6月5日は舟木一夫のデビュー記念日㊥

―後半に第59回・60回「オードリー」―

―神野美伽のオフィシャルブログも―

 

―「歌手・門倉有希 死去」の一報―

 

 

 本題に入る前に―。二十四節気では「夏至」の一つ前にあたる「芒種(ぼうしゅ)」の時期。稲などの穂先にある針のように尖っている部分を指す「芒(のぎ)」という言葉からきていて、穂の出る植物の種をまくのに適した頃という意味です。「芒種」の時期をさらに3つの季節に分けた七十二候では、6月5~9日頃を蟷螂生(かまきりしょうず)、10日~15日頃を腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)、16日~20日頃を梅子黄(うめのみきばむ)と呼びます。要するに、カマキリやホタルが姿を見せる頃で、梅の実が黄色に色づいていく時期です。

 

 

 

 

 本題に入ります―。舟木一夫さんがデビューしたのは1963年6月5日。以来、毎年6月5日はデビュー記念日です。2024年6月5日から62年目に入りました。過去に遡って、舟木さんが毎年6月5日に何をしていたのか調べてみましたが、“記念日”に取り立てて何かをしたという実績は数年しかありませんでした。そこで、毎年6月5日前後にどんな活動をしていたのかを抽出し、“舟木一夫の歩み”を振り返ってみたいと思います。そんなこともあったなと思い出していただければ幸いです。

 

 

 <1960年代>

 ■1964年6月8日⇒東京・ホテルニュージャパンで、ホリプロから独立して第一共栄に移籍することを発表。舟木の父親とホリプロチーフマネジャーが仕組んだ“クーデター”で、知らなかった堀威夫が激怒したといういわく付きの独立劇だった。 

 ■1965年5月8日⇒両親はじめ故郷の家族と一緒に住むため、弱冠歳の若さで東京都世田谷区代沢1丁目の元大学教授宅(約200坪の土地に2階建て住宅2棟と平屋住宅1棟)の大邸宅を購入。 

 ■1966年6月4日⇒東京ヒルトンホテル「紅真珠の間」で、デビュー満3周年記念パーティーを開催。

 ■1967年6月14日⇒名古屋・御園座公演「春高楼の花の宴」&「ヒットパレード」を開催(25日まで)。

 ■1968年5月19日⇒TBSテレビの東芝日曜劇場「川止め」に出演。石井ふく子プロデューサー、共演は姿美千子、伊志井寛ほか。大雨で川が渡れなくなり、舟木演じる主馬が知り合った疫病の娘・七重(姿)を看病するうち恋が芽生え…という物語。

   ■1969年7月4日⇒東京・明治座公演「新納鶴千代」&「与次郎の青春」を開催(31日まで)。

 

 

 

 

 <1970年代>

 ■1970年5月9日⇒大阪・千里丘陵の大阪万博で行われた「全国ヤング歌謡フェスティバル」に出場。

 ■1971年6月20日⇒大阪・サンケイホールでリサイタル「舟木一夫&サンケイ」を開催。

 ■1972年6月13日⇒東京・日本橋三越で「芸能活動10周年記念写真展=撮影・篠山紀信」を開催(18日まで)。篠山は8月1日から東京・明治座で行われた10周年記念公演「大岡政談・魔像」のパンフレットの表紙も撮影した。篠山はパンフレットの中で「舟木一夫さんという大きな拾い物をして、いたく上機嫌」と記している。

 ■1973年6月24日⇒大阪・サンケイホールで「舟木一夫フィーリングコンサート」を開催。

 ■1974年7月11日⇒NHKが「思い出のメロディー」(8月3日放送)で舟木一夫の“復帰”を発表。        ※前年10月29日に京都市内のホテルの浴室で自殺未遂

 ■1975年8月2日⇒東京・読売ホールで「舟木一夫コンサート75  今までの僕・これからの僕」を開催。

 ■1976年8月8日⇒大阪・御堂会館で後援会員のための“特別メニュー”のコンサート「第一回ふれんどコンサート」を開催。構成・演出からパンフレットまで、舟木のイメージをデザイナーに伝えて作った。

