『二十四時間の情事』の感想from映画生活 | アキラの映画感想日記

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映画を通した社会批判

2004-08-30の投稿

二十四時間の情事

 

 

原爆投下

 

「私はそこにいた」

「いや、君はそこにはいなかった」

あのオープニングだけで、

広島の原爆がいかに歴史的に

重い事かを思い知らされます。

 

私的には『夜と霧』と

並ぶ第二次大戦に関する

姉妹ドキュメントに感じられました。

ほとんどの映像が生の戦後の記憶であり、

二人の登場人物は

そのストーリーテラーに過ぎない。

悲劇の記憶を辿っているのは

見ている自分たち自身だ。

この作品の記憶は否が応でも

ベトベトと我々の心にこびりつく。

忘れられない、忘れてはいけない作品です。