京都 八坂神社
舟木一夫が“ふれコン”で選んだ曲⑰
「ギター仁義」
―舟木一夫・2枚組DVD「LIVE SELECTION
~中野サンプラザLIVE映像集」を9月4日発売―
―後半に第105回・106回「オードリー」―
本題に入る前に―。旧暦の8月1日は八朔(はっさく)と言います。八月朔日(さくじつ)の略。朔日は「ついたち」とも読み、月の初日のことです。新暦では8月下旬から9月中旬頃にあたり、稲の実(田の実)が垂れて、実りの時期を迎えます。このため「田の実の節句」とも呼ばれ、「たのみ」を「頼み」にかけて日頃お世話になっている人に感謝を伝え、贈り物をするようになりました。京都の花街・祇園では、芸妓や舞妓たちが絽(ろ)の黒紋付きという正装で芸事の師匠やお茶屋などに「おめでとうさんどす」「これからも、よろしゅうおたの申します」などと、日頃の感謝を伝え歩くのが伝統です。祇園の夏の風物詩になっています。
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本題に入ります―。舟木一夫さんが2024年のふれんどコンサート「遠藤実の世界」で17番目に選んだ曲は、北島三郎さんが1963年8月20日にリリースした「ギター仁義」(作詞・嵯峨哲平)でした。遠藤さんが北島さんのために書いた曲は少なく、ほかに2002年3月1日発売の「父親(おやじ)/父は待つ」(作詞&作曲)、2009年6月5日発売の「比叡の風邪」(作詞・いではく)くらいでしょうか。
北島さんは1936年10月4日、北海道知内町の出身で、7人兄弟姉妹の長男。函館西高校在学中に函館で開かれた「NHKのど自慢」に出場し鐘二つの成績でしたが、司会の宮田輝さんから褒められ「歌手の道もあるかもしれない」と思うようになりました。17歳で高校を中退後、東京の親戚を頼って上京し、やがて流しを始めました。23歳の時に、当時下宿していたアパートの大家の娘・雅子さんと結婚・挙式しました。
第19回NHK全国のど自慢全国コンクール優勝大会」司会:宮田輝
ーNHKアーカイブスよりー
1960年のこと。当時の流しの収入は3曲100円でしたが、1000円を出してくれた客(コロムビアの芸能部長)に新橋の喫茶店に呼び出され、作曲家の船村徹さんと引き合わされます。これ以来、北島さんは船村門下生となって、レッスンが始まりました。1961年のある日、船村さんから「なみだ船」(作詞・星野哲郎)の譜面を渡され、レコーディングも終えました。私はすぐにデビューしなかった経緯は知りません。
実際のデビューは1962年6月5日発売の「ブンチャカ節/泣き虫横丁」(作詞・星野哲郎、作曲・船村徹)でした。舟木さんがデビューするちょうど1年前です。この歌は流しが歌っていた春歌(猥歌)の歌詞を替えて売り出しましたが、1週間で放送禁止になり、8月20日に急きょ“あの”「なみだ船」をリリースしたところ、大ヒットして“出世作”になりました。
北島さんは1963年の第14回NHK紅白歌合戦に「ギター仁義」で初出場しましたが、同じステージで舟木さんがデビュー曲「高校三年生」を歌っています。舟木さんにはそれだけ「ギター仁義」には格別の思い入れがあるのでしょう。北島さんは以来、紅白に計50回出場して77歳で勇退します。トリは13回(大トリ11回)務めていて、第69回の特別企画出場を含めて「まつり」を7回歌っています。
北島さんは2022年に芸道60周年を終えた後、2023年6月5日のデビュー記念日に自身と重ねた人生の応援歌「つむじ風」(作詞・志賀大介、作曲・原譲二=北島三郎)と、2022年12月に行われた「芸道60年 北島三郎明治座ファイナルコンサート」の模様を収録したDVDをリリース。また、デビュー記念日に合わせ、函館で閉館した「北島三郎記念館」をバーチャルで蘇らせ“オープン”しました。
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舟木一夫
「LIVE SELECTION~中野サンプラザLIVE映像集~」
計24曲の2枚組DVD 2024年9月4日(水)に発売
2023.4.25中野サンプラザラスト公演
日本コロムビアは8月1日(木)、舟木一夫さんの2枚組DVD「LIVE SELECTION~中野サンプラザLIVE映像集~」を9月4日(水)に発売すると発表しました。
コロムビアによると、舟木さんは全国ツアーの締めくくりの“ファイナル”を中野サンプラザで行ってきました。閉館になった2023年まで行われたサンプラザ公演のうち16公演の映像が残っていて、この中から計24曲をセレクトし、DVD2枚組に収録。Disc2のほとんどの映像が初DVD化ということです。
【Disc1:2000年以降にコロムビアより発売したDVD映像から12曲収録予定】
1 さよならの朝に(2000年)
