名古屋城

 

舟木一夫~御園座に行って来ます

 

―夕刊フジ「舟木一夫 出会いと別れの80年」最終回― 

 

―後半に第136回・137回「オードリー」―

 

 

 本題に入る前に―。二十四節気の一つ「白露(はくろ)」の頃です。二十四節気は季節の移り変わりを知るために、約15日間ごとに24に分けられています。「白露」は秋の訪れをいつくしむように、朝の光に白くきらきらと輝くように見える露の美しさを表しています。毎年9月7日から22日頃に当たります。「白露」は秋の季語にもなっています。「白露」の最後の七十二候は「玄鳥去(つばめさる)」で、ツバメが南の国へ旅立つ時期です。「白露」の次は昼夜の長さがほぼ同じになって秋の夜長に向かう「秋分」になります。

 

 

 

 本題に入ります―。舟木一夫さんは2024年9月4日(水)から8日(日)までの5日間、愛知県名古屋市中区栄にある御園座で「特別コンサート2024」を開いています。このうち4日と5日はJA愛知北(愛知北農業協同組合)の貸し切りで、一般に開放されるのは6日から8日の3日間(いずれも開演は13時)です。私はきょう6日にお邪魔する予定ですので、遅くなりますが当日中にコンサートやトークの内容などをお伝えできると思います。

 

 

 JAの貸し切りでも、4日と5日になんとか行かれた舟友さんによると、コンサートは二部構成で、一部が着物姿で歌う「浜の若い衆」から「銭形平次」まで和モノ10曲。30分の休憩を挟んで、二部は「くちなしのバラード」から始まり、ラストブロックは「高校三年生」などデビュー当時の“学園ソング”の計17曲。アンコールは「ROCK’N ROLL ふるさと」ということです。

 

 

 御園座は1896(明治28)年6月19日、初代市川左団次一座のこけら落としで開場。その後、名古屋大空襲や火災などで何度か再建された後、直近では2015年3月に閉館して建て替えられ、2018年4月1日にオープンしました。座席数は1299席(1階780席+車椅子4席、2階512席+車椅子3席)。椅子の下に個別の空調が設けられ、座席で飲食が出来るようになりました。各席にドリンクホルダーが設置されています。

 

 

 御園座近くでは、6日から8日まで「舟木一夫展79~80」も開かれます。

 

 

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美月の目の前で滝乃が倒れ亡くなる

 

 136回。滝乃(大竹しのぶ)は無理やり退院して、黒田(國村隼)に付き添われて椿屋に帰ってきて、そのまま寝込みます。病院に行く前より元気になって、愛子(賀来千香子)に感謝を述べます。

 錠島(長嶋一茂)は美月(岡本綾)に「仕事を休んで看病もしないで何で残っていたんだ」と言うと、美月は「椿屋の母でしたら、もう退院してます。仕事を全うした方が母は嬉しいと思います」と答えます。錠島から「お前は自分の命が終わる時は誰かに見守ってもらいたいものと言ったな。俺の死にかけの母親に合わせてくれて感謝している」と言われ、美月は動揺します。

 黒田は虎之助(菊池隆則)と幸太郎(佐々木蔵之介)の間で、二人のわがままに翻弄されます。黒田が「二枚看板にして欲しい。止めは栗部金太郎」と提案すると、幸太郎は「巌流島で小次郎が武蔵に勝つという話はもうええ。その代わり華々しく死にたい。もっと切なく、もっとはかなく台本を描き直してくれ」と話します。

 仕事を休んだ美月は、滝乃の希望にこたえて起こして着物を着せます。愛子が注意すると「聞かへんのよ」と答えますが、滝乃の気力がより一層不安にさせ、麻生(沢田研二)に電話します…。

 

 137回。麻生に電話する美月。滝乃が花尾(桂米朝)にお茶を出して部屋に戻ると、美月の前で倒れます。麻生が会えなくてもいいからと椿屋に来て、御簾越しに滝乃に「自分が未熟やった。滝さんに押し付けたこと許してください。ちゃんと会って謝りたいと思ってた。僕があんたに会うたこと再会できたこと、あんたの怒った顔、泣いた顔、一生忘れへんで」と話すと、滝乃は「祐さん、元気になったらまた会おう」と約束します。この後、滝乃の意識がなくなります。

 翌日、美月が仕事をしていると知らせが入り、錠島(長嶋一茂)が機転を利かして捻挫をしたと偽り倒れます。杉本(堺雅人)は収録を中止すると決め、美月に「オードリーは走って帰れ。走れ!」と追い返します。しかし、美月が椿屋に戻ると、丁度息を引き取った時でした。庭の椿が一片、池に落ちました。美月との29年が終わった瞬間でした…。

 

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8月26日(月)(zakzak掲載は翌日)

 

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