「ナモララゾラ？ おーい、なんて読むんだー！」何ヶ月も日本語を話していないとおかしなことになってくる。
突然遮断された母国語の言語中枢が出口を求めて異常な暴走をはじめるのである。
たとえばマレーシアのバトゥ・パハを散歩しているときのことだった。ここはかつて鉱山の町として栄えたが今ではうちさびれた繁華街が並んでいる。ショーウインドウが割られ、入り口に板を打ちつけられたキャバレーのまえを通りがかった。ふとハトの糞がこびりついたネオンサインを見上げる。
な、なにい、「ファンタジー」だとうっ！
割れたショーウインドウに映ったオレは劇画のように眉間にしわを寄せ、マレー虎のように咆哮する。
「お爺さん、たまにはお茶にしたら？ 飲みすぎですよ、ファンタ」
ぬふ、ぬふふ、ファンタ爺、ファンタ爺。
などと、不気味につぶやいている。
マレーの虎は絶滅してしまったが、「空耳ハンター」と化したオレは、マレー語さえ聞き逃さない。
汚いプラスチックシートがかぶさる屋台でラクサ（マレーシア・ラーメン）を食べているときだった。麺をゆでる老婆がとなりでバケツにしゃがみこみどんぶりを洗う亭主に怒鳴った。
「ほにゃらほにゃらオーイチョーマダッカほにゃらほにゃら」
オレは突如どんぶりから顔を上げ、またもや劇画タッチで大げさに驚く。
な、なにい、「オーイチョーマッダカ」だとうっ！
なぜ、こんな路地の屋台で一生麺をゆでつづけた老婆が、もっとも格式の高い大相撲の髪形「大銀杏」を知っているんだ！？
ラクサをすすりながらも真剣に考えつづける。
しかも老婆は、「大銀杏まだか！」と亭主に催促までしている。もしかすると汚いプラスチックシートをめくって千代の富士があらわれ、ひしゃくを使って弓取り式を行うのか。いや、いくらここの麺の量が多いからといってマレーシアのはずれの田舎町に千代の富士がくるわけない。そうだ、どんぶりを洗い終わった亭主が脂で汚れたエプロンで手を拭いてから、やにわに椿油と鼈甲櫛をとりだして老婆のもじゃもじゃに縮れた白髪頭を３つに分け、ゆるやかなヘアピンカーブをつけて後頭部で束ねる。ボロボロのムームーみたいな服を着た老婆なのに大銀杏だけがピカピカの後光に輝くのかも。しかし大銀杏のように格式ばった髪型はラクサづくりにむいてないんじゃありませんか？
「うんにゃ、けっこう楽さ」
ぬふ、ぬふふ、ラーメンババアと大銀杏の落差、落差。
とひとりで噴出し、片方の鼻から麺をたらして笑う。（両方の鼻から麺がたれたときは、５円玉を通して蝶結びにする）けっしてギャグがおもしろいのでなく、条件反射で救いようのない発想をしてしまう自分がおかしいのだ。（ちなみに「おかしい」は「変」という意味のほう）
パラダイスは「おいっ原田、椅子」だし、レストラン・スリ・ムラユは「ねえねえ、ここってさ、食事のあとにサウナにはいれるからいくら食べても太らないの。スリムな湯」だし、Ampang Parkは「ほう、いるわいるわ、マントを羽織ったパン人間たちがみんなシンナーを吸っておる」などと、独り言をつぶやいている自分に気づく。
いかん、このままでは母国語もしゃべれなくなる。
な、なにい、「ぼっヵ国語もしゃべれるのー！？」。ああ、もうやめよう。
「ロレソナｓ？ おーい、日本語逆だよ、逆。最後の字はなんなんだあー！」いよいよオレの旅も終わりだ。
帰国翌日から１０連続ライブが待っているので、旅の余韻に浸っているひまさえない。今のうちにアジア旅行総集編を書いておかねば。
今回ほど旅を純粋に楽しめたのもひさしぶりのことだ。オレは「Born to travel」、生まれついての「Traveling man」だと実感したよ。
たとえば「１年かけて世界一周しました」という人がいるが、そんなもったいないことしちゃいけない。短距離走で見切れるほど世界は浅くない。
たとえば「旅ができるのも若いうちだから」という人がいるが、何歳になっても旅はできる。それどころか人間が成長するにしたがって旅も深くなる。
オレは一生かけてゆっくりと世界を見守っていきたい。
死ぬまで旅をつづけたいんだ。
