映画『ダイエットラブ』の感想 | アキラの映画感想日記

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映画を通した社会批判

日本ロケ

 

 

ダイエット・ラブ

 

カーファイがジョニートーと組んでアンディラウに特殊メイクを施す『マッスルモンク』と双璧を成す肉襦袢系。今回はマッチョではなくデブ。ダイエットして昔の恋人に再会しようと奮闘するロマンチックコメディ路線。日本を舞台にしていてクライマックスには新宿タワレコ前で殴り屋をやるというアミールナデリの『CUT』を思わせるような在日映画。映画自体の内容は全く違う訳だが。ヒロインの元恋人であるピアニストが地方公演をやっていた観光地の旅館で出会う訳だが話のほとんどは下町と思しき中華街で展開。

 

主人公がヒロインのダイエットに協力するうちに恋に落ちてしまうという定番パターンで実にありきたりではあるが業を見る能力を持ったマッチョな僧侶が暴れ回り悟りに至る話よりはこっちの方がなんちゃって特殊メイクの安っぽさに相応なコント状態な内容で好感が持てた。あくまでも在日の話って事で下手糞な日本語でも違和感がないし。いかにも香港のラブコメってノリを近所でやっているのを見るのはちょっと新鮮。来るのを知っていたらロケ見学したかった。