アジアレストランベスト50で4年連続1位。
https://m.theworlds50best.com/asia/en/mobile/
3ヶ月前からでも予約が取れない憧れの「ガガン」にやっといけたー!
伝説のスペイン「エルブリ」出身であるシェフたちが世界へ散っていき、日本では富山の「ヤーン」、宮城の「ゆきむら」、東京の「セララバアド」、「チッタアルタ」、「山田チカラ」、バンコクでは去年行った「ナーム」、そしてアジアの王座に君臨するガガンだ。
そうそう福岡の予約がとれない「三原豆腐店」がガガンプロデュースでバンコクに支店を開いた。Mihara Tofuten Bangkok(159/3 South Sathorn, Maha Mek, Sathon, Bangkok 10110)
ガガンも2020年に福岡へ店を移すと宣言している。
ガガン・アナンド シェフはインド料理をベースにした芸術的料理を創作する。
閑静な洋館をはいると、日本人ソムリエのヒロさんが迎えてくれる。
世界各国からやってきた50人ものスタッフが働いている。
25品のメニューには謎のi phon絵文字がならんでいて、料理を食べてはじめて謎が明かされる。
たとえばウエイターが運んできたスピーカーからKissの「Lick it up」が流れ、3色のソースが塗られた皿をなめる。
ピンクフロイドのアルバムジャケットを7色のフルーツジャムで再現する。
杉の皮を炎上させて中からバナナの皮で蒸した太刀魚のパツリ(バングラディッシュの皮蒸し料理)がでてくる。
ホワイトチョコでくるんだアスパラガスペーストの下にあるドライアイスに紅茶を注いで香りづけする。
5つの皿を合わせるとインドができあがるなど。
25品のすべてが子供のような天真爛漫さと、奇想天外な驚きに満ち、オレたちの価値観を広げてくれる。
ガガンは「もっと自由でいいんだよ、もっと人生を楽しんでいいんだよ」というメッセージを2時間半の食事を通して体感させてくれるのだ。
何十万のセミナーへ行って言葉で聞いたことは忘れてしまうが、ガガンへ行って五感で体験したこのメッセージは一生の宝物になる。
「おーAKIRAさーん、サインくださーい」
ガガンにわたしたフライヤーにサインすると満面の笑みで喜ぶ。どこまでも人を喜ばせるガガンに惚れた!
★★「LEDU(ルドゥ)」(タイベースのアメリカンフレンチ。ディナー6000円~)
399/3 Silom Soi 7, Bangrak, Bangkok 10500 Thailand
アジアベスト50の17位。
32歳の天才シェフ通称トン(Thitid Tassanakajohn)は、ニューヨークの名門料理学校CIA(Culinary Institute of America)に留学、ニューヨークのミシュラン三ツ星レストラン『Eleven Madison Park(イレブン・マディソンパーク)』や『Jean Georges(ジャン・ジョルジュ)』で修行した。
2013年にタイへ帰国し、タイ語で「季節」という意味の『ル・ドゥ』をオープンする。
四季折々のタイ食材をアメリカンフレンチでアレンジした料理がほとんどメインのように惜しみなく食材が使われ、トンシェフの心意気に圧倒された。
★★「Paste(ペースト)」(ミシュラン★。モダンタイ料理。ランチ6000円~)
3F, Gaysorn Shopping Centre, 999 Phloen Chit Road, Pathum Wan, Krung Thep,
アジアベスト50で31位。2018年ベスト女性シェフ賞。
タイ人女性シェフのBee’ Satongunと夫のオーストラリア人シェフのJason Baileyがくりだす料理は、何百年におよぶタイの宮廷料理のレシピや忘れ去られた調理法を復活させ、現代的アレンジをくわえた逸品だ。
タイの大地に根を下ろした味つけと創造豊かな組み合わせ、優雅な盛りつけのセンスと繊細なストーリー運びは女性シェフならではの美学を感じる。
★★★「Sornthon(ソーントン)」(生け簀シーフード。5000円~)
https://tabelog.com/thailand/A5601/A560114/56000062/
2829-31 Rama 4 Rd., Klongtoey, Bangkok。(営業16:00~夜中02;00)
個人的にバンコクナンバー1、プーパッポン(蟹卵カレー)世界ナンバー1のレストランである。
プーパッポンで有名なソンブーン(カレー味が強い)より素材を生かした味が断然美味い。
完全地元密着の店なので安い。予約はいらないが、いつも地元民で混み合っていて、週末は行列ができる。
まず活きた蟹を選び卵カレーにしてもらう。大人数なら生け簀から巨大シャコや海老などを選び、料理方法を指定する(おまかせが一番)。
大きなノコギリガザミ(Scylla serrata)は身がたっぷりつまり、味噌がクリーミーで臭みがない。(1匹3000~4000円)
バンコクへきたらまずソーントンに直行せよ!
空芯菜(モーニンググローリー)もお忘れなく。
★「コカレストラン」(タイすき焼き。1200円~)
1957年、スリチャイさんは妻パタマさんと小さな広東料理店をはじめた。
中国の「火鍋」をタイ式に改良した「タイスキ」が大人気となり、
今や東京有楽町、日比谷、上野をふくむ世界7ヶ国に20の支店がある。
日本には1992年にオープンし、タイ料理の美味しさを日本人に教えてくれた草分け的な存在である。
サイアムの店は11:00の開店前から人が集まり、あっという間に満席。
肉、シーフード、ミックスから選び、トッピングをつけくわえていく。
スープも2種類選べるので、チキンとトムヤムスープにする。
スープもどんどん飲めちゃうくらい、あっさりとヘルシーで美味い!
★「ブーン トン キアット カオマンガイ ハイラム(BOON TONG KIAT HAINANESE CHICKEN RICE)」(シンガポール式カオマンガイ。200円~)
440/5 Soi 55 Sukhumvit Rd., Wattana Bangkok 10110
タイ式カオマンガイの名店は「ラーン ガイトーン プラトゥーナム」(通称「ピンクのカオマンガイ」)や「クワン ヘン チキンライス」(通称「緑のカオマンガイ」)などあるが、シンガポール式カオマンガイとしてイチオシの店である。
タイ式はタオチオ(液状味噌)ソースでガーリックが強い。
シンガポール式は、チキンを上にのせない、ソースが3種類(ダークソーイソース、スイートチリソース、生姜レモンソース)などの微妙なちがいがある。
基本的にカオマンガイは小腹が空いたときのおやつ的な少量なので、200円という安さである。
「他のも食べたい」とリクエストすると、熟成されたアヒルの燻製(カオナーペット)に、燻製された豚チャーシュー(カオムーデン)をまぜてくれるのがありがたい。(300円)
「ソムタム シンガポール」(乾き豆腐、空芯菜、青リンゴ、パイナップル、キュウリ、クズ芋、もやし、エビの頭部の油を使ったマレーシアソース)は、個人的にしょっぱすぎ。