22日の夕刊フジ「ぴいぷる」に神野美伽

~舟木一夫とのジョイントコンサートを語る~

―オフィシャルブログ(後半)も必見です!!―

 

―後半に第43回・44回「オードリー」―

 

 

 本題に入る前に―。あらゆる生命が満ち満ちていく二十四節気の「小満(しょうまん)」の時期を迎えました。太陽の光を浴びて、万物がすくすく成長していく季節です。秋に蒔いた麦は穂を実らせ、畑が緑黄色に色づき始め、木々の緑は深みを増していきます。和の暦の「夏」は初夏→仲夏→晩夏と3段階で進みますが、立夏と小満の時季はさわやかで過ごしやすい「初夏」にあたります。沖縄では梅雨入りして、雨が最も多く降る時期であるため、次の節気の「芒種(ぼうしゅ)」にかけてを「小満芒種」と書いて「スーマンボースー」と読ませ、梅雨の意味に使われます。

 

 

◇ 

 

 

 本題に入ります―。2024年5月22日(水)に発売される夕刊フジの「ぴいぷる」欄に歌手の神野美伽さんが登場します。私が約1時間半にわたってインタビューを行い、大阪・新歌舞伎座で5月2日(木)から8日(水)まで行われた「舟木一夫&神野美伽ジョイントコンサート」の裏話などをふんだんに語っていただきました。

 

 

 神野さんとは新歌舞伎座の楽屋に、舟木さんをお尋ねした際に初めてご挨拶させていただき、「ご結婚おめでとうございます」など二言三言の会話を交わしました。インタビューは2回目のご対面です。インタビューの中で、神野さんが拙著「決定版 舟木一夫の青春賛歌」をしっかり読んでいただいているのを知って感謝、感謝でした。

 

 私はインタビュー前に神野さんのことを詳しく調べ、皆さまにも「神野美伽という歌手の“基礎知識”」としてこのブログで読んでいただきましたが、これまでの人生の中で舟木さんの生き方と似ている所がいろいろあることに気づかされました。このことは、インタビューの中でも神野さんご自身からも伺いました。

 

 舟木さんもデビュー前は、いろいろご苦労されたことは拙著「舟木一夫の青春賛歌」にも書きましたが、神野さんも子供の頃から大阪府貝塚市で機織り機の部品を作っていた父親の借金に悩まされ、デビュー直後に両親が離婚すると、まだ20歳前でしたが、長女として母親と二人の妹の面倒を見るようになりました。

 

 父親の借金の肩代わりもしましたが、楽屋にまで取り立てが来るなどキリがなくなり一旦は父娘の縁を切りました。晩年は父親のために介護施設を探したりするなど面倒を見続けましたが、父親は神野さんの40周年記念公演の直前に82歳で亡くなりました。今は、自宅で毎朝、水を供えて遺影に「おはよう」と声をかけているそうです。

 

 また、舟木さんが地元のデパートで配達のアルバイトをして最初に買ったレコードが「マチルダ」が収録されたハリー・ベラフォンテのLPでしたが、神野さんも初めて買ったレコードがハリー・ベラフォンテの「ク・ク・ル・ク・パロマ」でした。同じ歌手のLPを買っていたことは、拙著を読んで初めて知ったということでした。

 

ベスト・オブ・ハリー・ベラフォンテ

 

 神野さんの場合はファン層が広いですが、舟木さんが「同世代だけを見て歌う」と言われたように、同世代に語り掛けたいという気持ちは同じです。神野さんは別のインタビューで「同世代の人たちと、人生って辛いよね、苦しいよね、だけど、ああ幸せ…そんな様々な思いを共感したくて歌っている」と語っています。

 

 

 いずれにしましても、ジョイントコンサートのことを中心に、神野さんのこれまでの歩みの中での韓国とニューヨークの位置づけ、これからの生き方などについても幅広くお聞きしました。ジョイントコンサートでは「えっ、そんなことがあったの!?」という話もあります。詳しいことは是非、手に取って読んでいただければと思います。

 

 

 

 

 

SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE
天の意のまま

 

        

 

 
    下は19日(日)と20日(月)、21日(火)にアップされた神野美伽さんのオフィシャルブログです。
 

【お詫び】
 「決定版 舟木一夫の青春賛歌」(産経新聞出版)の巻末の「舟木一夫・シングル&アルバム一覧」の中で、以下の2作が抜けていましたので、お詫びいたします。同書は現在、2刷を発売中ですが、3刷のチャンスがあった時点で追加させていただきます。大変申し訳ありませんでした。
 ①2007年  4月 アルバム「舟木一夫 思い出アルバム」
 ②2017年  1月   アルバム「芸能生活55周年記念 舟木一夫CDコレクション 
                           前篇: 名作家達によるオリジナル全集 
 
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梓が一人暮らしを始めたのは錠島と同じアパート!?
 
