日仏160周年企画 でBen Vedrenと 滞在制作を終え帰国!!! | AKIRA∞IKEDAのオフィシャルブログ

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ピンときた出来事をシェア致します。

Bio Cillation とは

BIO (オーガニック) + Ocillation(発信器)

の二つの言葉から成る造語。

アナログ楽器とデジタル楽器、西洋と東洋の融合がテーマでもあった。

今回 の企画は日仏国交160周年の企画で
アーティストレジデンスという形で滞在制作をした。
演奏、発表をパリの現代美術館のポンピドゥーセンターのグランドホールで行った。








Ben Vedren というフランスの音楽界を牽引するコンポーザー、 DJ



からの
話で
彼と出会ったのは10年前のパリで
そのころ初めてアーティストレジデンスというものに招かれ何も分からないまま様々な方々に
助けて頂き、必死に制作したのを今で覚えている。

その頃 知り合い多大な影響を受けた シリルヘルナンデスさん
というマルチメディアアーティストでパーカッショニストの方に紹介して頂いた。
Benとは
初めてあったのがステージの上で、何もほとんど話さないままライブをしたことを覚えている。
その時に初めて作ったAki-Ra Sunriseとして一枚目のCDを彼に渡していて
その後、彼はそのCDを1000回以上も聞き彼にとっても沢山のインスピレーションがそのCDから得られていたらしく、
いつか機会があればAki-Ra Sunriseと共演、制作がしたいと思ってくれていたらしい。

そして今回 日仏
Paris Electronic WeekのTechnopol の企画で彼に話が舞い込んできたときに即座に僕の事が思いつき
チームに相談したところ実現化したという話しだ。

気がつけば今年で7枚目のCDを出したのだがそのように昔の作品がきっかけで今に花を咲かせることなり本当に嬉しい思いだった。

制作期間は約2週間半、台風の影響で3日程伸びたこともあり当初計画していたトゥールースでのパフォーマンスが無くなったが
今思うと結果オーライでその分制作に従事できた。

彼が働くスタジオがパリにありその中に楽器、彼の機材を総動員し
早速すべての機材の音を試しまくりブレインストーミングするところから始まった。 


今回 彼のもっていった楽器は波動太鼓(waterdrum)5つ、ハング、バンスリ、ムビラ、三昧琴、ループマシーン、口琴
機材を借り、取り入れたのは KORG Kaoss Pad,Nord Drum3,Korg Wavedrum
でそれにパソコンも繋ぎ彼のテンポと同期させ制作をしていった。
向こうサイドでジャンベ、ディジュ、ダラブッカも準備してもらった。

そして実験も含め全てレコーディングしていった。
毎日毎日、同じ釜の飯を食いワインで何度乾杯したかわかならい程だがそういうところからのチューニングも大切と捉え意識を共有していくと
様々なシンクロが起こり始め Infinity Bio Cillations となっていったように思う。




どんどんブラッシュアップしていき山のようにあった素材 すごく良いテイクから激選してループを選び
発表に備えていった。
発表してないが素晴らしいトラックも沢山録れたのでそれは今後レコードとして生まれていく可能性が高い。

同時に若手のオーガナイザーでVJのValintinが今回映像を担当してくれたのだが
彼はもともとクラブ畑の中でVJをしていたのだが今回始めてライブVJをすることになったらしく


日本のテキスタイルから素材を引き出したり日本を意識したカラーリングで素晴らしい仕事をしてくれた。
彼にとっても初めての体験で大成功納め これからの飛躍が楽しみでもある。

発表までのラスト何日間は何度も徹夜が続き身体も疲れ果てたが本当に楽しいことだから
続けられる。
やっと最終調整が終わったときには日が超え朝の8時とかまでかかったりもした。

今回の制作から自分のセットも大分と拡張され表現の可能性が更に拡がった。
水をループするセットの進化が今回とても大きかった。

13日から始まり28日にパフォーマンスし新月から満月の流れに乗れていたように思う。
だいぶんと早いタイミングでチケットがソールドアウトしてしまい10人以上もお断りしたのが申し訳なかったが
パフォーマンスの評判はとてもよく日本でもツアーが出来ればと思っている。

Benとも一年にこれから3回は少なくとも会って制作、発表していこうと話しているので是非来年日本でのツアーを
決行していこうと思っている。

映像も仕上がってくると思うので乞うご期待!!!