舟木一夫さんと谷村新司さん
 

ロームシアター京都

 

 舟木一夫さんが2023年10月17日(火)に京都市左京区のロームシアター京都で行いました通常コンサートのアンコールの後に、自ら緞帳が降りるのを止めて、何のコメントもなしに歌われたのが「ジョニーの子守唄」でした。舟木さんらしい谷村さんへの追悼の表現でした。

 

【EP】アリス「ジョニーの子守唄/センチメンタル・ブルース」2

 

 この歌はアリスが1978年6月20日に東芝EMIからリリースした13枚目のシングルで、「作詞・谷村新司/作曲・堀内孝雄」の名曲です。舟木さんが8日に亡くなった谷村さんへの追悼の気持ちを込めて「ジョニーの子守唄」を歌われたことについて、舟友(あかねさす)さんからいただきましたコメントを参考に調べてみました。

 

 舟木さんは芸能生活35周年にあたる1997年7月に「思い出の歌、好きな歌12曲」としてリリースしたカバーアルバム「心に沁みた流行歌(はやりうた)~35th」の中の1曲に「ジョニーの子守唄」を収録しています。そんな好きな歌として選曲したこともあって、追悼曲として選ばれたんですね。

 

心に沁みた流行歌(はやりうた)~35thに

 

 

 また、舟木さんは1980年1月にアルバム「29小節の挽歌」をリリースしていますが、その中の1曲に「煙草のけむり」が収められています。この歌は谷村さんの作詞&作曲で、1976年12月にリリースした谷村さんの3枚目のソロ・アルバム「引き潮」にも収録されています。舟木さんが気に入って、谷村さんに話して歌・舟木一夫として歌ったんでしょうね。

 

 

 

 

 舟木さんは谷村さんが作詞された歌がお好きだったようで、後援会のための「ふれんどコンサート」などでは「秋止符」(作詞・谷村新司/作曲・堀内孝雄)に代表される谷村さん作詞の曲をよく歌われていますね。谷村さんも学生時代は舟木さんに好感をもっておられたという話もあります。

 

 「きみに花束を。あっこちゃんのブログ」に、舟木さんと谷村さんを結ぶ貴重なエピソードを載せておられますので、読んでいただければと思います。谷村さんが1997年6月21日に放送されたフジテレビ系の「LOVELOVEあいしてる」で「高校三年生」を歌われていたというお話です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いずれにしましても、多くの心に響く歌を残していただいた谷村新司さんのご冥福を心からお祈りいたします。

 

 

 ※「舟木さんと谷村さん」。さらに詳しい情報をお持ちの方はお知らせください。