さて約３ヶ月弱、タイ、ビルマ、ベトナム、ラオス、カンボジア、マレーシア、シンガポールと、東南アジアを旅したわけだが、どの国も個性的で、特殊な歴史があり、食べ物が美味しく、活気があり、人がやわらかいという印象だ。あくまでオレ個人の独断と偏見だが、これから東南アジアを旅するみんなのために、「なんでもベスト３」をあげておこう。
「ここは見ろ」ベスト３
１、「キリング・フィールド」＆「トヴール・スレーン博物館」。カンボジア・プノンペン。
国民の３分の１を虐殺したポル・ポトの悲劇は絶対に知っておくべきだ。
２、「アンコール・ワット」、「アンコール・トム」、「タ・プローム」、「ベンメリア」、「Aki Raミュージアム」。カンボジア・シェムリアップ。
そうそう地雷の話を書こうと思っていたが、移動に追われて書けなかったので、またの機会に書こう。このAki Ra氏と家電メーカーAKIRAのおかげで、カンボジアでオレは人気者だった。Aki Ra氏はクメール・ルージュとベトナム軍のもと兵士で、彼の尽力によって「地雷博物館・Aki Raミュージアム」がつくられたのだ。「Aki Raミュージアム」はアンコール・ワットのチケット売り場近くなんで、遺跡といっしょに見られる。ベンメリアの廃墟は５０キロくらいはなれたところにあるのでバイクタクシーでいぱねばの娘。
３、「タイプーサム」。マレーシア・クアラルンプール。
バトゥ洞窟で１月２３日（毎年ずれるかも？）におこなわれる痛い祭りは必見である。
「パラダイス」ベスト３.
１、「バンビエン」ラオス。
なんにもないからこそ、なんにもないという究極の贅沢を味わえる。ソン川沿いのバンガロー（５００円）で山を見ながらゆっくりすべし。
２、「テロッ・ニパ」マレーシア・パンコール島。
真っ白い砂浜とエメラルドグリーンの海、コーラルベイがあるテロッ・ニパ村はもっともオレが長期滞在したパラダイスだ。しかしここのすばらしさを本当に知りたいなら、この部屋に泊まらなければ味わえない。テロッ・ニパの安宿が並ぶLot 4441通りにある「SURIYA BEACH RESORT」をたずね、いちばん奥の別棟の屋上にある「425室」（1500円エアコンつき）を指名せよ。いいか、この「425室」に泊まらなければパラダイスの意味を知ることができないのだぞ。
３、「バトゥ・フェリンギ」マレーシア・ペナン島。
東洋の真珠ペナン島にきたら、ジョージタウンなんかすっとばしてバトゥ・フェリンギに直行せよ（バスで１時間）。やはり白い砂浜と美しい海と安宿がある。はじめ７５０円の安宿からすごいところを発見してしまった。まるでハリケーンに巻き上げられた部屋がビーチに着地してしまったように、ドアを開けると砂浜、１０歩あるけば海！ という信じられないロケーションだ。そんな夢のような部屋がある。
バトゥ・フェリンギのビーチオレが泊まった「Ismail Beach」（電話：016-454-1953または017-476-6469）のA1号室だ。最初は１２０リンギット（３６００円）と言われるが、８０リンギット（２４００円）まで値切れる。オレも２４００円にはビビったが、２万円も、３万円もする高級リゾートホテルのどの部屋よりもビーチに近い。つーか、ビーチそのものに部屋があるんだから。なにより「ビーチで暮らす」という夢が実現できるのだ。夜明けも昼も夜中もビーチを独り占めだし、ひとっこひとりいない真夜中のビーチで星を見上げながら全裸で泳げるなんて経験は人生でありえないじゃないか。
ケチるばかりが能じゃない、一生旅をつづけるならメリハリを学ばなければならない。
「贅沢」にはケチるが、「経験」には金を惜しむな。
ついでだが、この魔法の部屋には冷蔵庫もエアコンも余計な衛生テレビ、ＤＶＤまでついちゃってる。ほかの部屋に泊まっても意味ない。いいか「A1」号室だけだぞ、ビーチに面しているのは。
Ismail Beach「A1」号室「物価高」ベスト３
１、シンガポール。
２、マレーシア。
３、タイ。
シンガポールはタバコが８００円もするんだぜー。物価は日本と変わらないくらいだ。マレーシアは日本の３分の１、タイは５分の１ていどだろう。もちろんものにもよるので、もっとくわしく見ていこう。
