再検査@日光 | New 天の邪鬼日記

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小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。

今日、地元の今市病院へ再検査にいった。
日光の隣町だが、やはり「いまいち」病院は、かわいそうだ。
もちろん「いまいち」美容室も、「いまいち」手打ちそばも、「いまいち」青年団も、かわいそうである。
ともかく「いまいち」病院で、つらい胃カメラをやってきた。
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今回は「潰瘍がガンではないか」と「ピロリ菌がいるか」を調べる。
「生検」といって、飲み込んだ胃カメラの管から小さいマジックハンドのようなもので細胞を採取する。
モニターで見ていたけど、細胞をむしりとるたびにちょっと出血する(誰もが)のよねえ。
麻酔はのどにしかしていないので、モニター見ながら胃の中でズズッ、ズズッ、と動き回るカメラの感触がわかる。
アメリカの小説家マーク・レイナーは「我がいとこ 胃腸科医」のなかで、
「自分の内面を知りたければ、胃カメラを飲め」という名言を残している。
これは精神世界に対する痛烈な皮肉であり、我が師匠オォーホルの「表層だけが大切なんだ。ぼくの内面なんて空っぽだよ」という名言に通じる。
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「胃潰瘍の原因ってなんなんですか?」
横わけ、メガネといういかにも医者らしい担当医にたずねる。
「まずは、過労、睡眠不足、緊張、不安、ストレスでしょうねえ」
どれもライブの過密スケジュールにあてはまるなあ。
「まあ性格にも関わりがあるといわれてます。気配り、神経質、几帳面、責任を一人で抱えこむタイプに多いです」
おおー、オレは繊細で、真面目で、責任感のある人だったんだ!
そんなこと言われたことないから、うれしいぞー。
「実際には原因の7割以上がピロリ菌といわれてます」
なんで悪者がそんなにカワイイ名前で呼ばれているんだろう?
ドモホルン菌とか、ゴディバ菌とかのほうが悪そうじゃん。
「発見者がピロリ博士とか?」
「いやいや、胃の幽門(ゆうもん)が、英語でpyrolus(ピロルス)ってよばれていたからです」
「食べ物はおかゆとかがいいんですか」
「ふうつのご飯でじゅうぶんですよ。肉やせんべえとか堅いものもだいじょうぶですし、それほど神経質にならないで平気です。ただ刺激の強い香辛料やお酒、コーヒーやタバコも1ヶ月くらい控えたほうがいいと思います」
むむ、カレーや酒は我慢できるが、禁煙は無理だ。ちょっとへらそう。
「まあ絶対だめというのではなく、暴飲暴食はさけて、なんでもよく噛んで食べてください。それと睡眠をよくとって、ストレスの少ない生活をこころがけることです」
そうね、そうね、ストレスこそが悪の軍団ゴディバ伯爵なのだ。
ここで一句。

ストレスを
ためぬためにも
まず一服
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