焦っているのは金正恩 | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

安倍晋三応援ブログです。
やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじです。

人気ブログランキングに参加しています
応援をよろしくお願いします。

 
人気ブログランキングへ

 

 

昨日午後に書店に行ったら、同年代の爺さんが月刊Hanada6月号を手に取ってカウンターに向かうところだった。最近は新聞の全面広告や電車の中づり広告が目立つようになっており、ネットに弱い世代の読者が増えているのかもしれない。

販売当日なのに売り場には数冊しか残っていなかったから、6月号も順調に売れているようだ。このような雑誌を読む高齢者がもっと増えれば、オールドメディアに騙され続けてきた世論が大きく転換する日もそれほど遠くない気がする。

今月号も読みどころ満載だが、中でも重村智計氏の【緊急拡大版】「日本は蚊帳の外」論に騙されてはいけない!が特に興味深い。これまでのトランプ大統領やボルトン補佐官の発言を元に、米朝会談での両首脳のやり取りを予想してみせているのだ。

その架空会談の一部をご紹介。
尚、( )内は「心の中の本音」だそうだ(笑)


トランプ「あなたの要求は何か(非核化を明言すれば、対応してもいい」

金正恩 「在韓米軍撤退と米朝平和協定、制裁緩和、南朝鮮への米国の「核の傘」の放棄だ(在韓米軍撤退と平和協定は、父も祖父もできなかった。それができれば、偉大な業績で軍を説得できる。それなしで非核化に応じれば、軍に殺される)



この通りだとすると、絶対的な独裁者であっても、交渉の手順を間違えれば殺させるのが北朝鮮という独裁国家ということになる。その後も二人のやり取りは続き、トランプが「制裁解除は非核化のあとだ。いやなら、これで交渉を打ち切る」と言い放って席を立つ。

さらに重村氏は次のように続ける。


 こんな情景まで見える。

―大統領が席を立ち、入り口に向かうと、金正恩が追いかけてきて服の袖を掴んだ。英語で「もう一日交渉に応じてほしい。必ず合意する」と他に聞こえないように、耳元で囁いた。



そんなにうまくいくのかとは思うが、英語で囁くあたりに妙にリアリティがある。
交渉が決裂して困るのは制裁効果で追い込まれている金正恩の方なのだ。そうでなければ、大急ぎで訪中して習近平の前で神妙にメモを取って見せる必要などなかった。

重村氏は金正恩はトランプが首脳会談を即断するとは思っていなかったので計算が狂ったと指摘する。中国の後押しなしでは米朝首脳会談に臨めないから急遽訪中した、日本のマスコミが金正恩の「外交手腕」と絶賛した中朝首脳会談は「お詫び行脚」だったと断じている。

「焦っているのは金正恩」であり、日本は別に慌てる必要はない、むしろ「乗り遅れる」ほうが戦略的には有利だというのである。
そして「お詫び行脚」だった証拠として、中国の「公式文書」を提示する。

中国の公式文書には金正恩の言葉として次のように書かれているという。


「朝鮮半島の情勢は急速に前進しており、少なからぬ重要な変化も起きている。情義のうえでも道義の上でも、私は時を移さず、習近平総書記同志と対面して状況を報告すべきであった」


重村氏は、これは「義理と人情を欠いたことへのお詫び」であり、北朝鮮の指導者が、中国の指導者に「謝罪発言」をしたのは初めてだと指摘する。金正恩は習近平の発言をメモしてみせ、夕食会でも習近平が電撃訪問を受け入れてくれたことに感謝の意を示している。

だから、この訪問はお詫びと謝罪のためであり、国際情勢を計算した「大戦略」であったとの分析や主張は大間違いだというのである。同様の解説はネットでも見かけるが、重村氏は金正恩の公式発言という証拠を提示している。

快進撃のHanadaの陰に隠れがちだが、月刊WILLや正論も以前より書店で積み上げている冊数が増えている。
文芸春秋等の総合誌が凋落傾向の中、保守系雑誌は頑張っているのである。

その要因の一つは花田編集長がネットを強く意識した編集方針を取っていることだと思う。そして、もう一つはネットが苦手な世代が”目覚め”つつあることではないだろうか。新聞の全面広告はそういう世代にアピールする戦略で、それが当たっているのではないか。

今月号は「朝日新聞は正気か」と題し、小川榮太郎さん、長谷川幸洋さん、飯島勲さんらの論説100ページの大特集や小野寺防衛相と櫻井よしこさんの対談もある。中でも、飯島氏の解散の勧めには早期に解散してもいいのではと思わせる説得力を感じた。

本当に解散するかどうかは安倍総理にしか分からないが、モリカケセクハラ三昧の野党をけん制する効果は抜群だ。人気ブロガーの藤原かずえさんが今月号にも独自の視点の解説を寄稿しているのも身内が活躍しているように思えてちょっとうれしい。

『「モリカケ」で一年、バカ野党』と題した堤堯氏と久保紘之氏の蒟蒻問答も相変わらず冴えている。月刊Hanadaの絶好調は今月号も続いている。ネットもいいが、紙の雑誌ならではの発見もあるから、普段読まない方にも是非お勧めしたい。

(以上)

月刊Hanada2018年6月号



人気ブログランキングに参加しています
応援をよろしくお願いします。

 
人気ブログランキングへ