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2月27日の記録を書く。写真は兵庫県の山陽電車。知らないうちにシンボルマークが変わっていた。下のは旧社章。

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1968年川崎車両製。もう43歳か。

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手柄駅。山陽姫路駅の次。左の白い建物は姫路市中央卸売市場。1986年10月31日までは市場との隙間を播但線(通称飾磨港線)が通過しており、1957年から1979年まで同線から分岐する形で姫路市場駅があった。悔しかったのは、飾磨港線があったことを忘れていたこと。覚えていたら意識して友人と話をして、廃線跡の話で盛り上がっていたに違いない。

それにしても、覚えていなくて悔しい。再度同じ場所に行って確かめてみたい。

-tegarayama

次は手柄山中央公園まで行った。姫路市営モノレール旧手柄山駅付近はまだまだ整備工事中で、近付けなかったが、工事が完全終了となり、季節が変われば賑わいが戻ってくるだろう。

バス停に行くとき、階段には蝉の抜け殻が綺麗な形で落ちていた。これは人が殆ど来ない証拠だ。

手柄山中央公園からは神姫バスで姫路駅まで。この路線は昨年で全廃された姫路市営バスを引き継いだもの。バス停の標識をよく見ると、「SHINKI」のSの字と鳥を掛け合わせた神姫バスのマークと神姫バスの文字の下には姫路の「ヒ」の字を図案化したマークと「市営バス」の文字が隠れているのを見た。両者が膨らんでいた。

車内は運転士と自分たち以外は誰もおらず、「姫路市が市営バスを辞めるのも無理ない」と思った。これも前記した故石見元秀氏が市長在任時代に市営バスの強化を図ったことが逆に災いとなったと言っていいだろう。バスの車内からは市街地が見えるが、姫路市役所が近くても畑がまだわりと残っていた。

モノレールは、姫路仮駅から手柄山まで先行開業も距離は短く、終端が山上の公園内のため、姫路博終了後は客が激減し、立地条件が悪く、「手柄山から姫路まで何人かでタクシーに乗った方が安い」、「バスなら同じ運賃で2人乗ってお釣りが来る」と酷評され、今の価格なら350円前後の高額運賃が悪く、累積赤字が膨らみ、飾磨や鳥取県方面への延伸もなかった。

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写真の階段はかつて地下通路からホームまでの階段だった。今はホームが高架に移り、位置も南側に移った。こちらはまだ駅っぽい雰囲気を残していた。

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写真は姫路駅北側。

モノレールは結局、姫路-手柄山間だけで終わったが、南部や東部、北部へも伸ばすつもりだったようで、姫路城の前まで伸びることを期待するのもいた。

造るなら姫路城までがよかったとする意見もあるが、歩いて行ける程だから不要だったと言える。

今も大将軍駅と似たような形状の建物が複数も姫路市内に残っており、こちらを駅にするつもりだったのではないかと言われている。

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姫路城は大修復工事のため、隠れて見えない。その代わりに巨大な図面のようなものが壁に描かれている。当日は姫路マラソンを実現させるための駅伝大会が開催されていた。観光客はいないわけではなかったが、城が見えず、中にも入れないため観光客が少なく、入場料ならぬ入城料が600円から400円になっていた。修復工事が終わったら再び以前のように人が並ぶ程の活気が戻ることとなろう。姫路城が残されている理由は、戦時中、焼夷弾が落とされても運よく不発弾だったということもあった。

時折ドラマや映画の撮影にも使用された。

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行きと帰りはこのバス。これも神姫バス。マイクロバスを改造したボンネットバス。

店名は忘れたが、高架下にあるラーメン屋で食事をして、「のぞみ」に乗車して帰京とした。

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姫路駅で買ったロングロングバウムクーヘン。N700系さくらを主題としている。530円。全長50cm。