第3回AKIRA歌甲子園の驚くべき優勝結果 | New 天の邪鬼日記

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小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。


かおりん賞


オレが世界中を旅し、さまざまな民族の知恵を授かり、ときにはシャーマンの弟子になって学んだり、危険な幻覚物質で無意識の世界から汲み取ってきた叡智を歌にし、この12年間でアルバム21枚、約300曲がリリースされています。

自分が産み落とした子供たちがこうして歌ってもらえることが、何よりの喜びです。


今年もAKIRA歌甲子園がやってまいりました。

動画で送られてきた歌やパフォーマンスを投票で決め、AKIRA自作の優勝旗と絵が送られます。(1年間所有)


くわしくは主催ページ

https://www.facebook.com/100017479384326/posts/1125506161375353/?d=n



まるでクラシックのように、同じ歌でも歌い手の人生がのっかって、世界で唯一のオリジナルになる。

すべての人の人生がすばらしいように、すべての作品がすばらしかった。

その人の生き方がこめられてるからです。

AKIRA歌甲子園2022のエントリーはこの方たちです。


☆AKIRA歌甲子園2022シンガー部門

エントリーNo.①黒猫ロンドさん

Hug yourself

https://youtu.be/HigAZbJEFms



ロンドさんは今まで人のためにと生きてきた。

良かれと思ってしたことが誤解され、自分がボロボロになっても助けてもらえない。

そんなことがくりかえされ、人が怖くなり、電車や人が集まるところに行けないパニック障害にまでなる。

誰にもたよらず、心を開かず、孤独な道を歩んできたのだ。

どうしてこんな風になってしまったのだろう?

フーミンやAKIRA歌に出会い、その原因がわかった。

「自分を愛してこなかったからだ!」

ロンドさんのやさしくて深いボーカルは荒地に降る雨のようにじんわりとしみこんでくる。


エントリーNo.Black Catsさん

【千年桜】



ロンドさんが幼い頃からお母さんは入退院をくりかえしていて、病院の屋上で写真を撮ったり、退院した時だけいっしょに出かけられるなど、お母さんとの思い出が少ない。

もっともっと甘えたかったのに、愛してほしかったのに。

ロンドさんが小学校3年の時にお母さんは亡くなってしまった。

母に対する強い想いとコンプレックスを抱えてずっと生きてきた。

老いた母をテーマにした「千年桜」をライブで歌った時もMC段階から泣いてしまって歌えない。

フーミンは根気強くロンドさんを支え、あえてこの歌に挑戦させる。

ロンドさんがふたをしてきた想いがあふれだす名唱だった。

ロンドさんの深い低音と優しい高音に絡むフーミンのコーラスも美しかった。


エントリーNo.③ロカフーさん

【ウレシパモシリ】



アイヌ語の「ウレシパ」(育あう)「モシリ」(大地)は、異なるものたちがちがいを敬いあいながら、「ひとつの命をみんなで生きてゆく」という世界観である。

ロンドの「ロ」、かずよんの「カ」、フーミンの「フー」で「ロカフー」。

3人がメインボーカルを取りながら、コーラス、ピアノ、手話という異なる役割分担をしているところが「ウレシパモシリ」の世界観そのものだ。

人生のようにむずかしい、2オクターブの難曲を力を合わせて歌っていく姿に感動したわ〜。


エントリーNo.④フーミンさん

【アヴァターラ】



フーミンは仲の悪い両親から「望まれない子供」として生まれ、親から虐待を受け、学校ではいじめを受けた。

自分に自信がもてず、他人に合わせ、ピアノを弾いていても蚊の鳴くような声でしか歌えなかった。

AKIRA歌を歌い始め、「家族」を歌っている時、誕生日のクラッカーがパーンとはじけるように突然大きな声が出るようになった!
今ではMCもうまいし、伸びやかではりのあるボーカルになった。

