シチュエーション企画:お泊まり台本(男性ver)
・・・
SE:ゲームの音
はぁ…。
またやられたのか?ふっ、本当に下手くそだなお前は。
まったく、ゲームがクリア出来ないからアドバイスしてくれと言われて
来てみればひどいものだな。これでは処置なしだ…
少しくらい何か言ったところで…いいから言ってみろ?
そうだな…まずはもっと落ち着け。いきなり襲われても慌てずに回避して…
……回避しすぎだ、なぜ隠れてもいない穴に落ちる?
何度同じところでやられているんだお前は…。
そこだ、そこ。いいか、合図したらジャンプして横に避けろ。
3,2,1…今だ。…おい、なぜまっすぐ飛ぶ?横に行けといっただろう?
何?俺のアドバイスが悪いだと?
もういい、貸せ。
うるさい、耳元で騒ぐな。百聞は一見に如かず、よく見ていろ。
よっ、っと…こうして…ここだ! よし、倒したぞ。
…なんだその恨めしそうな眼は。
まったくお前は昔から変わらないな。
いつも何かしら問題をもってきては俺になんとかしろと…。
変わったのはママゴト遊びがゲームや宿題になったというだけだな。
なっ、あのとき旦那役をやっていたのは別に…嬉しかったわけじゃない!
付き合ってやっていただけだ。
やれやれ、お前といると調子が狂う。しゃべりすぎで喉が渇く。
SE;飲物を飲む
ふう…ん?ママゴトをしたあのときみたい?
何をいっているんだ?土の団子?…食べた?…はっ!?あれは…。
あんな泣きそうな、いや泣きながら食べてと言われて無視するわけにも
いかないだろう。
嫌なことを思い出させるな。確かにあのときは慌てて水を随分飲んだな。
生涯土の塊を食うことなど二度とないだろうな。
まあ…お互いに子供だったということか。
といっても、お前は今でも子供だがな。
昔、か。色々と懐かしいな。ん?ほかに一緒にしたこと?ああ…
昔は性別も何もなかったようなものだったからな。
お前ともよく一緒に風呂に入ったもんだ、1日中泥まみれで遊んだあとに…
ん?
「どうせなら今日も一緒に入るか?」だと?
な、なにを言い出すんだお前は!
少しはそういう無防備なところを改めろ。まったく…
照れてなどいない。びびってもいない!…そこまで言うならいいだろう。
風呂の1つや2つ一緒に入ってやろうじゃないか。
どうした?先に入るぞ。
SE:桶の音、水音
こら!湯船につかるまえにしっかり身体を洗え!
髪!泡がついてるぞ。顔を洗ったのか?背中は?
届かない?…ったく。ほら、背中。
…はやくしろ!背中を流してやるといっているんだ。
俺は保護者か?やれやれだ。…あのころに比べると、大きいな。
胸のことじゃない!背中だ背中!ったく。流し終わったぞ。
バカなこといってないで湯船に入れ。
SE:水をかけられる
なっ!こら、やめろ。ただでさえせまい浴槽で…
SE:水掛け数回
いい加減に…しろ~!
SE:水掛け
SE:風呂サッシの開く音
暑い…ついつい向こうのペースにはまってしまった…。
ほら、来い!濡れたまま横になるな!
SE:ドライヤー
元気だけが取り柄なんだろう?風邪でも引いたらどうする。
言っておくが俺は看病などしないからな。せいぜい自分で…ん?
何を笑っている!ほら、終わったぞ。
…ん?どうした?髪を…乾かしてくれるのか?
ふむ、ではたまにはお願いするとしよう。ちょっと冷えてきたところだ。
SE:ドライヤー
暖かいな。冷えた髪があたためられて気持ちいい…。暖かい…ん?
あつ!熱い!おいちょっと近いんじゃ…
SE:ぶつかる音
いってぇ!あちぃ!…はぁ。
なんで髪さえ普通にかわかせないのだ…。
すっかりお前のペースにはまってこんな時間だ。いい加減寝るぞ。
ベッドつかえ。電気消していいか?おい…なんだ?もう寝たのか?
黙っていれば…俺が使えるまくらはあるかな…
SE:枕ぶつけられる
ぐっ…おのれ、お前はいつまでもいつまでも~!
いい加減大人になったらどうだ!楽しい楽しくないじゃない!
そもそも無防備過ぎるぞお前は!自分が女だっていうことを自覚して…
…寝たのか?おい!おい!…ったく、はしゃぎつかれて眠っちまった。
本当にどこまでも無防備なやつ。…何か言ったか?寝言か。
眠ってもうるさいとは呆れたもんだ。
そのうるさい唇、俺が塞ぐぞ…
・・・
終了
・・・
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