Ｓ：安宿のシングルルーム。Ｆ：屋台の庶民飯。Ｂ：缶ビール。Ｔ：タバコ。を高い順から並べてみる。
シンガポール（S:5000円。F:400円。B:300円。T:800円）
マレーシア（S:1200円。F:150円。B:200円。T:200円）
タイ（S:600円。F:150円。B:100円。T:150円）
ベトナム（S:600円。F:100円。B:80円。T:80円）
カンボジア（S:500円。F:100円。B:60円。T:25円）
ラオス（S:500円。F:100円。B:60円。T:30円）
ビルマ（S:500円。F:100円。B:50円。T:30円）
東南アジアにおける旅の予算は１日３０００円みておけば、交通費、宿泊費、食費、雑費など、余裕でまかなえる。まあ１ヶ月１０万円というとこか。シングルルームでなくドミトリーに泊まれば、なお安くあがる。
ではお待ちかね、グルメベスト３にいこう。
「グルメ大国」ベスト３
１、タイ
２、ベトナム
３、マレーシア
この３国は甲乙つけがたいほど、世界のトップレベルだ。中国、台湾、日本、トルコ、メキシコ、ペルーが追いすがるが、やはりこのビッグ３の敵ではない。タイとベトナム料理は世界的にブレイクしたので、つぎはマレーシア料理がくるとオレは予言する。
「Ｂ級グルメ」ベスト１０
１、経済飯（エコノミーライス）
まず自分でご飯を皿に盛り、トレイにならんだおかずを自分で好きなだけのせる。ひとりでもちょっとづついろんなものが食べられるというすばらしいシステムだ。野菜もたっぷりとれるし、中華もイスラム（マレー）もインドレストランでもどこでもエコノミーライスはある。
イスラムレストランの経済飯（これで１５０円！）２、ラクサ（マレーシアのラーメン）
うわさのラクサである。土地土地によって特産品が入り、スープや麺も無限ともいえるバリエーションがある。
LAKSA（６０円）３、ポピア（マレーシア薄餅）
ぱさぱさしたうすいクレープに、生野菜と煮込んだ油揚げをくるんだ変則春巻きで、サラダ・ポピアはマヨネーズ・サラダがくるんである。マレーシア・ジョホールバルの屋台外で食える。
POPIAH（６０円）４、カオニャン（ラオスのもち米）
これはラオスの主食で、もちもち硬めの米がたまらなく美味い。
５、ロティー（インド系が食べるパイ生地のような絶品バン）
はっきりいってインド本土のチャパティーやナンよりずっとうまい。ロティーをたのむと小皿にカレー味のソース（スープ）がついてくる。それが各地方の個性を反映していてどれも辛くうまいし、１０円くらいで食えるのよ。ロティーとコピ（コンデンスミルク入りのコーヒー）がオレの朝食の定番だった。
ロティー６、湖水魚のココナッツカレー（カンボジアの・シェムリアップのグリーンカレー）
トンレサップ湖でとれた魚がたっぷりはいっている。タイのグリーンカレーより辛くなく、スープに近い。ココナッツにはいっている見た目もグッドである。
湖水魚のココナッツカレー７、カンボジアのオムレツ
首都ビエンチャンのロシアンマーケットの屋台で食べた野菜たっぷりのオムレツ。
８、巨大カレーパン（マレーシア・クアラルンプールの中華街の名物）
「金保特制加哩鳩面包（YUMMY CURRY CHICKEN BREAD）」(小３００円)といい、チャイナタウンのフードコートで売っている。ハンドボールほどもある大きさにまず驚かされる。パンのなかには油紙にくるまれアルミトレイにはいったチキンカレーがある。骨付きチキンがごろごろはいっていて、かるく一食分を超える。すげえ美味いわけではないが、「カレーパン研究家」であるオレの（いつからなったんだ！）常識をくつがえすダイナマイトだった。
ドワー！９、カレー麺（マレーシア全土）
中華の麺とマレーのココナッツスープとインドのカレーのかれーなる合体。これぞ多民族国家ならではのグルメだろう。どこでも１００円くらいで食べられる。
カレー麺１０、黒焼きそば（福建省蝦焼きそば）
日本の焼きそばよりさらに黒い福建省独特のフライドヌードルである。豚やイカや干しえびがはいっていて、やみつきになる。
福建省蝦焼きそば「デザート」ベスト３
１、カチャン（マレーシアのカキ氷）
