道頓堀の食堂「大阪名物くいだおれ」の閉店後は上野で21日、元祖ファミリーレストラン「聚楽台」が約50年の歴史に幕を閉じる。ファンも殺到しているようだ。

1959年10月創業。和洋中華の本格料理と喫茶等100種前後を取り揃えたレストランだった。鶴田文三支配人は「1日辺りの売り上げも100万円前後だったのが最近は200万-300万円と急に伸びた」と驚く。

九州の人気食材7種を乗せた「西郷丼」(924円)に人気が集中。上野公園の西郷隆盛像真下にあることから20年前に開発。普段は1日20食程だが9日は120食で品切れになり、10日は午後からの販売に。

今回は建物の老朽化で2年後の再オープンを目指すが現在の340席を誇る大型レストランから縮小される可能性が高く、東北の玄関口だった上野駅のすぐ横の立地ということもあり、21日の営業最終日まで青森、岩手等遠隔地のファンからの予約も30件程入っていた。

下町に詳しい歌手なぎら健壱(55)は「上野が東北の玄関口じゃなくなったからなのかな。汽車を待つ間のなごみがあったよね。形を変えても残してほしい。非常に悲しいしむなしいよ」と嘆いた。

(日刊スポーツの記事より引用しております。)

 

上野は結構行っているのだが、この「聚楽台」で食事したことはなかった。まあ、実際に建物を生で見たり、写真に残せただけでも満足とする。

今後は神奈川県や静岡県からも上野に足が伸びやすくなることに期待を掲げている人も結構居るとのこと。未来の上野も注目していこうかと思っている。

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