平塚七夕祭り。2024年は7月5日(金)から7日(日)まで

 

舟木一夫が“ふれコン”で選んだ曲⑦

若いふたり

 

5日(金)付の読売新聞夕刊に舟木一夫の記事掲載

 

―後半に第83回「オードリー」―

―神野美伽のオフィシャルブログも―

 

 本題に入る前に―。織姫と彦星が年に一度、7月7日にだけ会うことを許されたという七夕の伝説。織姫はこと座のベガ(織女星=しょくじょせい)、彦星はわし座のアルタイル(牽牛星=けんぎゅうせい)ですが、二つの星が夏の夜空に天の川を挟んで最も輝くことから七夕ストーリーが生まれました。織姫と彦星は結婚してからお互いに夢中になり過ぎて仕事を怠けるようになり、怒った天帝は二人を引き離し、天の川の両岸に住まわせます。しかし、嘆き悲しむ二人を不憫に思い、年に一度会うことを許しました。笹竹に願い事を書いた短冊をつるして技芸の向上や無病息災を祈るという行事が定着しています。

 

 

 

 本題に入ります―。舟木一夫さんが2024年のふれんどコンサート「遠藤実の世界」で7曲目に選んだのは、北原謙二さんが1962年5月にリリースした「若いふたり」(作詞・杉本夜詩美)でした。北原さんは舟木さんの4歳年上で、歌手としては2年先輩です。「若いふたり」の前には皆さんもご存知の山路進一さん作曲の「忘れないさ」のほか、船村徹さんの曲が3曲ありますが、遠藤さんの曲でヒットしました。

 

北原謙二~若いふたり~

 

 北原さんは1939年10月8日、大阪府の出身。大阪のジャズ喫茶で活動後、鈴木英治とブルー・カウボーイズのメンバーとして上京して「銀座テネシー」で歌っているところを日本コロムビアのディレクターにスカウトされ、1961年に「日暮れの小径」(作詞=へてな・たつ、作曲=鈴木英治)でデビューしました。デビュー曲のB面は「朝刊来るまで起きてなよ」(作詞・星野哲郎、作曲・船村徹)という曲でした。


 

 舟木さんも仰っていたように、遠藤さんの曲の作り方は歌手に合わせてメロディーを書くというのが一般的ですが、この「若いふたり」に限ってはNHKの依頼で曲を書いたものでした。リズムはすでに流行が下火だったトドンパをあえて使い、「ピアノでその曲を弾いても一本指で弾けるような優しいメロディーにした」といいます。この歌は地方から東京に集団就職してきた若者たちの応援歌としても支持されました。

 

 

 北原さんの独特なストレートに伸びる声がマッチした「若いふたり」のヒットによって、コロムビアの青春歌謡路線の素地が作られました。舟木さんが愛知県一宮市から上京したのは1962年5月で、6月から遠藤さんの教室で毎週土曜日にレッスンを受け始めました。北原さんらが起こしてくれた青春歌謡の波に乗ればいいという流れになっていましたが、舟木さんの遠藤メロディーは一味もふた味も違っていました。

 

 北原さんは1962年の第13回NHK紅白歌合戦(「若いふたり)と、舟木さんが初出場した翌年の第14回紅白(「若い明日」を歌唱)に出場しています。1991年3月に高血圧症脳内出血で倒れましたが、リハビリを重ねて3年後に復帰。その後は全国各地の福祉施設への慰問活動などを行っていましたが、2005年1月26日、虚血性心疾患にため都内の病院で亡くなりました。65歳でした。

 

   なお、「若いふたり」と舟木さんの「花咲く乙女たち」のイントロが同じ(!?!?)

で、「若いふたり」はドドンパ、「花咲く乙女たち」はドドンピという分かったような分からないような“解説”は、「東京の“ふれコン”に行って来ました」のブログの中で、舟木さんの実際のトークとして書いてありますので、お読みになっていない方は参考にして下さい。 

 

 

 

 

 

5日(金)付の読売新聞夕刊に舟木一夫 

 

 

 舟友さんからご連絡いただきました。5日(金)付の読売新聞夕刊の「にほんご~言葉のアルバム」という欄に舟木一夫さんが大きく掲載されました。タイトルは「不遇に腐らず 歌一筋で」で、取り上げられたのは「起きて半畳寝て一畳」でした。新聞の表現によると、停滞期が続いた時に救いになった格言ということです。

 

 ちなみに、「デジタル大辞泉」(小学館)によると、この格言の意味は、起きている時は半畳あれば足りる、寝る時には一畳あればこと足りるという意味。そこから転じて、必要以上の富やお金を望まないで、満足を知ることが大切だという教えとして用いられます。後に「天下取っても二合半」と続きます。天下を取っても一日に二合半以上のお米は食べきれないという意味です。

 

 

 下は2024年9月4日(水)から8日(日)まで名古屋・御園座で行われる「舟木一夫in御園座2024」の“ポスター”です。4日と5日は貸し切り公演になっています。舟友さんから御園座のHPにUPされているとご連絡いただきました。

               

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下は神野美伽さんが5日(金)にUPされたオフィシャルブログです。

 

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大京映画は倒産の危機に

 

 83回。樹里(井元由香)が美月(岡本綾)を東京に連れて行くんじゃないかと騒ぐ滝乃(大竹しのぶ)を、愛子(賀来千香子)と春夫(段田安則)は美月に任せておいたらいいと冷静に宥めます。樹里は美月に「杉本(堺雅人)さんが好きなんでしょ。私も好き」と話し、美月を混乱させます。美月が日高組の部屋にサンドイッチを差し入れても、疲れて無反応なスタッフたち。大京映画は倒産の危機に瀕していて、黒田(國村隼)は雀蓮(三林京子)に伝えると、雀蓮は「トラ(菊池隆則)を産んでから今日まで、黒田はんの言いつけ通りにやってまいりました。あの子が不憫でなりません」と告白します。

 

 一方、佐々木家では滝乃が22歳の美月に自分の子供のようにあれやこれや言うのにうんざりして、愛子は春夫に「パパ、何しかしてよ」と迫ります。梓(茂山逸平)は美月に「二階堂樹里、もしかしたら病気重いかもしれへん。きょう附属病院の外来にこっそり来たらしいんや。担当医が点滴して帰したんやけど、後で脳外科に相談した方が良かったと言われたらしいんや」と告げます…。

 

 ※来週はスーツ姿のクリキン(舟木一夫)が登場します

 

 

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舟木一夫2024年コンサートスケジュール

 

 

☆青春賛歌 目次【1】2022年6月~

☆青春賛歌 目次【2】2023年1月~

☆青春賛歌目次【3】2024年1月~