世界中にかき氷はよくあるが、これほど見た目も美しくバリエーションも豊富なかき氷は沖縄さえもかなわない。各種の豆やとうもろこし、マンゴやパパイヤなどのフルーツ、タビオカやナタデココなど色とりどりの寒天が層になるゴージャス極まりないカキ氷なのだ。
カチャン２、カヤクエ（マレーシアのココナッツもち）
米粉とココナッツをつかったデザートのバリエーションが東南アジアには無限といっていいほどある。変わったものを見かけると必ず食べていたが、あまりに多すぎて名前がおぼえられないのだ。
３、ドリアン（果実の帝王）
一年中トロピカルフルーツに恵まれる東南アジアはデザートの楽園である。さまざまなフルーツの生ジュースが３０円くらいで飲めるので１日に３回くらい飲んでいた。マンゴ、パパイアヤ、ドラゴンフルーツ、ジャックフルーツ、マンゴスチン、スターフルーツ、メロン、スイカなどなど。なかでも王様はドリアンであろう。あまりに強烈な匂いにくらくらしながら食べる悦楽はエロティシズムに近いものがある。アルコールと化学反応を起こすので、ビールなど飲んではいけない。
「名店」ベスト１０
１、ベトナム・ホイアン「Miss Ly Cafeteria22」
住所：22 D Nguyen hue.tel:861-603-22
ホワイトローズ（ベトナム・ホイアン。えびのすり身の蒸し春巻き）の揚げワンタンは、見た目も味も絶品。
ホワイトローズ２、タイ・チェンマイ「Kao Soi Islam」
住所：Soi 1,Th Charoen Prathet
いつも満員で、カオソイ（ココナッツカレースープの麺）はここに止めを刺す。
３、マレーシア・クアラルンプール「新峰肉骨茶」。
住所：35,37,39&41 Medan Lmbi,55100.tel:2141-4064
肉骨茶と書いてバクテーと読む。漢方茶で煮込んだ豚肉で、不治の病も治るといわれる。
バクテー４、マレーシア・クアラルンプール「Nasi Lemak Antara Bangsa」
住所：Jalan Raja Muda Musa（カンポン・バル駅近くの屋台で朝のみ）
ナシ・レマとはココナツで炊いたごはんで、ほんのりとした甘さとクリーミーさが絶妙の庶民食である。
５、マレーシア・クアラルンプール「玉壷軒茶楼 Yook Woo Hin Restaurante」
チャイナタウンのメインストリートの端っこ近くに位置する飲茶の人気店である。なんと朝５時から開いていて、すごいにぎわいだ。カートに乗って次々と運ばれてくる点心を自由に選び、ひとりでもだいじょうぶ。オレは６品も食べて、たったの４００円だった。
玉壷軒茶楼の点心６、カニの黒豆ソース（マレーシア・クアラルンプールの屋台街アロー通りの南側一番西にある中華屋）
カニ黒豆ソースだけじゃなく、エビのバーベキューもバンブーシェルの貝も鶏の手羽先もどれをとっても悶絶の美味だった。（こんなゴージャスな料理はおごってもらわないと食えないが）
カニ黒豆ソース７、マレーシア・クアラルンプール「スチームボート（チャイニーズ・フォンデュ）の屋台」
チャイナタウンのJl Suitan通りの真ん中あたりに夜のみでる。串に刺さったシーフードや肉やきのこなどをテ－ブルに組み込まれた鍋に１分ほどひたして食べる。櫛１本が５０円くらい。オレは足を刺された復習にクラゲの串を食ったった。
チャイニーズ・フォンデュ８、「土鍋鶏炊き込みご飯の屋台」
チャイニーズ・フォンデュ屋台のとなりにやはり夜のみでる。これが豪快でようくしみこんだ鶏の滋味といい、パリッパリのおこげといい、むっちゃ美味いのよ。
土鍋鶏炊き込みご飯９、マレーシア・ペナン島ジョージタウンの飲茶「大東酒楼Tai Tong Restoran」
45,Lebuh Cintra,10100 Penang.tel:04-2636625
チャイナタウンにある店で飲茶はそこそこの味だが、一品だけ「ムール貝の肉団子のガーリックソース」（７５円）がダントツに美味かったので挙げておく。これだけ３皿も食べちゃった。
ムール貝の肉団子１０、横浜曙町の汚い中華屋（名前を書き忘れた）
