舟木一夫in歌舞伎座⑤

~コンサート2023.3.23~

 

 大阪・上本町の新歌舞伎座で18日(土)から行われていた「舟木一夫コンサートin新歌舞伎座2023」は23日(木)、満員御礼の中、千穐楽を迎えました。外では朝から別れを惜しむ涙雨が降り続きました。舟木さんはこの後3日間だけの休みで、来週27日(月)から29日(水)まで、東京・新橋演舞場でシアターコンサートを行います。結構、強行スケジュールです。中身も全て変わります。78歳とは思えない活動力ですね。

 

 

 23日の新歌舞伎座の正面には「本日千穐楽」と「満員御礼」の垂れ幕が出ました。千秋楽とも書きますが、江戸時代には「秋」の右の「火」が火事を連想させることから、縁起のいい“亀は万年”の「亀」を右に付けるようになったようです。新歌舞伎座のように花道がある劇場には「穐」が似合います。

 

 舟友さんによりますと、23日の千穐楽も19日に続いて、第一部の「河内おとこ節」を歌う際に、舟木さんが中村美律子さんの形態模写をされ、腰を落として膝を曲げながら♪河内~~~とうなってくれたそうです。私がお邪魔した21日だけやってくれなかったようで、残念でなりません(笑)。舟木さんは公演後、お元気にお帰りになったとのことです。その他、詳しい情報が入れば、改めてご報告させていただきます。

 

 きのう書き忘れましたが、1964年9月にリリースされた「青春の大阪」に関して舟木さんがトークで触れられたそうです。B面が島倉千代子さんの「小鳥が来る街」になっていることについて、大変恐縮したものの島倉さんが“姉さん対応”で何も言われなかったこと、また、島倉さんが強い近視でコロムビア大行進の時は階段を降りる際、舟木さんが手を添えたが噂ひとつ立たなかった(笑)ことなどに触れられたようです。

 

青春の大阪 / 舟木一夫 (CD-R) VODL-37421

 

 島倉さんは舟木さんより6つ年上。当時は2人とも20代でしたから、噂の一つぐらい出てもおかしくなかったわけです。ちなみに、この2曲は大阪市の「緑化百年宣言」を記念して作られたもので、島倉さんの「小鳥が来る街」は大阪市役所の昼休みの庁内放送で流されていましたが、橋下徹さんが市長になってから「変な音楽!」と言って別の曲に変えたとのことです。世代間ギャップだけでは済まされませんよね。

 

―緑化の願いを込めて1964年4月22日(昭和39年)大阪市が「緑化100年宣言」を発表する

 

  ところで、舟木さんやバンドのメンバーも一生懸命応援し「君が代」まで合唱されたWBC世界一の侍ジャパンの監督、選手、スタッフらが帰国し、凱旋記者会見を開かれましたので、その模様を載せておきます。ゆっくりご覧ください。

 

 


              

 舟木一夫さんの大阪・新歌舞伎座でのコンサート中、沢山の皆さまにブログを読んでいただき、音楽アーティスト・ランキングで第1位が続きました。大阪に行かれない舟木ファンのためにも多少はお役に立てたようで、ホッとしています。と同時に、舟木さんの相変わらずの人気の凄さを感じることにもなりました。改めて、御礼申し上げます。今後とも、よろしくお願いいたします。akira