舟木一夫in新歌舞伎座④

~コンサート2023.3.22~

 

 

 大阪・上本町の新歌舞伎座で22日(水)に行われた「舟木一夫コンサートin新歌舞伎座2023」で、舟木さんと会場のお客さんが全員起立して「君が代」を大合唱(大斉唱)する光景が見られました。この日も「満員御礼」の垂れ幕が出ていましたので、“荘厳な景色”だったのではないでしょうか。

 

 

 

 ことの発端は、前日21日のコンサートで、WBCの準決勝で侍ジャパンがメキシコに劇的サヨナラ勝ちをしたのを受け、舟木さんが「あすのWBCで日本は優勝します。その時は私が『君が代』を歌います」と約束しました。ふたを開けた22日のアメリカとの決勝戦で侍ジャパンが3対2で競り勝って世界一の偉業を達成したため実現したものです。

 

 

 “野球繋がり”を重視した舟木さんは第二部の「涙の敗戦投手」を歌い終えた後、「高校三年生」に入る前にバンドを止めました。そして、WBCは凄いという話をしながら「昨日言っちゃったから、歌わないと…」と客席のお客さんに語り掛け、「起立しないと校長先生に叱られる」と全員起立するよう促しました。歌うように促したわけではありませんでしたが、全員が起立してバンドの演奏が始まり舟木さんが歌い始めると、お客さんも誰となく歌い始め、全員での大合唱(大斉唱)になりました。

 

 

 「第九」の合唱は聞いたことがありますが、歌手のコンサートの途中に、こういう形で「君が代」の大合唱(大斉唱)が行われるのは極めて稀有な出来事だったんじゃないでしょうか。この情報を寄せていただいた舟友さんは「大感動でした!!!」とメールを送ってくれました。稀な出来事だけに、私もその場に参加していれば…と思ったりもします。いずれにしましても、舟木さん、約束をしっかり守っていただき、有難うございました。