宜野湾(ぎのわん)図書館には大会史上最多の100点を超す作品が集まった。
チーム沖縄の龍
ゲストアーティストも豪華だ。
精神科医越智啓子先生は黄色いキャンバスに前世の記憶を描いた。
人間の無意識世界を旅してきた啓子先生の絵は、「アールブリュット」(無意識芸術)の深みと広がりがある。
沖縄が産んだ世界的版画家ボクネン(名嘉 睦稔)さんは首里城を描いた作品で参加してくれる。
画家であるレストラン「沖縄物語」のオーナーは流体文字(神代文字)で沖縄を表してくれた。
なんといっても今回最大の作品であり、福井県のカメラマン森下真司とガラスアーティスト鈴木彩乃の合作は見るものを圧倒する。
焼失した首里城をネアリカで再建する。みんなの貼ってくれた毛糸が未来の沖縄を象徴するかのようだ。
宜野座デイサービスの100歳前後のおじい、おばあが貼ってくれた干支作品はネアリカを知らずに毛糸で絵画を描くことを自分で思いつたというから驚きだ。
てだこ学園、よもぎ学園、アタッチメント、沖縄ダルクなどの勇者団体もすばらしい傑作を創ってくれた。
オレが開会宣言をし、毛糸でつながる「ウレシパモシリ」を歌う。
バレリーナを目指していたゆきちゃんのフラダンスにあわせ、セレモニーフラを踊る。
NHKのタカさんや笑いヨガのゆかちゃんも参加してくれる。
今回3枚のネアリカで参加してくれた「てだこ(太陽の子)学園」の40人がバスでやってきた。
自分たちの作品が人気なので、大喜びである。
12月13日(金) Bija(ビージャ=種)にてオープニングライブ
夜は宜野湾図書館のとなりにある人気のカフェ「ビージャ」でのライブだ。
オーナーのゆみちゃんを慕って集まる人で大入り満員である。
1 愛することをやめないで
宮城から沖縄在住を目指すなおみんが語ってくれた。
「ずっと自分を責め、運命をうらんできましたが、AKIRAライブと仲間たちに出会い、自分で自分を幸せにしていいんだと気づきました。
宮城から沖縄に引っ越そうと思っています」
2 これはあなたの人生です
3 永遠じゃない歌
お子ちゃま連れのママと子が2組ステージにあがってくれた。
4 hello my mom
5 きみがきみであるだけで
6 勇者の石
敗北ジャンケンも盛り上がる。
7 ハイボクノウタ
8 Destiny
ガンの人たちがいるので、ステージで祈りプロジェクトをしよう。
宜野湾市のはっちゃんは、3年前に乳がんになった。自分で治すために食事療法をし、現在進行は止まってる。
名護市のまりちゃんは、7月に肺がんを宣告され、抗がん剤で治療中だ。
「今までは他人のことを優先し、自分が伝えたいことを遠慮してきました。
今はやってほしいことを相手に伝えることや、人にお願いすることができるようになりました」
観客全員ではっちゃんとまりちゃんに祈ってもらう。
9 祈りの歌
オペラ歌手であり、声楽やコーラスの先生でもあり、今度ビージャでライブを行うたみちゃんがAKIRA歌を歌ってくれる。
伸びやかで迫力あるボーカルは圧巻だった。
10 ハシャガニャ(歌:たみちゃん)
5歳のひろしがリクエストしたのは「Enlightment」(悟り)って、渋すぎ〜。
11 Enlightment(ひろしに捧ぐ)
12 台所(「ビージャ」オーナーゆみちゃんに捧ぐ)
ゆきちゃんはクラシックバレーをやっていただけあって、指先から表情まで繊細で美しい。
13 ムーンタイム(フラ:ゆきちゃん)
14 Hug yourself
15 名もなき命
ここでメディスンサークルを作る。
16 えん
17 ありがとう
本当にすばらしいネアリカ大会がはじまったことが心からうれしい。
それぞれが個性を出し合い、たがいの作品に驚嘆し、ネアリカの糸を通してつながる仲間となる。
ネアリカはまさに「あの世とこの世をつなぐ糸」なのである。