大岡越前 封印作品 | 北条明の世界

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以前、「ウルトラセブン」の第12話の特集をしていた同人誌に、封印作品について載せていた別冊GONの縮小コピーがあった。

そこに書いてあったのは、「大岡越前」の封印作品についてであった。


その後、国会図書館に行って、その雑誌を見て、封印作品をメモしてきた。


1998年の再放送の際に、放映リストを作ったのだが、確かに、第1部では、

第1話、「謎の父子鶴」、「呑舟先生はどこだ」、「恐怖の影」、「幽霊小町」はやっていない。

ただ、もっと以前に見た時は、少なくとも、第1話と「呑舟先生はどこだ」はやっていた。

第3話は、言葉の読み方を間違えたとかフィルムが行方不明だったとかが理由らしいが、それ以外は、他の部も含め、差別的表現によるものが多い。

この5作品は、DVDには収録されている。


同様に第2部でも、3話分が欠番となっている。

その中で、本当の封印作品と言えるのが、第22話「幻術師」である。

この作品だけは、DVDにも収録されていない。


今回、その理由を探して、ネットを検索したのだが、2ちゃんねるに、ものすごくマニアックなのが載っていて、完璧にはまってしまった。

それによると、宗教団体とのからみが理由ということであった。

それにしても、詳しい人は本当に詳しい。

再放送で、いつもエンディングとかが切れているのは感じていたけれど、再放送素材だけでなく、マスターテープも既に切られているらしいとかいうのには驚いてしまった。

なお、ウィキペディアにも、「再放送と欠番」という項目がある。


ところが、「幻術師」は、最初に発売されたDVDには収録されてしまったらしい。

自分は、「大岡越前」のDVDは、第1部と第2部だけ持っている。

全然見ていられないんだけど、今回確認したら、「幻術師」が入っていた。

いつか見るのが楽しみである。


「大岡越前」は、けっこう見たつもりだったけれど、こんなコアなファンがいるとは知らなかった。

それだけ、何か人を引きつけるものがあるんだと思う。


それにしても、何につけ、封印作品がある。

本放送で完璧に見ていないと、全話見るというのはなかなか難しい。


ただ、そう言われる側の人の気持ちを考えると、あまり大きなことは言えないのだが、かつて放映したものについては、あまり目くじらを立てずに、公開してもいいのではないかと思う。

だいたい、実際の社会では、もっとシビアなことがされているのだから。