映画『GO』の感想 | アキラの映画感想日記

アキラの映画感想日記

映画を通した社会批判

ラップじゃなくて落語

 

 

GO


在日学校に嫌気がさし日本人高校へ通い始めたクルパー。

喧嘩に明け暮れる日々。ある日、日本人の恋人ができる。

親友の死をきっかけに彼女に自分が在日である事を告白するが…

 

タクシーでの「ダッセー!」大爆笑でした。

イマイチ弾け切れないこれまでの在日コリアン映画では

今まで『青~chong』がベストでしたが、超えちまった。

地下鉄でのチキンレース、カラオケに誘う警官、

親父に本気で喧嘩を吹っかける息子。(コリアンなのに)

行定とクドカンの実力思い知らされました。

 

「俺肌が緑色だったら良かったのにって本当に思うよ」

「ラップっていうのは嘘。落語」「物体Xでいいよ!」

台詞回しも冴えてますね。自分のアイデンティティを

模索する若者の姿をパワフルに味付けしています。

ラストは正統派の青春映画らしい熱さを感じました。

在日に興味のない人でも充分楽しめる作品です。