なぞの転校生 | 北条明の世界

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特撮(ウルトラ系中心)・少年ドラマシリーズ・大岡越前&江戸を斬る・ブラック・ジャック・アイドルなどについて語ってます

以前にも書いたように、「なぞの転校生」については、リアルタイムでの思い入れはあまりない。

後に、VHSビデオを買って、全話見たが、やはりリアルタイムできちんと見ていないせいか、そんなに強い印象は受けなかった。


少年ドラマシリーズの原作は、鶴書房のSFドラマシリーズにかなり載っているが、実は、自分が唯一持っているのが、「なぞの転校生」である。

この本を見返してみたら、発行年月日が書いてなくて、いつ頃買ったのかわからないし、なぜ「なぞの転校生」だったのかもよく覚えていない。

たぶん、「明日への追跡」などにはまって、よく見ていなかった「なぞの転校生」について知りたくなって買った、そんな感じではないかと思う。

ただ、何回も繰り返し読んだことで、ドラマよりもむしろ原作のストーリーの方が詳しく知っている。


このシリーズは、この頃図書館によくあって、その後、「続・時をかける少女」や「消えた街」を借りた。

「明日への追跡」や「夕ばえ作戦」は角川文庫版で買っていた。


今回、一番思い入れのある「明日への追跡」ではなく、「なぞの転校生」から少年ドラマシリーズについて、書くことにしたのは、先月までテレビ東京でやっていたドラマ24版のためである。


もともとドラマ24は、「XENOS」、「怨み屋本舗」、「リミット」など気に入った作品は見ていたのだか、今回の「なぞの転校生」も原作と違う部分に若干違和感を感じながらも毎週見ていた。

高野浩幸さんが、主人公の父親役で出ていたのが、昔を思い出していいなあと思って見ていたのだが、最終回で、D-15世界の次元調査団岩田広一(二役)として出てきた。

つまり、この作品は、リメイク作品だと思っていたのだが、実は、少年ドラマシリーズの続編だったのである。

それが衝撃的だった。

作品中の世界をD-15世界ではなく、D-12世界としていたのはそのためだったのである。


このシーンがあっただけで、この作品が少年ドラマシリーズとつながり、一気に思い入れを感じるようになるのだから、不思議なものである。


なお、「なぞの転校生」は1998年に小中和哉氏によって、映画化されているが、まだ未見である。