何件が逢坂氏のものなのかまでは調べていない。ただ、1月の比率だと10件を超えることになる。(数える気もしない)そして、その内容は例えばこんな感じだ。


安倍総理の伊勢神宮参拝に関わるLINEでの発信に関する質問主意書

 平成三十年一月四日、首相官邸のLINEの公式アカウントで安倍総理は、「安倍晋三です。伊勢神宮に向かう道中、新幹線から美しい富士山が見えました」(「本発言」という。)と発信している。

 静粛な環境の下、歴代の総理大臣が年頭にあたり伊勢神宮に参拝することは、社会通念上、国民に受容されていると考えられるものの、その行動を首相官邸のLINEの公式アカウントで告知することは、伊勢神宮の活動に関する助長、促進につながるものと考える。

 このような観点から、以下質問する。

一 歴代の総理大臣が年頭にあたり宗教施設である伊勢神宮に参拝することは、社会通念上、国民に受容されていると考えているのか。政府の見解如何。

二 本発言が発信されることで、伊勢神宮への参拝者が増加し、特定の宗教施設の活動を援助、助長、促進するものではないのか。政府の見解如何。

三 本発言をLINEで発信することは、「昭和四六(行ツ)六九 行政処分取消等」(最高裁判所大法廷判決 昭和五十二年七月十三日)でいうところの、「当該行為の目的が宗教的意義をもち、その効果が宗教に対する援助、助長、促進又は圧迫、干渉等になるような行為」に該当し、日本国憲法第二十条に反するのではないか。政府の見解如何。

四 静粛な環境の下、内閣総理大臣が年頭にあたり伊勢神宮に参拝することは、社会通念上、国民に受容されていると考えられるものの、その行動を事前に、首相官邸のLINEの公式アカウントで告知することは、伊勢神宮の活動に関する助長、促進につながり、不適切ではないか。政府の見解如何。

 右質問する。

http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a196003.htm


総理がお伊勢参りをしたとLINEで発信したことが伊勢神宮の活動に関する助長、促進につながり、不適切で憲法違反だというのである。トンデモな言いがかりである。
しかも、憲法解釈がからむから答弁書作成の大変さは素人でも分かる。

また、こんなのもある。
あまりにあほらしいから、冒頭の部分だけ引用する。


北朝鮮のスリーパーセルの活動に関する質問主意書

 平成三十年二月十一日、フジテレビの「ワイドナショー」に出演した東京大学に所属する国際政治学者は、米国と北朝鮮の間で戦争が起きた場合、金正恩が殺されたとしても「スリーパーセル」という組織が活動すると指摘した。


(以下略)
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a196092.htm


コメンテーターのテレビでの発言すら政権運営の邪魔をするネタになっている。国会中継のある質疑ではとても出せない内容でも、質問主意書として提出すれば「万年野党」の点数稼ぎになるし、政府の時間を奪うという目的も達せられるのだ。

また、逢坂氏は2月16日にはこんなのも提出して、内閣や官僚の時間を奪っている。


未確認飛行物体にかかわる政府の認識に関する質問主意書
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a196084.htm


会社の提案制度では、工場のロボットがまだ珍しい時代に「おそうじロボット」の提案が何件かあった。これはいつか実現すると思ったからそれなりの評価をつけたが、UFOとは、、、
こんな会社の提案でも見たことのないレベルの低い質問書でも閣議決定が必要なのである。

逢坂氏の最新の質問は『北朝鮮の核施設の廃棄式典において日本が蚊帳の外に置かれている理由に関する質問主意書』(5月14日)だ。
まだ質問内容は公開されていないが、タイトルだけでお腹いっぱいである。

彼に次いで質問主意書が多そうなのが初鹿明博氏だが、彼には例えばこんなのがある。


大学入試センター試験の「ムーミン」に関する設問に関する質問主意書

 大学入試センター試験の「地理B」でアニメ「ムーミン」と「小さなバイキング ビッケ」の画像を示し、舞台となった国を問う設問が出題されたことが報じられ、回答の根拠があるのかが話題となっています。
 この問いについて新聞報道によると、独立行政法人大学入試センターは「知識・思考力を問う設問として支障はなかった」という見解を示しています。


(以下略)
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a196019.htm


あほらしさで逢坂氏といい勝負である。しかも、これもマスコミ報道からひねり出した言いがかり質問なのだ。

立憲民主党など野党は、ネタ不足で何を質問していいかわからないから国会をさぼっていた。
そして、その間もこうして政権の足を引っ張り、官僚イジメを続けていた。

彼らの質問主意書の程度の低さとその乱発による弊害はもっと知られるべきである。

(以上)

 

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