連続テレビ小説 オードリー NHKアーカイブスより

 

4月1日から「オードリー」がスタート

―後半に放送スケジュール表―

 

福島潟の菜の花畑

 

 本題に入る前に―。「一月往ぬる二月逃げる三月去る」。いちげついぬる、にげつにげる、さんげつさる、と読みます。「一月は行く、二月は逃げる、三月は去る」という意味の慣用句です。正月から三月までは行事が多く、あっという間に過ぎてしまうことを表現しています。確かに、一月は初詣、年始参り、七月がゆ、鏡開き…など年始の行事が続き、二月はもともと日数が少ないうえ、節分、立春、建国記念日などがあって、逃げるように終わり、三月はひな祭り、お彼岸、春分などのほか卒業や転勤、引っ越しなどで多忙な月です。挨拶の文章などに引用する方もいます。

 

 

 

 本題に入ります―。舟木一夫さんが時代劇役者の“クリキン”(栗部金太郎)として24年前の2000年10月、55歳の時に出演したNHKの連続テレビ小説「オードリー」がいよいよ4月1日(月)から再放送されます。舟木さんにとって2000年という年は、3月にTBS系の「水戸黄門」にゲスト出演し、5月には京都・南座で座長公演「眠狂四郎・円月無頼帖」(共演は荻野目慶子ら)を演じるなど時代劇づいていました。“寒い時代”から完全復活し、ノッている時です。それだけに再放送は楽しみです。

 

 NHKによると、この番組は「戦後の京都・太秦に生まれた佐々木美月(岡本綾)は、価値観の異なる3人の親に囲まれて育つ。1人は娘を『オードリー』の愛称で呼ぶ、アメリカ帰りの父・春夫(段田安則)。1人は女性も自立すべきと考える母・愛子(賀来千香子)、そして、美月をわが子のようにかわいがり、よい結婚をしてほしいと願う、老舗旅館の女主人滝乃(大竹しのぶ)。3人に翻弄されながら、美月は成長し、映画の世界に飛び込んでいく」という物語です。

 

 

 原作・脚本は現在、NHK大河ドラマ「光る君へ」の脚本を手がけている大石静さん、音楽は溝口肇さん、主題歌は倉木麻衣さんの「Reach for the sky」(作詞・倉木麻衣、作曲・大野愛果)です。初回放送が2000年10月2日から2001年3月31日まで計77回ですから、20数年ぶりの再放送になります。出演は他に、藤山直美、長嶋一茂、堺雅人、佐々木蔵之介、國村隼、沢田研二、林与一さんら豪華メンバー。舟木さんと与一さんは大京映画の看板スター、“東の御大”こと栗部金太郎(クリキン)と、“川の御大”こと桃山剣之助(モモケン)役で登場しました。

 

NHKアーカイブス 大石静 特集

 

 

 時代劇役者としての立ち居振る舞いから衣装も含めて、名演技が注目された舟木さんは「クリキンという人は、時代劇映画の黄金期を支えた大スター。映画に関しては相当なこだわりを持っていますから、自分の考えをどんどん押し出していきます。でも、映画の新しい流れの中では、ややもすると古さを感じさせ、いの役者としての崖っぷちに立っている。そういった人物なんです。クリキンの魅力は、若い人たちにも理解されるかもしれないけれど、基本的には同世代でこそ共感しあえるものなんです」と語っています。

 

 

 第1回放送は、独眼竜政宗のように片目に眼帯をしたクリキンこと栗部金太郎(舟木一夫)の華麗な立ち回りから始まるようです。20数年以上も前のことで、私は当時は録画もしていませんでしたし、その後に見る機会もありませんでしたので、もうすっかりというか完全に忘れてしまっています💕😁。しかし、これは絶対に見逃すわけにはいきません!! 初回の感想は明日、掲載したいと思っていますので、読んでいただければと思います。

 

 

 ちなみに、NHK連続テレビ小説は1961年度の「娘と私」から始まり、先日終了した「ブギウギ」が109作目でした。これまでの平均視聴率のランキングを調べてみました。第1位=「おしん」(1983年、小林綾子、52.6%)、2位=「繭子ひとり」(1971年、山口果林、47.4%)、3位=「藍より青く」(1972年、真木洋子、47.3%)、4位=「鳩子の海」(1974年、藤田美保子、47.2%)、5位=「北の家族」(1973年、高橋洋子、46.1%)です。

 

 63作目の「オードリー」については初回視聴率23.2%、最高視聴率24.0%、平均視聴率20.5%でした。舟木さんは真木洋子さんとは「藍より青く」の5年後に東京・日劇で行った特別公演「怪傑!!児雷也」(1977年7月、日劇)で共演していますので、それ以来の共演でした。「怪傑!!児雷也」は映画界を離れた岡本喜八監督が初めて舞台演出を手掛けて話題になった作品です。舟木さんの父上・栄吉さんが63歳の若さで亡くなったのも、この公演の最中でした。

 

 

放送スケジュール

 

 ■NHKBS放送⇒4月1日(月)から

                         毎週月曜から土曜 

                         午前7時15分から7時30分

 

 ■NHKBS再放送⇒毎週日曜 

                         午前8時から9時30分 

                         1週間分6話連続

 

 ■プレミアム4K放送⇒4月1日から

                         毎週月曜から土曜 

                         午前7時15分から7時30分

 

■プリミアム4K再放送⇒毎週日曜 

                        午前10時から11時30分 

                        1週間分6話連続

 

 

 

 

 

 

 

 

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