 ■1977年7月2日⇒東京・日劇特別公演「怪傑!!児雷也」を開催(26日まで)。演出は東宝映画を辞めて初めて舞台に挑んだ映画監督・岡本喜八、共演は真木洋子ら。舟木は「すずきじろう」のペンネームで作詞した「怪傑!!児雷也」(作曲・渡辺宙明)をリリースしている。公演中に父・栄吉が消化管出血のため63歳で亡くなった。

 ■1978年5月30日⇒東京・日劇公演「絶唱! 舟木一夫」を開催(6月5日まで)。

 ■1979年5月21日⇒東京・日劇公演「絶唱! 舟木一夫」を開催(6月6日まで)。

 

 

 

 

 <1980年代>

 ■1980年5月3日⇒東京・読売ホールで「スプリングコンサート」を開催(4日も)。

 ■1981年は特になし。

 ■1982年4月20日⇒東京・読売ホールでの公演「伊豆の踊子」にゲスト出演(23日まで)。同年9月に創刊された漫画雑誌「コミック・モーニング」のCMで元キャンディーズのランちゃんこと伊藤蘭と共演している。

 ■1983年5月25日⇒初エッセイ集「酔って、Singer 青春病大さわぎ」(青山書房)を発刊。

 ■1984年5月某日⇒借金返済のため、東京・祖師谷の邸宅を売却し、杉並区善福寺の借家に転居。前月6日には弟・幸正が酔ってベランダから転落死し、舟木は「この後半年間は夢遊病者のようになった」と言う。

 ■1985年、1986年、1987年は特になし。 ※“寒い時代”の中です。

 ■1988年4月某日⇒仙台放送の「ルック! 202」にメーン司会者としてレギュラー出演(翌年3月まで)。

 ■1989年9月1日⇒全国40か所の民音劇場公演での「花ふたたび」がスタート。(10月10日まで)。共演は夏木マリ、奈美悦子ら。

 

 

 

 <1990年代>

 ■1990年6月某日⇒TBSテレビ「ヨタロー建白書」にレギュラー出演。

 ■1991年8月11日⇒大阪・新歌舞伎座公演「君たちがいて僕がいた」に特別出演(16日まで)。

 ■1992年5月28日⇒全国30会場で芸能活動30周年記念・全国縦断特別公演「銭形平次」を開催(6月30日まで)。共演は光本幸子ら。

 ■1993年7月3日⇒名古屋・中日劇場で芸能生活30周年記念公演「銭形平次」を開催(26日まで)。

 ■1994年5月17日⇒全国31会場で「瞼の母」&「歌謡ショー」ツアー公演を開催(6月19日まで)。共演は淡路恵子ら。

 ■1995年7月10日⇒阪神・淡路大震災で被災した子供たちの復興を目指す「ランドセル基金」の贈呈式に出席。発生直後に1人で現地に出向いて現状を直視して、いち早く募金活動を始めた。

 ■1996年6月10日⇒ハワイツアーを開催(15日まで)。

 ■1997年5月30日⇒舟木一夫・松竹新喜劇合同ツアー公演「お祭り提灯」「駕籠や捕物帳」を全国21会場で開催(6月27日まで)。

 ■1998年6月2日⇒大阪・新歌舞伎座特別公演「銭形平次~辻切り恋供養」&「オンステージ」を開催(26日まで)。共演は土田早苗ら。

 ■1999年5月14日⇒全国29会場で「沓掛時次郎」ツアー公演を開催(6月15日まで)。

 

 

 

