2023年7月25日の浅草公会堂

 

舟木一夫コンサートに行ってきました

~2023.7.25浅草公会堂~

 

 

 舟木一夫さんは2023年7月25日(火)17時から、東京都台東区の浅草公会堂でスペシャルコンサートを行いました。27日(木)までの3日間連続公演です。早速、初日の観劇に行ってきましたので、トークも含めてご報告します。手書きのメモを基に作成しました。間違いのご指摘があれば訂正させていただきます。

 

みのもんたさん、マルベル堂などから花輪が届いていました

 

   舟木さんのコンサート活動を応援している㈱アイエスのツイッターによると、25日の初日は僅かな当日券も売り切れて「満員御礼」になりました。26日と27日のチケットは早くから完売しておりますので、3日間とも「満員御礼」ということになります。舟木さん、おめでとうございます!! 78歳、あっぱれ!!!

 

 

 展示ホールではチャンネルNECO主催の「日活映画ポスター展」が開催されています

 

スターの広場

 

7月25日に会場で配布されたチラシ

 

《曲目リスト》

(オープニング)

山のかなたに

あいつと私

雨の中に消えて

 

センチメンタル・ボーイ

ふたりだけの街角

ブルー・トランペット

星の広場に集まれ!

 

哀愁の夜

たそがれの人

高原のお嬢さん(バラード調)

湖愁

 

(スタンディング)

れ・く・い・え・夢

 

みんな旅人

高校三年生

あゝ青春の胸の血は

君たちがいて僕がいた

学園広場

 

絶唱

夕笛

残雪

 

花咲く乙女たち

くちなしのバラード

東京は恋する

北国の街

(エンディング)

友を送る歌

 

(アンコール)

夏子の季節

26日以降は同じ曲目になるか? 1曲増えるか? 1曲減るか?

 

 舟木さんは襟が黒、グリーンのジャケット、深紅のポケットチーフ、黒のベスト、サイドラインの入った黒のパンツ、黒の革靴姿。客席の手拍子とともに「山のかなたに」を歌いながら舞台中央の階段上でライトを浴びて登場。中段に降りて「あいつと私」、階段を下りて「雨の中に消えて」を歌唱。いずれもTVドラマの主題歌です。

 

 挨拶の第一声は大きな“叫び声”で「暑い~!!!」。これには会場もドッと湧きました。「暑い中をようこそ、有難うございます。せっかく浅草に来たので、この辺をぶらぶらしたいけど、僕もじいさんになったので暑さが怖くてじっとしています。あんまり暑いので、今日はこの辺で」とお礼しながら冗談を飛ばし、浅草の思い出話に。

 

 「浅草はいつ来ても町が変わらず、昔のままの風情を残している」と話し、「和紙のお店を覗くと舞台の台本の模様を思い出す」。舟木さんは舞台の台本の表紙周りのカバーをこの店の和紙で作っておられます。私は稽古現場で綺麗な台本を見たことがあります。そんな話の後、「浅草に来ると浅香光代さんを思い出します。あんなに浅草が似合う人はいなかった」。

 

浅草公会堂ホールの緞帳のひとつ

 

 「星の広場に集まれ!」を歌い終えた後、「ステージのスタイルや時間によって出てくる曲が違ってくるんですけど、時々その選曲が恥ずかしくなることもあります…♪若者の広場で星たちが~。(78歳には)星も見えません」(笑)。「ひどい暑さが続いています。今日もあちこちから足を運んでいただいて、少しお疲れの方もいらっしゃるでしょう。会場でゆっくり休んで疲れをとって帰ってください」(笑)。

 

 

星の広場へ集まれ!/北国の旅情[EPレコード 7inch]

 

 「私もあちこちだいぶ衰えてきました。この前2日間、続けて6時間、6時間スロットに行って、翌日起きて見たら片方の目が真っ赤でした。一昨年まで出来たことが、去年は出来なくなったり。年々出来ないことが増えてきますが、少し考え方を変えて、出来ないことを数えるより今年もちゃんと夏を迎えられた。ひと夏乗り越えて来年の夏もまたお会いしたいと…」。これには大きな拍手。

 

哀愁の夜

 