さらに番外だが、旅に出る前夜に食った「かうよ」（豚の角煮）は量も味付けも日本で食える角煮の最高レベルだった。いつも混んでいる知る人ぞ知る名店だ。
横浜市中区曙町３－４３ 電話261-0968。かうよ（角煮）８５０円。牛もつ４００円。
旅の前半を収めた写真が開けなくなってしまったので、マレーシアのグルメが中心になってしまったが、東南アジアはまさにグルメの楽園だ。これほど美食に恵まれた場所はヨーロッパにもアメリカ大陸にもない。
この豊かな熱帯雨林に恵まれたせいか、人々もおだやかでフレンドリーだ。
今回の旅をとおして実感したのは、
世界を
情報で理解するのではなく、
痛みで知覚する。
そのことの大切さだ。テレビやＰＣのモニターから流れつづける情報は「違和感」によって支えられているが、現地へ自らの肉体を運び人々と触れ合いながら学ぶ痛みは「共感」を生む。
たとえば、「ポル・ポトの虐殺のあったカンボジアは怖い国だ」という情報によって「違和感」をたずさえていくと、経済的な貧しさにもかかわらず人々の人なつこい笑顔に「共感」する。逆にこの笑顔を失いかけている日本に違和感をおぼえるかもしれない。
「Himagenation」について書いたことがあるが、ヒマの反対はなんでしょう？
「忙しいでしょ」
残念でした。ヒマの反対は「マヒ」です（笑）。
情報に溺れ自分自身と向き合うことを忘れた人は、心を「麻痺」させてしまう。動かないと、血流をせき止めるエコノミー症候群や、ダムによって川が腐るように、心がワクワクドキドキをせき止めてしまう。
旅は痛みによる鍼治療であり、大地を歩く足ツボマッサージである。知らず知らずのうちに麻痺させてしまった心をときほぐすのには最高のヒーリングであり心のエステだろう。
旅には必ず出会いがある。
オレの目のまえを通り過ぎていったさまざまな顔がよぎる。ぼったくりタクシーのおやじ、ワイロで肥え太るイミグレーション、泥棒だと思ったら鍵を届けてくれた親切なあんちゃん、オレが出会ったすべての人々は、夜行バスの窓に映ったオレ自身の鏡像だと思っている。ラオスで「波照間ライブにいきました」というミカちゃんから声をかけられたり、渋谷のネアリカ展にきたミキちゃんにクアラルンプールを案内してもらったり、世界中に友達がいるってのはいいことだ。
持ってきた金をきっちり使い果たしたオレは、シンガポールの空港で野宿（夜明かし）し、あさっての早朝の便にのり、午後には日本へ到着する。
またたくさんの出会いのために全国を回る。
せっかく同じ時代に生まれたのだから、生身の肉体で出会おうぜ。
じゃあ、まずは日光か、新潟で会おう。
「World Travel Session」
２月６日（水） 開場：１９時００分。開演：１９時３０分
会場：日光 幾何楽堂（TEL 0288-50-1066）http://www18.ocn.ne.jp/~kosaka3/
出演：AKIRA(ボーカル) 。hajime(ピアノ)
料金：２５００円
※予約メールはhajime_showroom@yahoo.co.jpまで
※メールの件名は「２月６日のLIVE予約」。本文には、お名前・人数・ご連絡先を明記ください。
幾何楽堂■http://www18.ocn.ne.jp/~kosaka3/
hajime's Show Room■http://hajime-key.web.infoseek.co.jp/
※新潟ライブ スケジュール
No1
2/8（金） 「70展 絵画展開催記念ライブ」（新潟）
アイコ、AKIRAとのコラボライブで３時間にわたるライブペインティングを行った画家、清水友裕による個展開催記念ライブ。こわれ者の祭典から月乃光司、アイコが参加します。
出演：清水友裕（画家）・月乃光司・AKIRA・アイコ
ライブの入場料：2000円 開場17:00 開演18:00(終了予定 20:00)
会場：万代シティホール〔リターナ〕 新潟市中央区万代1-6-1新潟交通バスセンタービル2F
問い合わせ：TEL：080-5170-9079
No2
2/9（土） 「コラボライブ 祝福の歌～それでも人生はすばらしい～」（新潟）
