『鉄男3』の感想from映画生活 | アキラの映画感想日記

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映画を通した社会批判

2010-08-27の投稿

鉄男 THE BULLET MAN

 

 

俺を煽るな

 

俺が見たいのは田口トモロヲの鋼鉄ドリルチンコだ。物語なんて知りたくもねえ。ただただぶっ飛んでればいいんだ。暴力という愛でありとあらゆるものをぶち壊してくれ。そこら中にザーメンぶちまけて客の事なんて気にせずに最高のオナニーショーを見せてくれ。弁解なんぞいらん。お前が最高なんだ。何をしても最高なんだ。何も気にすんな。分からん奴は放っときゃいんだ。分かる奴にも嫌われりゃ最高だ。ところがどうだ最近のお前は。2作目ボディハンターじゃ秘密組織なんて建前を出して今回バレットマンじゃ鉄男計画なんて後だし設定。そんなもんはいらん。まだ『悪夢探偵』の方が淫美で面白い。主演に外人を使うなんて欧米文化に媚びてやせんか?

 

ギャスパーノエも認めるアジアのぶっ飛んだ才能塚本信也がまたしてもブチかます。ただ今回は世間で原点に返ったと云われるほど原点なのか疑問。そもそも彼の作品が物語を語りたくてやっているようには思えない。もっと直接的な愛の形。激しく猛り狂う事こそが自己実現であり我々観客の心を鷲掴みにしているのだ。自制心を持ち「俺を煽るな!」なんて定番の台詞で律せずに思うがままにすべてぶち壊して初めて原点と云えるのではないか。暴発してくれなきゃ煽るよ。どこかで大きく爆発したい奴らのカリスマなんだから。どこまでも激しく吐き出してくれ。