 <2000年代>

 ■2000年6月1日⇒東京・第一ホテルで橋幸夫、西郷輝彦とともに「御三家(G3K)メモリアルコンサート」の記者会見。全国100か所で200公演。

 ■2001年6月3日⇒大阪・新歌舞伎座特別公演「鯉名の銀平 雪の渡り鳥」などを開催(27日まで)。共演は林与一ら。

 ■2002年6月1日⇒大阪・新歌舞伎座で芸能生活40周年記念公演「忠臣蔵異聞・薄桜記」などを開催(25日まで)。

 ■2003年6月6日⇒東京・三越劇場公演「アコースティックコンサート2003」を開催(18日まで)。

 ■2004年5月1日⇒大阪・新歌舞伎座特別公演「銭形平次~蛍火の女」などを開催(26日まで)。

 ■2005年5月25日⇒東京・新橋演舞場で「舟木一夫サンクスコンサート2005」を開催。

 ■2006年5月29日⇒京都・南座で「舟木一夫ンクスコンサート2006」を開催。

 ■2007年6月14日⇒大阪城ホールで「遠藤実歌謡音楽祭」に出演。

 ■2008年5月14日⇒京都・南座で「5DAYSコンサート」を開催(18日まで)。

 ■2009年6月6日⇒名古屋・中日劇場公演「浮浪雲/シアターコンサート」を開催(28日まで)。共演は音無美紀子ら。

 

 

 

 <2010年代>

 ■2010年4月23日⇒愛知県芸術劇場「青春歌謡BIG3スペシャルステージ」を開催。舟木、西郷輝彦、三田明が出演。

 ■2011年4月15日⇒名古屋・中日劇場公演「プレ・アニバーサリー・コンサート」を開催(17日まで)。

 ■2012年6月5日⇒ホテルオークラ東京で「舟木一夫 芸能生活50周年記念パーティー」を開催。

 ■2013年6月5日⇒NHK「ゆうどきネットワーク」に出演。

 ■2014年5月31日⇒東京・新橋演舞場で「舟木一夫シアターコンサート2014in新橋演舞場~七回忌に偲ぶ~遠藤実スペシャル『決して散らない花々』」を開催。

 ■2015年5月29日⇒大阪・新歌舞伎座で「舟木一夫シアターコンサート2015in新歌舞伎座―演歌の旅人―船村徹の世界」を開催。

 ■2016年6月10日⇒BSTBS「由紀さおりの素敵な音楽館」の収録。南こうせつらと共演(7月11日放送)。5月24日には名古屋・中日劇場で「美空ひばりスペシャル―ひばりが翔んだ日々―」を開催(25日も)。

 ■2017年5月3日⇒大阪・新歌舞伎座で「芸能生活55周年記念~鬼吉喧嘩状/シアターコンサート」を開催(22日まで)。共演は林与一ら。

 ■2018年7月4日⇒芸能生活55周年記念「『その人は昔』のテーマ」をリリース。

 ■2019年⇒6月5日近辺に公演などなし。

 

 

 

 

 

 <2020年代>

 ■2020年⇒6月5日近辺に公演などなし。

 ■2021年⇒6月5日近辺に公演などなし。

 ■2022年5月20日⇒京都・南座で「芸能生活60周年記念 舟木一夫シアターコンサートin南座」を開催(22日まで)。

 ■2023年6月5日⇒大阪メルパルクホールで後援会員のための「ふれんどコンサート」を開催。東京は12日。

 ■2024年5月2日⇒大阪・新歌舞伎座で「舟木一夫・神野美伽ジョイントコンサート」を開催(8日まで)。※「夕刊フジ『ぴいぷる』神野美伽」はzakzakで読めます。

 

 

 

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舟木一夫さんとのこと 

 デビュー当時から舟木さんのファンだという方も沢山おられますが、私は若干“遅れて来たファン”になります。当初から「いい青年!!」と絶賛していた母の影響を受けて歌を聴き、舟木さんの出るテレビの歌謡番組を見るようになって、私も魅かれていきました。舟木さんが“寒い時代”を経て復活の兆しを見せてきた時、私も応援しなければならないと思うに至り、“逆ダイエット作戦”が成果を見せ始めた頃、皆さんもご存知の赤坂プリンスホテルの喫茶店で初めてのインタビューを行いました。

 

