舟木一夫
大宮ソニックで「満員御礼」コンサート
舟木一夫さんが2024年2月2日(金)14時から、埼玉県さいたま市大宮区の大宮ソニックシティ・大ホールで「舟木一夫コンサート2024」を行いました。2024年のツアー初日でしたが、チケットはすでに完売状態で「満員御礼」という幸先のいいスタートになりました。下の囲みは舟木さんのコンサート活動を支援している㈱アイエスのX(旧ツイッター)です。
会場で記した手元のメモで曲目リスト、トーク内容などを書いてみましたが、間違っていたらご指摘ください。よろしくお願いいたします。
【曲目リスト&トーク】
<オープニング>
☆久しぶりの舟木さんのナマの声を聴くことができました。80歳寸前ながら相変
わらずの“いい声”で、正直ホッとしました。
トーク⇒階段を下りて挨拶。明けましておめでとうございます。本日も後期高齢者を励ます会にようこそ。本年の12月に80になってしまいます。思いつくまま色んな歌を並べてみましたので、どうぞごゆっくり。
「センチメンタル・ボーイ」⇒1967.11。作詞・河端茂/作曲・山屋清
「ブルー・トランペット」⇒1966.12。作詞・古野哲哉/作曲・船村徹
「星の広場へ集まれ!」⇒1967.3。作詞・古野哲哉/作曲・戸塚三博
☆最初の4曲を聴いて、今年の通常コンサートの選曲はいろいろ工夫されましたね
―という感想を持ちました。
トーク⇒僕らの青春時代に80といったら、棺桶の中で寝起きしている感じだった(笑)。だから12月まで1か月ずつ数えながらやっていきたい。今年の目標は12月12日にたどり着くこと。では20代で歌っていた代表的な歌を。「東京は恋する」から…。
音が流れない。コーラスの3人の反応を見て、バンドに振り向いて「え、違った?」。今日は初日だからね。音が流れるとバンドを止めて、「花咲く乙女たち」からです。
「花咲く乙女たち」⇒1964.9。作詞・西條八十/作曲・遠藤実
「東京は恋する」⇒1965.4。作詞・丘灯至夫/作曲・山路進一
「北国の街」⇒1965.3。作詞・丘灯至夫/作曲・山路進一
「たそがれの人」⇒1965.8。作詞・安部幸子/作曲・山路進一
「哀愁の夜」⇒1966.2。作詞・古野哲哉/作曲・戸塚三博
☆「哀愁の夜」は5番も歌われました。
トーク⇒今年は輝さん(西郷輝彦)の三回忌。僕は輝さん輝さんと呼んでいて、輝さんに僕のことをフナさんとか、かずさんとか呼んでよと言ったけど、ずっと舟木さんだった。「日本の名曲たち」として輝さんのナンバー3曲を。衣替え。黒い襟、水色のジャケット、黒のポケットチーフ。
「君だけを」⇒1964.2.15。作詞・水島哲/作曲・北原じゅん
~口笛を吹きながら~
「初恋によろしく」⇒1966.11。作詞・星野哲郎/作曲・米山正夫
~階段中央に上り、赤いライトの中でフラメンコのポーズを決めて…
「星のフラメンコ」⇒1966.7。作詞&作曲・浜口庫之助
☆舟木さんは本当に西郷さん思いです。いつかは奥さんからいただいたタイピン
をしっかりステージで生かしていましたし…。西郷さんは素顔は本当に真面目な
方で、舟木先輩のことを「フナさん、かずさん」などとは決して呼ばない方です。
トーク⇒一人でやっていると寂しいので、皆さんも…。ジャケットを脱ぐ。
<スタンディング>
「銭形平次」⇒1966.5。作詞・関沢新一/作曲・安藤実親
「君よ振りむくな」⇒1999.8。作詞&作曲・上田成幸
☆以前は「銭形平次」だけでしたが、80歳に近づけば近づくほど“負荷”をかけて
いますね。お客さんも負けていられません。
トーク⇒疲れた。でも80までやるんだ!!(盛大な拍手)。明日は節分でしょ。豆の数が食べられないんじゃなく、豆が硬くて食べられない(笑)。明日は盛大に豆を巻いてください。次は抒情歌。スローな曲ばかりでなく、テンポのある故郷メドレー形式で作ってみました。黒い襟、白いラメの入ったジャケット、黒のポケットチーフ、黒の蝶ネクタイに着替え。
「初恋」⇒1971.9。作詞・島崎藤村/作曲・若松甲
「まだみぬ君を恋うる歌」⇒1964.6。作詞・丘灯至夫/作曲・山路進一
「あなたの故郷」⇒1971.9。作詞・石本美由起/作曲・船村徹
「ふたつちがい」⇒1966.11。「舟木一夫の新吾十番勝負」に収録。
作詞・万里村ゆき子/作曲・船村徹
階段を上り中段へ。その後背中を向けて階段を上る。
