星野之宣の「宗像教授シリーズ」のセレクション第2弾が発売された。
今回のテーマは、「暗い村の伝承」。
「贄の木」
飢饉のあった年の直後に行われた猪の頭を被った人々が行ったという猪頭神事。
神事という形に隠された村の暗い過去。
「九呂古志家の崩壊」
縄文時代から続く由緒ある九呂古志家に学者達が集められた。一つ目の大入道である黒入道によって栄えている、この家の歴史を調べて欲しいという。果たして黒入道の正体とは?
「黒塚」
黒塚に葬られたという哀しい鬼婆伝説と西洋の魔女との結びつきから、そこに隠された謎を解き明かす。
3話とも既に読んだ話であるが、似たテーマの作品を集め、謎解きと濃い人間ドラマを堪能出来る。
まだまだ作品が豊富にあるので第3弾も出して欲しい。