映画『カル』の感想 | アキラの映画感想日記

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映画を通した社会批判

カル

 

 

こにたん?

 

韓流ブーム初期に話題になった猟奇殺人系。今日でも韓国映画界を牽引するヒットメイカーたるポンジュノやキムジウンも、この手のエグいヴァイオレンス描写に満ちた作品を撮り続けているが、そのグロティスク描写のエグさは既にこの作品にも見られます。そんな訳で当時はグロさで話題になった作品のひとつな訳だが単に映像的インパクトだけで売れた作品ではない。バラバラ殺人の遺体を辿ると皆、過去に一人の女性と付き合っていた事が判明。彼女をヨムジョンファが演じてる訳だが、これが今思うと『UDON』の時の小西真奈美にクリソツ。キャラとか抜きにして単なる他人の空似で。こいつが普通に考えると一番怪しい訳だが、あまりに怪し過ぎる立場の人間って逆に疑われなかったりする。この連続殺人が続けば彼女も狙われるからと主人公である刑事は彼女を保護して、その周辺を捜査し始める。なかなかサスペンスミステリーとして巧い伏線が多く楽しめる内容です。