映画『飛ぶ教室』の感想 | アキラの映画感想日記

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映画を通した社会批判

飛ぶ教室

 

 

発展形『野ばら』

 

このお話はまるで『野ばら』の様な滑り出しを見せます。

親がいない主人公は船長の養子。聖歌隊の学校に入るが

寮では犬を飼う事は規則違反で困っている。そこから

先は子供映画の王道といった感じで、個性的な仲間や

ストリートキッズが暴れ回って楽しませてくれます。

いつの間にか大人達の友情ドラマになっていたりもする。

 

ただ、現代風のアレンジにはちょっと無理を感じました。

わざわざ教師達の過去にベルリンの壁のエピソードを

入れたり、クリスマスの舞台にラップを入れてみたりと

かなり遊んでいます。おかげで軽いテイストで楽しめた。

音楽もなかなか良い。練習曲っぽいソナタは耳に残る。

子供向けとしては上品になり過ぎず嫌味がなくて好きです。