 43回。河原で錠島(長嶋一茂)に抱きしめられた美月(岡本綾)は「私といる今、錠島さん生きてへんの? 錠島さんを信じてる。役者としての才能も、人間としての思いやりも、私を助けてくれた優しさも」と語りかけると、錠島は「生きはしてるけどな。俺は人を信じない」と言って立ち去ります。
 
 ボーっとして帰ってきた美月に、愛子(賀来千香子)が声をかけても黙って部屋に入る美月に「好きな人出来たのね」と話すと、美月は「何で分かるの?」。愛子は「ママから生まれたから、あなたのことは何でも分かる。だけど、約束してね。赤ちゃんを作ったらあかんよ」と言います。美月は滝乃(大竹しのぶ)の様子が気になって部屋に行って肩をもんだりしまが、滝乃は気づいていないことを知って安心します。
 
 大京映画の社長室では、黒田(國村隼)が助監督の杉本(堺雅人)を呼び出し「おめでとう。監督に昇進や」と伝えますが、杉本は「僕は映画を撮るために大京に入ったんです。テレビをやるつもりはありません」とキッパリ。黒田は「テレビ時代劇を作ってくれ。お前の新しいセンスが必要なんや」と説得しますが、杉本は「時間をいただきたい」とだけ答えます。
 
 撮影現場では最後の時代劇映画がクランクアップされ、黒田が監督の日高(多賀勝一)に花束を渡すと、日高は「これでクビか。お前が入所した頃、俺の助監督やったの覚えとるか。共に死ぬまで映画を撮ろうと言うたやろ。大京を支えてきたのはワシらやろ」と言って花束を投げ捨てて立ち去ります。見ていた美月は大部屋に帰る途中に錠島とすれ違い「今日も河原で稽古ですか」と聞きますが、錠島は「いや」と一言。
 
 美月は帰りに、愛子が「食事を持っていったら、もう来るなって断られた」と言っていた梓(茂山逸平)のアパートに行きますが、錠島と同じアパートだと知って「そんなアホな」と思います。そんなところへ帰ってきた錠島は美月に「来るな。こんなところへ」と言ってアパートに入って行きます…。
 
 44回。美月が梓のアパートに食料を持ってきます。梓は「ママみたいなことすんなよ」と言うのに対して、美月が「あんた、まだ高校生でしょ。いつまで意地張ってるつもりなの」と問い詰めると、梓は「意地張り通して女優になったんは誰や。お姉ちゃんには俺の気持ち分からへん」と返し、深夜のバイトがあるからと言って、二人でアパートを出て行きます。
 
 梓の隣の部屋に住んでいる錠島を訪ねて来たもみじ(三田篤子)がカギのかかっていない錠島の部屋にり、「飲まへん? 今日は日高監督可哀そうやったな。今度はウチらの番や。一緒に不安を忘れようと思って来た」と言うと、錠島は「邪魔だ。聞こえないのか」と相手にしません。もみじは「あんたのオードリー、若い男と外歩いてたで」と捨て台詞を残して出て行きます。
 
 美月は家に帰って春夫と愛子に「梓は思ったよりちゃんと暮らしてたわ」という話しをすると、春夫は「梓のことはもうええ」と言って、愛子に「これからは二人で楽しく老後を暮らそう」などと話します。そこへ、ベトナム軍兵士で春夫の兄の息子のリチャード佐々木(トロイ)が2週間の休暇を取って訪ねてきます。リチャードは椿屋の庭から建物を眺めて「めちゃええ」と片言の関西弁で話します。滝乃は今晩は2階の部屋に泊っていくよう勧めます。
 
 大京映画では「俳優契約解除者」の名簿が張り出されます。名前があった木村拓蔵(岡田友孝)に、古参役者の村木六兵衛(夢路いとし)が「東映も松竹も東宝もある。ワシらは体ひとつでどこへでも行けるんや」と声をかけ慰め合います。中には朝倉もみじの名前もありました。もみじがタバコを吸っていると、美月と晋八が来ます。もみじは美月に「ここで会うのも今日が最後や。もみじがおらんなって、すっとしたやろ」と嫌味を言います。
 
 美月が「いじめられるのは嫌でした。でもすっとしているのとは違います。こんなに簡単に大勢がいなくなるなんて…」と言うと、もみじは「人に同情する奴は、いつか消えていく。幸せやな、あんたは、ジョーと晋八をボディーガードにつけて。再会するまでせいぜい芸磨いときや」と言い残して去っていきます。美月は独り言のように「磨きます」―。美月は再び、梓のアパートに行き、「吉岡美月です」と言って隣の錠島の部屋をノックします…。
 

 

 

 

2024年コンサートスケジュール

 

☆青春賛歌 目次【1】2022年6月~

☆青春賛歌 目次【2】2023年1月~

☆青春賛歌目次【3】2024年1月~