入院10日目。VRリハビリ7日目。

 

本日午後のリハビリ。mediVR社から3度目のサポートが入る。今回は僕自身からも直接質問させていただいた。同病の皆さんへ少しでも参考になれば幸いである。

 

Q1.VRを開始以降、腰、背筋の過緊張が解けてきた半面、体軸のふらつきが改善しているように感じないのは何故か?

 

A1.無駄な緊張が解けつつあるのは、明らかにVRの効果。だがその反面、これまで体を支えていた鎧を脱いだ状態と考えられ、おそらくふらつきの原因となっている。

 

Q2.今後更なる歩行動作改善のためには、VRだけに頼るのではなく、日常のトレーニングも並行して行うことが必要か?

 

A2.その通り。VRと自主リハを組み合わせて行うのが理想。個人差もあるが新たな動作習得、定着には相応の時間が必要と思われる。

 

Q3.VRリハビリ、例えば20回のプログラムであれば、集中的に受けるのと、分散させる(週1~2回など)のでは、どちらが効果的か?

 

A3.患者の状態による。回数を重ねることでの蓄積効果は同様と考えられる。リハビリにより筋緊張が解けることの副作用(ふらつきなど)を回避するには、分散する方が好ましいかも知れない。

 

VRリハビリで全てが解決するわけではない。やはり中長期の地道なトレーニング(通常のリハビリ)が必要だ。ま、そうなんだよね。魔法は存在しないのだ。

 

♪ 今日の一曲 ♬

 

ショパンのエチュードでも難曲中の難曲。演奏の好みで当時ポリーニ派とアシュケナージ派がいた。私は断然ポリーニ派。ショパン演奏はサンソン・フランソワが大好きだがエチュードだけは別。まるで精密機械。レコードの帯には「これ以上何をお望みですか?」。

 

Chopin: 12 Études, Op. 25 - No. 6 in G-Sharp Minor "Thirds"

Maurizio Pollini · Frédéric Chopin