 上着を着替える。白の上着、黒のポケットチーフ。舟木さんの口笛が鳴り響き、「哀愁の夜」の世界へ。「たそがれの人」「高原のお嬢さん」「湖愁」と続く。「『湖愁』を歌っていると、なんだか落ち着くんですよ。可哀そうなのは『高原のお嬢さん』。『湖愁』の前歌のような扱いになっている。『湖愁』はこの『高原のお嬢さん』のバラードがとても似合うんです」。

 

高原のお嬢さん

 

 「『湖愁』を歌うと17歳のころに戻るんです。この歌を歌っていると、いつまでも歌っていられる気がする。(引退するまで)ステージで歌い続けます」。会場からきょう一番の大きな拍手。

 

湖愁

 

 「今年は大阪、神戸へ2度伺うことになるので、2度目は曲を変えなくちゃならない(拍手)。同じステージを見に来ていただく方に30%~40%は変わっていないといけない。歌で足りない部分は(顔を指さしながら)この美貌で…」。これは大受けで拍手、拍手。「暑い時も寒い時もワイワイ言いながら60年たった。これから先もライブというところに重点を置いてやっていきたい」。これには真面目な(?)拍手。

 

 ここからは半分冗句。「初日のステージの話の長さとか状態を見て、翌日の歌の数を調整する。短かったときは1曲プラス。長いときは1曲切る。しゃべりを短くはしない。歌が続くとお客さんが疲れてしまうので、おしゃべりがいる。僕の声はいいんですが、バンドの音はよくないから(笑)。合いの手のおしゃべりが大事なんです。初日は短いと思ったら伸ばし、長いと思ったら端折る。今日のお客さんはお得です」。

 

 

 上着を脱いでスタンディングの「れ・く・い・え・夢」を歌い終えると、バンドの方を向いて「次は何歌うの?」。バンドがつぶやくと「え? 最近耳遠いんだ。もう一回言って」。ここで「みんな旅人」を枕にして「高校三年生」などのデビュー当時の歌を並べて歌う。「みんな旅人」の後に黒の上着を着る。白と黒のポケットチーフ。

 

展示ホールの「日活映画ポスター展」から

 

 「学園広場」を終えると、「ブルースが好きで歌手になった僕は、いつか黒のタキシード一つで1時間半のステージが務まる歌手になりたかった。しかし、それだけではお客さまを楽しませられないことも分かりました。自分の好みは置いておいて、色んな色(の衣装)を着ています。“衣装化粧も木戸のうち”です」。

 

 「着替える場所を間違えちゃうと、スタッフが気を利かしてスーっと黒い壁(幕)が出てくる。構わないと言うと、着替えが見えちゃうからと。女の子じゃないんだから、今度Tシャツとショートパンツで出ちゃうから」。客席は大笑い。

 

 

 「次はこんな優しく清らかな歌も歌っていたんだと。今はなくなってしまった、僕たちの時代はまだあった“抒情歌の世界”。そんなところを思い出していただければ」ということで、「絶唱」「夕笛」「残雪」。

 

 

 「いずれも映画の主題歌になったもの。ワンシーンワンシーンを覚えている。映画では『友を送る歌』のラストシーンが一番好きだった。流行歌手の中で、僕ほど沢山の映画を撮った人はいない。この美貌のゆえでしょう」。会場から大きな拍手。「沢山の映画俳優という人たちと共演してきました。二谷英明さんにもお世話になりました。捨てようとしても捨てられない映画の思い出があります」。

 

「友を送る歌」のポスター。右下が二谷英明さん

 

日活映画ポスター展から

 

 薄茶色に茶色のチェックのラインが入った上着、黒と白の模様のポケットチーフに着替え。「花咲く乙女たち」から「友を送る歌」まで。一度幕が下がり、アンコール。全員スタンディングで「夏子の季節」。バンドのメンバーもコーラスの女性も白シャツ姿で立って演奏、歌。白シャツ姿の舟木さんも全く疲れを見せずにノリノリで手拍子を求めながら熱唱しました。

 

25日の浅草・仲見世通り。外国人が多い!!

 

雷門前から望む東京スカイツリー

 

7月25日の浅草・雷門

 

 

 ㈱アイエスが7月26日にツイッターしましたので、以下に添付します。2日目のトークでは、先日引退した方をはじめ“先輩談議”に花が咲いたようですね。舟木さん、トークも絶好調のようです。

 

 

   以下は㈱アイエスの3日目(27日)のツイッターです。