 それ以来のお付き合いになりますが、一番多くインタビューさせていただいたのは、新橋演舞場で毎年行うようになった座長公演の際のパンフレット(筋書き)でのインタビューです。舟木さんには毎回、原稿をチェックしていただきましたが、その適格な直し方にいつも「なるほど」と思わされました。毎月、会報誌「浮舟」に自ら文章を書き、多くの作詞もされる舟木さんですから、文章や活字には慣れておられるのでしょうね。また、機会があれば、「舟木さんと私」を書いてみたいと思います。

 

   ■前回、書き忘れましたが、舟木さんのデビュー記念日「6月5日」については、TBS系の浅さの番組「ラヴィット!」、夕刊フジ(6月5日発売)の「きょうは何の日」でも取り上げられました。

 ■7日はテレビ朝日系「徹子の部屋」に松原智恵子さんがゲストで出演されます。

 

 

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 下は神野美伽さんが6日(木)から8日(土)にUPされたオフィシャルブログです。

訃報 歌手の門倉有希さん死去

 

 歌手の門倉有希さんが6日(木)午前5時30分、乳がんのため亡くなりました。50歳。今年デビュー30周年で、5月22日に「歌手生活30周年 ベストアルバム」をリリースしたばかりでした。詳細は控えますが、私はデビュー前からのお付き合いでした。心からご冥福をお祈り申し上げます。

 

 
 下は小柳ルミ子さんのオフィシャルブログです。
 
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断り続ける幸太郎は晋八の殺陣を見て…

 

 59回。椿屋に幹幸太郎(佐々木蔵之介)がやってきました。撮影のない美月(岡本綾)と滝乃(大竹しのぶ)が接客しますが、幸太郎は美月に「東京へ出てきいへんか。一生女優やっていく気東京出てこんとあかんで」と言います。滝乃(大竹しのぶ)は警戒し、美月に「もう幸太郎の部屋には行かないように」と命じます。美月は「私、東京へ出て行けへん。けど、錠島さん(長嶋一茂)のことは諦めへん」と言って、錠島のアパートに行きます。

 

 錠島は「一話の台本がまだ上がらないんだ。時間切れで詞企画はぽしゃる。まただ」と言うと、美月は「杉本さんを信じて待ってたら絶対大丈夫や」。錠島は「お前、杉本の女になったのか」と言って、美月を倒してキスしようとします。美月は「何でなんでも悪く考えるの」と聞くと、錠島は「いいことなんか何もなかったからだよ。何で来るんだ」と言うと、美月は「一緒にいたいからや。けど、一緒にいると悲しい」と伝えます。

 

 美月が帰る途中、大部屋女優のあさひ(山口智慧)と出会い、あさひは二人の会話から幸太郎が椿屋泊っていると確信し、椿屋の外で一晩中待ち構えます。翌朝、出て来た幸太郎に「ふけたな。はよ嫁行き。あさひがゆうひにならんうちに」と言われ倒れ込みます。美月らがあさひを部屋まで連れて行くと、中は幸太郎の写真やグッズなどでいっぱいです…。 

 

 60回。大部屋俳優たちは晋八の指導で特訓を受け、晋八から「明日、男は木刀を持ってこい。女も話を聞きに来い。今日の殺陣の基本を話す」と指示されます。一方で黒田(國村隼)たちは幸太郎のゲスト出演の交渉を続けます。幸太郎は主役にこだわり、「悪役やるくらいなら引退する」とゲスト出演を断り、そのまま窓から美月の部屋に入ります。

 

 黒田たちの誘いを避けるために、美月は「明日、私とデートしてくれはりませんか」と幸太郎を誘い、翌朝、大部屋俳優たちの殺陣の特訓を見せに行きます。晋八に指示されて、錠島は木刀で晋八に抜き胴で打ち込みます。胴の部分に台本を入れて痛みを押さえています。そこに、晋八の命の重さを感じられる殺陣を見た幸太郎は、椿屋に急ぎ帰って、黒田らに笑顔で「一話のゲスト、やってもええわ」と告げます…。

 

 

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決定版 舟木一夫の青春賛歌 全記録公式本

2024年コンサートスケジュール

 

☆青春賛歌 目次【1】2022年6月~

☆青春賛歌 目次【2】2023年1月~

☆青春賛歌目次【3】2024年1月~