広島ライブレポート2 | New 天の邪鬼日記

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0706富士山
 飛行機から見た富士山

 6月7日(木)カフェ アキモト
「すっごい素敵なお店で、一目見たときからここでアキラさんのライブをやりたいって思っていたのよ」
 キミコさんに連れられて路面電車を降りると、まるでフィレンツェのサイドウオークカフェのような喫茶店があった。屋外に張り出したテラスは緑に囲まれ、都心の喧噪がうそのように静まり返る。
 やさしい笑顔のオーナー姉妹が経営する都心のアオシスのようなカフェだ。手作りランチのチキンソテーとレバーのワイン煮がむっちゃ美味かった。
 喫茶店なので客の入りが心配だったがくるわくるわの満席状態。とくに年配の方々が多い。山口県から来てくれたフラメンコダンサー、尾道から4歳の娘を連れて来てくれたおかあさん、年齢層は70代から4歳と幅広い。
 今日はやさしい感じの曲を選んだ。

1、 旅立ちの歌
2、 ミタクオヤシン
3、 マーマレードスカイ
4、 ぬちどぅ宝
5、 Born to love
6、 Hallo my mom
7、 背中
8、 家族
9、 だいじょうぶマイフレンド

 「Born to love」を歌うまえに観客にこうたずねてみた。
「僕らは何のために生まれてきたと思います」
「命を伝えるため」70代の男性が答える。
「夢を叶えるため」30代の女性が答える。
「愛する人と出会うため」20代の女性が答える。
「ぜんぶ正解です」オレが言う。
 そして「僕らは愛するために生まれてきたんだ」と「Born to love」を歌った。
 キミコさんのアシスタントで来てくれたチエさんは1曲目から鼻をすすりはじめるし、おばあちゃんやおかあさん、20代の青年まで泣き出してしまった。4歳の媛(えん)ちゃんは大人がみんな泣いているのにびっくりし、まわりを見回している。
 オレのライブで泣くのは恒例だが、高齢者をふくめこれだけたくさんの人が泣くのははじめてかもしれない。
 アンケートを読むと、被爆体験者のかたも「マーマレードスカイ」や「家族」、
「Hallo my mom」で涙が出たが、「心が洗われるような気持ちいい涙だった」そうだ。
 歌が届いてると思うと、むしょうにうれしい。
0706広島アキモト前列右後列右がオーナーの秋本さん姉妹です。

 今日は夜の9時からも「ジャミング」というバーで追加公演ライブをさせてもらった。さまざまなミュージシャンが広島にくるたび立ち寄る有名なお店だ。
 去年出雲大社で結婚式を挙げたというマスター夫婦も夫婦漫談のように暖かい人たちだ。

1、 青空のむこう(ピアノ)
2、 alone
3、 Be yourself
4、 天使のキス
5、 FUFU Bird
6、 Fragile
7、 BEYOND THE BORDER
8、 愛を知らない子供たち
9、 ソウルメイト
10、 WAR

 5曲くらいでやめるつもりが「もっともっと聴きたい」というリクエストにこたえ、たくさん歌ってしまった。去年「ピコ」っでライブを見たみかんがラストに「WAR」をリクエストしてくれたのにはあせったけど、大好評だった。「見たくもねえから目をつぶす」とかいう過激な歌詞なのに(汗)。
 投げ銭形式の緊急ライブだったのに、CDも売れ、たくさんお金もいれてくれて、みんなありがとう。マスター夫婦をはじめ、ここを紹介してくれたマミさん、感謝です。