*COBA-4076「舟木一夫 オンステージ 2000〜21世紀へ向けて〜」より
2 蜃気楼(2000年)
*COBA-4076「舟木一夫 オンステージ 2000〜21世紀へ向けて〜」より
3 東京は恋する(2001年)
*COBA-4226「舟木一夫 オンステージ ファイナルコンサート2001」より
4 浮世まかせ(2002年)
*COVA-6698「芸能生活40周年記念 舟木一夫ファイナルコンサート2002」より
5 紫のひと(2004年)
*COBA-4405「赤い詰襟コンサート」より *芸能生活60周年記念コンサート
6 恋唄(2004年)
*COBA-4405「赤い詰襟コンサート」より *芸能生活60周年記念コンサート
7 君よ 振りむくな(2005年)
*COBA-4507「赤い詰襟コンサート ファイナル」より *芸能生活60周年記
念コンサート
8 つばさ(2005年)
*COBA-4507「赤い詰襟コンサート ファイナル」より *芸能生活60周年記念コンサート
9 君へ心こめて(2010年)
*COBA-5994「舟木一夫コンサート2010ファイナル 2010.12.12 東京・中野サンプラザ」より
10 船頭小唄(2013年)
*COBA-6534「舟木一夫コンサート 2013ファイナル 2013.11.6 東京:中野サンプラザ」より
11 高校三年生(2017年)
*COBA-7008「芸能生活55周年記念 舟木一夫コンサート 2017ファイナル 2017.11.6 東京・中野サンプラザ」より
12 学園広場(2017年)
*COBA-7008「芸能生活55周年記念 舟木一夫コンサート 2017ファイナル 2017.11.6 東京・中野サンプラザ」より
【Disc2:2014年〜2023年にCS放送「チャンネルNECO」で放送された映像から12曲収録予定】
*2〜12楽曲は全て初DVD化
1 宵待草(2014年)
*COBA-6742「舟木一夫 オン・ザ・ロード2014 コンサート in 東京・中野サンプラザ 2014.12.14」より
2 少年いろの空(2015年)
3 眠らない青春(2016年)
4 End・Love(2016年)
5 銭形平次(2018年)
6 高原のお嬢さん(2018年)
7 荒城の月(2019年)
8 吉野木挽唄〜絶唱(2019年)
9 月の砂漠(2020年)
10 宇宙戦艦ヤマト(2021年)
11 友を送る歌(2023年)
*「舟木一夫コンサート2023〜さようならサンプラザ〜」より
12 グッド・バイ・ソング(2023年)
*「舟木一夫コンサート2023〜さようならサンプラザ〜」より
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錠島が日米合作テレビドラマの重要な役に
105回。美月(岡本綾)は梓(茂山逸平)に「椿屋の品位を落とすようなこしは二度とせんといて」と釘を刺します。梓は「お姉ちゃんは椿屋のおかんに似て来た。いつからそんな差別主義者になったんや」と言って出て行きます。美月が門を閉めに出てくると、錠島(長嶋一茂)が借りた金を返しに現れますが、美月は「結構です」と言って相とすると、錠島は「この金で泊めて欲しい」と言いますが、美月は「役者として一人前になってからお越しください」と追い返します。帰っていく錠島を見た梓は、美月に「椿屋の中庭と門はどこが違うんやだと問い詰めます。美月は滝乃(大竹しのぶ)の悲しみと孤独が初めて分かったような気がして…。
106回。梓が女の子を連れてくると、愛子(賀来千香子)は朝から浮かれていますが、美月は曜子(岡田薫)のことが信用できないため、滝乃のような辛辣な口調になってしまいます。夜、梓が曜子を連れてきます。春夫(段田安則)は「娘がもう一人できたみたいや」と上機嫌で、曜子にソフィアという英語名を付けますが、愛子は「何だか嘘っぽいと思わない?」と春夫に尋ねます。
半月後、秋になり、大京映画にはリチャードから「正式に決まりました」と連絡してきました。これを受け、錠島が大京映画の日米合作テレビドラマの重要な役に決まり椿屋に滞在することになりました。一方、春夫が滝乃を訪ねると、麻生(沢田研二)が「今出かけていますが、お聞きしたいことがあるので、お上がり下さい」と伝えると、春夫は…。
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下は㈱アイエスが8月1日にアップしたX(旧ツイッター)です。
【ご連絡】
— アイエス (@aiesu_19711208) August 1, 2024
この度アイエス友の会【グロリアス】を発足させて頂く事になりました🥳
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舟木一夫2024年コンサートスケジュール