未来は今の積み重ね | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじです。

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我が家のお墓は大阪市内のお寺にあるが、そのお寺から毎年暮れに月訓カレンダーというものを送ってくる。1月から12月までそれぞれに仏の教えをごく短い言葉で表した文章が書いてあり、今年の1月には「未来は今の積み重ね」と書かれている。

最初に見た時はなかなかいい言葉だと思ったのがその後忘れていたら、藤原正彦さんが週刊新潮のコラム『管見妄語』のなかで似たような言葉を取り上げている。氏が立ち寄ったお寺の掲示板に「これからがこれまでを決める」と書いてあったというのだ。

藤原さんはその掲示板の前を通り過ぎただけだったが、その言葉がなぜか頭に残り、考えれば考えるほど深い言葉だと述べている。それを立ち読みして(w)なるほどと思い、家に帰ってカレンダーの月訓を読むとこちらも似たようなことを述べているが意味は深い。


「未来は今の積み重ね」

「これからがこれまでを決める」


上の言葉の方が人生これからの若い人に向けている感じが強いし、下のほうは老人が晩節を汚さないためにも心したい言葉だと思う。私が藤原さんのコラムを読んで心に残ったのは年齢のせいなのだろう。

これらはたぶん同じ出典からの言葉なのだろうが、上の方には「今」という言葉が入っているが、下の方にはない。やはり違うのだろうか?そこで、少し調べてみると『一夜賢善経』(賢善一夜経と書いてあるのもあった)という仏典に次のように書かれているらしい。


過去を追うべからず。未来を期待すべきではない。
およそ過ぎ去ったものは捨てられたもので、かつまた未来はいまだ至らず。
しかし、かの現在の法をここかしこに観察し、揺るがず動ずることなくそれを了知して習得せよ。
今日、まさになすべきことを熱心になせ。
誰か明日の死を知るべきや。

中部経典・一夜賢善経・偈文


「今日、まさになすべきことを熱心になせ」とあるとおり、仏教では「今」を大切にするように教えている。今は過去と未来の境目にある瞬間で、「今」と言っている間に過ぎ去ってしまうから、何もせずにやり過ごしてしまってはいけない。そういうことのようだ。

過去は反省して今に活かすべきだが、もう変えられない。老いも若きも今を積み重ねてゆくことが未来を作り、人の一生の「これまで」を決めるのだ。
私はこの言葉からこのブログで何度も書いてきた安倍総理の次の演説を思い浮かべた。


今、日本はたそがれを迎えているという人がいます。
そんなことはありません。
日本には可能性が満ち溢れているのです。
今、私たちが何をするかにかかっています。
私たちのリーダーシップにおいて日本は間違いなく輝ける新しい朝を迎える、これが私の確信であります。(2012年自民党総裁選なんば駅前の演説など)


わが国の未来は「今、私たちが何をするかにかかっている」のである。
このように「今」を大切に一歩一歩前進するのが安倍総理の政治手法であり、政権全体がそれを理解して着実に成果を挙げつつある。

若者も高齢者も、女性も男性も、障害や難病のある方々も、一度失敗を経験した人も、みんなが包摂され活躍できる「一億総活躍社会」という未来は「今」の政策の積み重ねが実現するのである。

(以上)

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