こんばんは。石井章です。
本日は大洗、ひたちなか市で街頭演説させて頂きました。
<大洗リゾートアウトレット前> <ジョイフルひたちなか店前>
さて、参議院選挙の争点として原発問題があります。
折しも福島第一原発の事故当時、所長職であった吉田氏昌郎が先日亡くなられました。
改めてご冥福をお祈りいたします。
わが党の原発政策については
「既設の原子炉による原子力発電は2030年代までにフェードアウトさせる」
としています。
7月2日の共同通信の世論調査によると原発再稼働に賛成は50%、反対は40%でした。
まさに国論を2分する問題です。
まず、わたくしの考えを明らかにしましょう。日本の中長期エネルギー戦略において、原子力発電は必要なのか。
はっきり言いましよう。必要ありません。
未だ収束時期さえ判然としない原発事故被害。誰かの命を犠牲にしないと稼働できない原子力発電はもはや稼働是非の論争は成立しません。
原発が必要だと論じる人間はそもそも原発事業を推進する当事者や関係者です。
原発が無ければ電力需要は賄えない・ランニングコストにメリットがあるなどと聞くことがあります。
今は最大電力となる夏場ですが、昨年の同時期も特に問題なく電力は供給されています。
財団法人エネルギーセンター『EDMC / エネルギー・経済統計要覧』によると最大電力に達しても火力と水力を合わせた発電力の約80%で賄えます。
また、ランニングコストについては原発が稼働していた平成23年度の東電の有価証券報告書を調べてみると、火力・水力・原発はほとんど変わりません。(逆に事故発生時の賠償などを含めると原発のほうがコストがかかります)
これからの議論は原子力発電所の閉炉計画、使用済み核燃料棒の安全処理、そしてクリーンエネルギーの供給力を高めるための技術革新なのです。