しかもフーミンが経験してきた過酷な人生が歌に深みと独自性を与え、多くの人を勇気づける存在へと成長したのだ。

「アヴァターラ」はサンスクリット語で「神の化身」という意味である。

ハイアーセルフである魂があなたに語りかける歌だ。

フーミンが歩んできたつらい人生があったからこそ、そのボーカルにつつみこむような大らかさと慈愛の深みを与えている。


エントリーNo.⑤玉置織恵さん

【シャイニングソウル】



母親にむごい虐待を受け、ずっと心を閉ざしてきたおりえが、AKIRA歌でふたをこじ開けられ、今では才能が大爆発している。

ピアノは竹葉さん、編集ともや、孫3号がときどき登場するところが笑える〜。

歌詞をおりえの人生に書き換え、母が入院して亡くなっていく場面が描かれる。

あんなにも憎んだ母なのに、築き上げる愛情をおさられない。

それをおりえの超絶ボーカルで歌い上げられたら泣ける。


エントリーNo.⑥宇野紀和子さん

Dear my friend

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=2190930291081328&id=100004931341684


奇才きわこは普通の歌では気が済まない。

中島みゆき、変なガイジン、坂本冬美、本人、アーニャ、無、米良と、7役がそれぞれちがう歌い方で演じる。

この天邪鬼マインドと徹底的に人を楽しませるサ^ビス精神に感動してしまう。

それにしてもコレ、そうとうの音程感とリズム感がないとできないアクロバットだよ。


パフォーマンス部門


エントリーNo.

玉置鋼男

Destiny



「手話サムライ」って、あのサヤの中にはいってるのは、本物の真剣だぜ!

ともやは居合切りの達人で、切腹の時に首を切る「介錯人」の免許ももっているからね。

今回は合宿仲間である主催のかおりんを応援すべく、必死で手話を練習したそうだ。

サムライは義理人情に厚いのである。

手話も切れがあるが、なによりともやの心意気に感動!!


エントリーNo.

全盲の旅人コンちゃん

【ベスト】

https://youtu.be/MYGHv9z8HVo



オレはコンちゃんがブッダを超えた存在だと、本気で思っている。

ブッダが登場すると、あまりの神々しさに人々はひれ伏す。

しかしコンちゃんが登場すると、あまりの顔のおもしろさに人々は笑ってしまう。

だたいるだけで人を幸せにしてしまう、ブッダにさえできないことをやってしまうのだ。

何事もテキトーで、歌詞をまちがっても撮り直ししない。

これこそ「起こった出来事みなベスト」の境地を体現する最終解脱者のお姿だと思う。


エントリーN o.

観光大使なーみー

beautiful memories

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid036SjckJWHDJVhqhqsKxYnvkiohHrJwadxA8142m7WckTubxxVZ6xaN9SjsDvi7sAYl&id=100004856080223


「沖縄の子供たちが幸せになるお手伝いをしたい!」

愛知から石垣島にスーツケースひとつで移住したなーみーだが、仲間達の分裂などさまざまな挫折を経験する。

現在は保育士の仕事をしながら石垣島住み続けている。

なーみーは奇抜でハイテンションなイメージだったが、今回は肩の力が抜けた自然体の話しがむっちゃいい。

さらに手話も驚くほどうまい!

「何も成し遂げないでも、あなたがあなたで在るだけで最高なんだよ」

大空の下に石垣の街が見下ろせる山で沖縄の衣装を着て、手話で「beautiful memories」を歌い演じる。

空と海と風となーみーが溶け合う。

こんなにも美しい世界に生かさせてもらってる感謝が築き上げてくるすばらしいパフォーマンスだった。


それでは、シンガー部門の優勝者発表!



なんと同票3人が優勝です!

「アヴァターラ」を歌ったフーミン、

shiningsoul」歌ったおりえ、

Dear my friend」歌った紀和子。



パフォーマンス部門優勝は圧倒的多数

beautiful memoriesのなーみー!


AKIRA賞は、「Hug yourself」と「千年桜」を歌ったロンドさん!

かおりん賞は、「Destiny」のともや! 


参加者と投票してくれたみんな、

前回の優勝者で主催者をやってくれた福井のかおりん、栃木のトトロンとユーコン、本当にありがとう!