前を向くことが恐かったいつかの自分自身への手紙をライブに変えて。
生きていること全てに「ごめんなさい」しか言えなかった。いつかそれを「ありがとう」と伝えられる時まで‥。AKIRAの魂の歌と、こわれ者からKacco＆アイコのコンビが出演します。
出演：AKIRA(HP)・アイコ・Kacco
入場料：1000円（ワンドリンク付き） 開場18:30 開演19:00(終了予定 21:00)
会場：喫茶マキ (古町モール6 / 新潟市古町6-956 ヤマザキビル2F TEL：025-229-1710)
No3
2/10（日） 「どん底からの出発」（新潟）
元ジャンキー・ホームレスのＡＫＩＲＡと元引きこもり・アルコール依存症の
月乃光司の『どん底ブラザーズ』によるメッセージライブ！
どん底から立ち上がったメッセージをトークと音楽でお届けします
出演：AKIRA(HP)（ミュージシャン・作家・アーティスト）・月乃光司（こわれ者の祭典）
ゲスト：YOPPY&まいまい
参加費：1000円（障害者手帳持参：500円）前売り無し
会場：新潟市総合福祉会館プレイルーム
（新潟市中央区八千代1丁目3番1号・025-243-4366）
開場13:00開演13:30（終了予定15:30）
主催：こわれ者の祭典実行委員会
問い合わせ：TEL070-6456-9262（RGI）
No4
2/11（月・祝） 「オペラ 仲間」（新潟）
月乃光司が自分の人生を語り、そこにAKIRAの魂の歌が重なる実験ライブ！赤裸々な告白と衝撃のパフォーマンス・セルフストーリー（自伝）オペラ
出演：AKIRA（ミュージシャン・作家・アーティスト）・月乃光司（こわれ者の祭典）
前座：アイコ・COLD・JOKER
参加費：1000円（障害者手帳持参：500円）
会場：新潟市総合福祉会館プレイルーム
（新潟市中央区八千代1丁目3番1号・025-243-4366）
開場13:00開演13:30（終了予定15:30）
主催：こわれ者の祭典実行委員会
問い合わせ：TEL070-6456-9262（RGI）
No5
2/13（水） 「セルフストーリーズオペラ・脳性マヒブラザーズ物語」（新潟）
開場18:30開演19:00
会場 護念寺（新潟大学駅から徒歩５分。文理高校裏手。新潟市西区新通1973）
出演 AKIRA／脳性マヒブラザーズ 会費 500円（その他カンパ制）
終了後、出演者を囲んで宴会。会費1000円
問い合わせ：「有限会社ナマラエンターテイメント」
TEL 025-222-1125 E-mail office@namara.tv
No6
2/14（木）「結屋バレンタインコンサート｣（関係者のみの慰問ライブです）
会場：介護老人福祉施設「ジェロントピア新潟」
時間：2：00開演。
http://koware.moo.jp/
No7
2/16（土） 「AKIRAとその仲間たち コラボライブ」（新潟）
「Brive Heart 超えられぬハードルはない！！」
会場:新潟市総合福祉会館（視聴覚室）
出演 AKIRA(HP)／脳性マヒブラザーズ/マチオ／Ｍｒ．ピーン
18：00会場 18：30開始
料金1000円障がい者手帳保持者（身体、療育、精神を含む）500円 ※受付時におみせください
終了後、居酒屋「鳥の歌｣にて交流会（会費、お酒を飲む人2500円、飲まない人1500円)
問い合わせ：「有限会社ナマラエンターテイメント」 TEL 025-222-1125 E-mail office@namara.tv
※新潟ツアー後の大まかなスケジュールです。詳細が決まり次第お伝えします。
２月２０日～「alone4」レコ－ディング。
３月１４，１５日群馬ライブ。
２２，２３日静岡ライブ。
４月５日東京ライブ。
旅からもらったパワーをみんなとシェアしたいんで、どんな小さなライブでもどんどん呼んでください。レコーディングが終われば、空いてる日はどこにでも移動できるから。心の、じゃない会えなかった月日のすきまを埋めてください。
参照：「AKIRAライブのつくり方」
メール：info@akiramania.com （MIXIの「akiramania」宛でもOK）