舟木一夫コンサートに和泉雅子さん、神野美伽さん

~新橋演舞場公演初日、3日目を観て感動~

 

 3月27日から29日までの3日間、東京・新橋演舞場で行われた「舟木一夫シアターコンサートin新橋演舞場」。その初日に女優の和泉雅子さん、3日目に歌手の神野美伽さんが会場に姿を見せ、舟木さんのコンサートを楽しまれました。和泉さんは舟木公演の“常連”、神野さんは久しぶりの観劇でした。いずれも舟友さんからの情報です。

 

― NHKアーカイブス 人物録より ―

 

 和泉さんは、舟木さんが新橋演舞場で公演を行う際は必ずと言っていいほど顔を出し、公演が始まる前に楽屋を訪ねて“舟木クン”としばし談笑した後、公演を最後まで観劇されます。ファンの皆さんのお邪魔にならないように一番地味な服装で出かけたと言う和泉さんに、今回のコンサートの感想を聞いてみました。

 

 和泉さんは公演開始ギリギリで入場した際、右側の一番後ろに、ご主人に付き添われて来られた車椅子の女性がいることを確認していました。舟木さんの「銭形平次」が始まり、「君よ振り向くな」に繋がって行くと、会場の全員が立ち上がって頭の上で両手を強く叩いて盛り上げます。

 

 和泉さんはスタンディングの途中でふと後ろを振り向いた時、あの車椅子の女性がスッと立ち上がり、手を挙げて叩いている場面に遭遇しました。ご主人も実に楽しそうでした。車椅子の女性まで瞬時にその世界に連れて行く…。和泉さんは「舟木クンの“力の凄さ”を感じたわ」。舟木さんの歌の力を改めて知ることになるお話です。

 

 

 一方、神野さんはご自分のブログに「久しぶりに舟木さんの生の歌声を聴かせていただき、その変わらぬ姿に驚く気持ちと感激を抑えることができませんでした。昨年60周年を迎えられ、78歳になられた今日もバリバリの現役でシアターコンサート、ホールコンサートをなさっている舟木一夫さん。プロの姿を観させていただきました」と綴られています。

 

 

 神野さんが舟木さんに出会ったのは今から32年ほど前。初めて大阪・新歌舞伎座で看板を上げた際、舟木さんや美川憲一さんらが芝居とショーの脇を固めてくれたと言います。舟木さんとはその後、番組で数回しかご一緒しなかったということですが、舟木さんのことを秘かに尊敬されていたんでしょうね。

 

 神野さんは終演後、舟木さんの楽屋に招待され、「本当に嬉しい心に響く言葉を沢山いただきました。長い長い時間が過ぎて、まためぐり逢えたような気持ちでおります。今日はとても嬉しい幸せな日でした」とブログに綴っています。舟木さんとお客さんの一体感は、他の歌手には真似することが出来ないことで、神野さんのように舟木さんを慕う後輩歌手は何人もいると思いますね。