「あゝ荒城の月かなし」⇒1973年。LP「オール・スター演歌の花道 石本美由起作品集」に収録。作詞・石本美由起/作曲・遠藤実
「荒城の月」⇒1968.9。作詞・土井晩翠/作曲・滝廉太郎
「絶唱」⇒1966.8。作詞・西條八十/作曲・市川昭介
トーク⇒好きで歌手になったのだからどんな歌でも歌うけど、本人がピンときていないのに時の勢いでヒットしちゃう歌がある。「涙の敗戦投手」…拍手が上がるも「今日は歌わない」(笑)。自分の好きな歌は後半のどこかに入れておくと疲れが飛んでいくんです。単に僕が好きな歌を2曲。
「高原のお嬢さん」⇒1965.10。作詞・関沢新一/作曲・松尾健司
「湖愁」⇒2022.12(新録音)。作詞・宮川哲夫/作曲・渡久地政信
☆舟木さんは拙著「決定版 舟木一夫の青春賛歌」のインタビューでも、「湖愁」
を歌っていると疲れが吹っ飛んでいくとおっしゃっていました。「高校三年生」に
導いてくれた歌は落ち着くんでしょうね。
トーク⇒デビュー当時の歌は懐かしいというだけでは届かない。いろんな思いが詰まっている。それは皆さんにとっても。衣装替え。黒い襟、赤いジャケット、グレーのポケットチーフ。
「あゝ青春の胸の血は」⇒1964.1。作詞・西沢爽/作曲・遠藤実
「仲間たち」⇒1963.11。作詞・西沢爽/作曲・遠藤実
「君たちがいて僕がいた」⇒1964.3。作詞・丘灯至夫/作曲・遠藤実
「高校三年生」⇒1963.6.5。作詞・丘灯至夫/作曲・遠藤実
「学園広場」⇒1963.10。作詞・関沢新一/作曲・遠藤実
<エンディング>
「青春の鐘」⇒1969.1。作詞・丘灯至夫/作曲・古関裕而
階段の上で片手を上げると幕が降りる。アンコールの拍手が続く。幕が開く。黒のジャケット、ネクタイをはずしてグレーのポケットチーフ。同世代の男の歌い手がいなくなった。ここまで来たら行けるところまで行きます!(拍手)。今年の80目指して、何はともあれ今後ともよろしく! 腰に手を当てぐいっと胸を張って…。
<アンコール>
「みんな旅人」⇒2017.1(新録音)。作詞&作曲・舟木一夫
☆舟木さんが最後(4番?)に歌われた歌詞は、気持ちがこもっていて熱くなりまし
た。舟木さんも歌いながら感無量だったのではないでしょうか。そんな思いが伝
わってきました。
最期は三方に挨拶して階段を上る。客席はスタンディング。客席に両手を大きく振り幕が降りる。
【満員御礼】
— アイエス (@aiesu_19711208) February 2, 2024
舟木一夫コンサート2024
大宮ソニックシティ
満員御礼🎊
毎年恒例の大宮ソニックシティでのツアー初日、今年も最高の形で迎えられました。ありがとうございます🙇♂️
今年も一年、よろしくお願いいたします。 https://t.co/ITIezeflsY pic.twitter.com/1FIfSUo5Vw
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《舟木一夫・2024年コンサートスケジュール》
■2月2日(金) 埼玉・大宮ソニックシティ
14:00
■2月22日(木) 長野・ホクト文化ホール 14:00
■3月6日(水)
神奈川・カルッツかわさきホール
14:00
■3月12日(火)
静岡・アクトシティ浜松大ホール
14:00
■3月26日(火) 兵庫・神戸国際会館 14:00
■3月27日(水) 大阪・フェスティバルホール
14:00
■4月5日(金)~7日(日) 京都・南座
「舟木一夫シアターコンサートin南座」
各日13:30
■4月12日(金) 群馬・高崎芸術劇場 14:00
■4月23日(火)~24日(水)
愛知・日本特殊陶業市民会館
14:00
■5月2日(木)~8日(水)
大阪・新歌舞伎座(神野美伽とのジョイント)
2日16:00/3日~8日13:30(5日休演)
■5月16日(木) 山口・KDDI維新ホール 14:00
■5月17日(金)
広島・ふくやま芸術文化ホール
14:00
■5月23日(木) 岩手県民会館
14 : 00
■5月24日(金)
青山・リンクステーションホール青森
14:30
■6月18日(火)
福島・けんしん郡山文化センター
14:30
■6月19日(水) 山形・やまぎん県民ホール
14:00
※確定分のみ掲載しています
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